フットボールをよりフェアで魅力的なものにするために新ルールについて取り組んでいるKNVB. VAR制度のテストがすでにIFAB主導に移り、各組織が参加して行われている段階になったことで、KNVBはすでに次の構想に移っている。11月7日火曜日の夜 FC リセとクイック･ボーイズとの練習試合においてセルフパス、キックイン、新PKルールの3つの新ルール案がテストされた。特にすでにホッケーにおいて大成功を収めたセルフパスに大きな手応えが得られている。
1. セルフパス
ファールを受けた場合とアウトボールの場合の再開時にドリブルでの再開を認めるセルフ･パスを導入。リスタートの笛を待つ必要も無く、プレーがよりスピーディになり、プレー時間も増える。
2. キックイン
スローインを廃止し、代わりにキックイン(セルフパスによるドリブルインを含む)を導入。特にボールロストの可能性が大きいスローインでのゴタゴタが減り、プレーがより魅力的になり、さらにスピードアップとプレー時間増加が期待できる。
3. 新PKルール
PKが与えられるのは「得点機会阻止の場合のみ」で、ペナルティエリア外でも得点機会阻止ならPKに。ペナルティエリア内での通常ファールは直接FK。PKの場合はファールを犯した選手は得点機会阻止により常にレッドカードを受ける。エリア内での悪質なファールはレッドカードになるが、それも得点機会でなければPKにはならない。シュワルベ抑制とプレーがよりフェアになるとの期待。
試合は30分×2で行われ、クイック･ボーイズが4-3で勝利。PKシーンは無かったが得点のほとんどは終盤に生まれ、プレーが全体に加速したことで選手たちの疲労が大きくなったためと考えられる。
KNVB stimuleert testwedstrijd in Lisse: 'Wij zijn voor innovatie'
FIFAでフットボール面の技術的発展について仕事をしているマルコ･ファン･バステンもスタンドで観戦
「初めて目にするものだった。KNVBのとても良いイニシアティーフ。エリア外のファールでのPKだけ無かったが、他は見れて良かった。特にセルフ･パスはプレーをスピーディにすると言えるだろう。まだそれ以外の点もかなりたくさんあるが、一度の20の新しいことは試せない。端的に言えば、良いテストだったが、まだたくさん継続が必要」
KNVBのオペレーション･ディレクター ハイス･デ･ヨング
「我々は選手と観客のためのフットボールを組織している。彼らが変化を望むなら我々はそれをやってみるし、少なくとも我々は新ルール議論にオープンだ」
今回のテストゲームで笛を吹いた元トップ主審 ピーター･フィンク
「純粋なプレー時間は増えたと確信できる。普通なら笛の度に選手たちが文句を言うが、今回はそうならなかった」
https://nos.nl/artikel/2201766-van-basten-geniet-in-lisse-van-de-intrap-en-de-self-pass.html
https://www.knvb.nl/nieuws/themas/arbitrage-20/40981/knvb-stimuleert-testwedstrijd-lisse-zijn-voor-innovatie
