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オランイェ、WKに向けて2試合目も勝利

23人枠が決定して初の親善試合となった2日のガーナ戦、オランイェはフライブルクでのメキシコ戦(2-1)に続いてデ・カイプで4-1と勝利した。

「テストは終わりだ」と語っていたファン・マルワイク。言葉通り4-2の部分にはレギュラーメンバーが並んだが、GKはステケレンブルフが欠場しフォルム、問題のアタッカー陣はスピッツのファン・ペルシの背後にカイト、スナイデルアフェライが並んだ。ロッベンは先週の臀部の負傷で調整遅れのために欠場。「土曜のハンガリー戦には出る」とコメントしている。

攻める気配の見えないガーナに対し、序盤からボールを支配するオランイェ。この日もアフェライを中心にゴールに迫るが、ガーナの赤い壁の前に決定機を生む事はできず、単調な攻撃に終始。29分 スナイデルのパスに対してオフサイドポジションにいたファン・ペルシのシュートをガーナのGK キングストン弾き、カイトが詰めて先制。

HTにフォルムに代わりボシュケルが39歳史上最高年齢でデビュー。やや積極的な動きを見せ始めたガーナに対し、なかなかフットボールのできないオランイェだが、60分過ぎにアフェライに替えて予定通りファン・デル・ファールトが投入されるとボールがダイナミックに動き始める。ファン・デル・ファールトがファン・ボメルとの浮き球ワンツーで抜け出して2点目。その後、マタイセンとジオが一瞬お見合いでガーナのFW ギャンに決められ失点するが、直後にファン・デル・ファールトが意表を突いたロングシュートでキングストンを脅かすと、それで得たCKをファン・デル・ファールトが後方に大きく蹴ると、待ち構えていたスナイデルがダイレクトでシュート。紙一重でガーナの選手たちの間をすり抜けてそのままゴールし3-1。最後は右サイドで良い動きを見せていたファン・デル・ヴィールのスルーパスに反応したファン・デル・ファールトがキングストンに倒されて得たPKをファン・ペルシがいつも通り豪快に決めて4-1となり、スタンドのサポーターが「カンピューネン!カンピューネン!」と歌う中で終了。

後半終盤から投入されたバベル、エリアは特にインパクトを残せず。

オランイェはこれで18戦無敗の新記録を達成した。

STATISTIEKEN:

Nederland – Ghana 4-1 (1-0).

Scoreverloop: 30. Kuyt 1-0, 72. Van der Vaart 2-0, 78. A. Gyan 2-1, 80. Sneijder 3-1, 87. Van Persie 4-1.

Opstelling Nederland: Stekelenburg (46. Boschker); Van der Wiel, Mathijsen, Heitinga, Van Bronckhorst; De Jong, Van Bommel; Kuyt (73. Babel), Sneijder (83. Elia), Afellay (63. Van der Vaart), Van Persie.

ベルト・ファン・マルワイク

「確かにラファエル・ファン・デル・ファールトは良かったが、良かった選手はたくさんいた訳で、彼だけが良かったわけではない」

「私はいろいろなコンビネーションを試したかった。イブラヒム・アフェライはロビン・ファン・ペルシ、ウェズレイスナイデルとの組み合わせでもう一度見てみたかった。彼はここ数週間良い動きを見せているからね」

「失点はDF陣の意思疎通のミスによるもの。あれ以外我々は一度もチャンスを与えなかった。ああいう事がもう一度起こる事はあり得ない。我々はしっかりゲームをコントロールしていた。良いプレーができていた」

「我々は多様な攻撃ができる。私は幸せだ。いろいろな方法で危険を作れる事を誇りに思う。だがまだ求められる事がいくつかある。それも準備していかないと」

ロッベンはリスクを負わせたくなかった。ファン・デル・ファールトではなくイブラヒム・アフェライをスタメンにしたのは、イブラヒムをもう一度見たかったからだ。まぁファン・デル・ファールトは良くやってくれた。左サイドでも良いプレーができる事を見せてくれた。だが彼がフットボールができる事は我々は当然すでに知っていた。私はチームにとってベストな形を探さなければならない」

「選択肢はたくさんある。終盤によりスピードのある選手をサイドに投入するのはWKでも有効だろう。攻撃陣をどう選ぶか、土曜のハンガリー戦が楽しみだよ。南アフリカでどういうチームにするかは、もう頭の中にある」

ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト

「我々は良いプレーをしたし、集中していた。組み立てはかなり練習した。WKではもっと中盤をタイトにしてくるチームと当たるだろう。ガーナ相手に我々は忍耐強い所を見せたし、フリーな選手がいつも良い反応をしていた。ボールを失った時の対応も上手くできた。すぐにプレッシャーをかけて、即座に取り戻せた場面も何度もあった」

「視点はボールが私とヨリス・マタイセンの間に落ちたんだ。私は彼にクリアしろとコーチングしたんだが、二人で見合ってしまった。ああいう事はあってはならない」

ラファエル・ファン・デル・ファールト

「上出来だったんじゃないかな。もちろんスタメンで出たかった。いつだってスタメンで出たいんだ。でも良いところを見せられて嬉しいよ。スタメンに相応しいだけのプレーは見せられたと思う。監督が考えを変えてくれるまで一生懸命やるよ。WKでスタメンとしてプレーしたいのは当然の事だ」

ガーナのMilovan Rajevac監督

「オランイェは世界でベストのチームの一つだ。こういう相手には4-1という結果は起こりえるもの。それにこの準備段階では私はほぼ全ての選手にチャンスを与えなければならなかった。たくさんの交代のために、特に我々の戦術が悪くなってしまった」

後半途中までいつも通りつまらない試合でした。ファン・ボメルとデ・ヨングが揃ったわけですが、繋ぎのショートパスばかりで大きい展開がないためか、なかなかサイドを使えず、アフェライは中へ中へと入り、カイトは右サイドに張るもボールが来ず。守るだけの相手に中央突破を繰り返してなかなかフットボールになりませんでしたが、ファン・デル・ファールトが入ってさすがのプレー。左サイドを使ったわけではないですが、クリエイティビティで尽く違いを作っていました。

先週のトレーニングキャンプで課題だったボールを奪われた時の対応は、すぐにチェックに詰めるシーンと慌てずに下がって守るシーンの両方が見られ、考えてやってるのかどうかよくわかりませんが、アフェライは相変わらずマークが甘い感があります。ファン・デル・ヴィールも時々不用意に中に入ってボールを取られるミスがあり、本番は勘弁してもらいたいもの。まぁ全体的にガーナがやる気なさ過ぎでしたが、結果的に攻撃陣の層の厚さを感じさせた試合でした。

ベルタスは慎重なコメントですが、これでスタメン争いが非常に難しくなったのは確か。スナイデルもそんなに良かった訳じゃないんですが、まだまだ調整段階。土曜日はロッベンが戻る予定ですが、どっちのサイドで使って誰がはじき出されるか・・・。というか、これまでウィンガー2枚が基本だったのがここに来て怪しくなってますね。この日のように攻撃が中央に寄りすぎる怖れがありますが、ロッベンが入ってどうなるか。

ベルタス、twitterを許可

スペイン、イングランドの監督はWK期間中にtwitterを禁止するが、ベルト・ファン・マルワイクは咎めない考えだ。

「安全面さえ考慮すれば選手たちがtwitterをするのは構わない」

ファン・デル・ヴィールは懲りずに再開したのね。