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効率的なShakhtarに敗れる(CL: Shakhtar-thuis)

フェイエノールトはChampions Leagueグループステージで3試合を終えて勝ち点無し。監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームは火曜夜にデ・カイプで効率的なShakhtar Donetskにレベルの差を認めざるを得ず、1-2で敗れた。ウクライナ人たちは早々のスティーヴン・ベルフハイスの先制ゴールをひっくり返すのに2回の良いチャンスで十分だった。

 

雰囲気に満ちたデ・カイプでフェイエノールトは華々しいスタート。チームは序盤Shakhtarを激しく追い立て、その結果1分もせずにゴールが生まれかけた。ベルフハイスからのボールでジャン・パウル・ボエチウスがGKの前にフリーで飛び出したが、このウィンガーが触ったボールは不運にもバーの上に。数分後には再びフィットしたニコライ・ヨルゲンセンも意欲的なところを見せたが、シュートは枠を逸れた。

 

さらに数分後にもベルフハイスが精力的な姿勢を見せ、トニー・フィレーナのシュートをAndriy Pyatovがコントロールできなかったボールに反応。このFWがリバウンドをヘディングで決め、CLホーム2試合も無条件でチームを支えていたヘット・レヒューンと共に大きなフェストでゴールを祝った。

 

ベルフハイスにはこの夜はShakhtarがボールを持った時にはフィレーナ、カリム・エル・アマーディ、ソフィアン・アムラバトのいる中盤に下がるという特別な役割が課されていた。アムラバトはバルト・ニューコープが今シーズン公式戦初出場を果たしたことで右バックポジションから中盤へ。スフェン・ファン・ベークも怪我のレナート・ターピアに代わって今シーズン初スタメン。

 

ファン・ブロンクホルストの戦術は上手く機能していたが、Shakhtarが前半半ばにほぼ何も無いところから同点に追いつくのをフェイエノールトは防ぐことができなかった。FredがスルーパスでDF陣を驚かし、Bernardがブラッド・ジョーンスをかわして1-1. これがウクライナ人たちにとって前半最初のベストチャンスだったことだけでも十分痛い失点だが、彼らはこれで2点目を決める多くの時間とスペースをペナルティエリアで得る事になった。Bohdan Butkoが最終ラインからファーポストに上げたボールを、Bernardはフリーでヘディングすることができた。

 

フェイエノールトにとっては同点にされたあともピッチ上でチームとして一体感を守り、後半も激しさを持ってスタートしていただけに、余計に辛い失点だった。ビハインドを背負ってからフェイエノールトが立て直しにかなり苦しんだのは、ニューコープ(イェンス・トールンストラと交代)とヨルゲンセン(サム・ラーソンと交代)がまだフル出場できるフィジカル・コンペティションでは無かったたために、ファン・ブロンクホルストが交代枠を2つ使わざるを得なかったせいもあっただろう。

 

Yaroslav Rakitskiyが2枚目のイエローカードで退場になった残り15分になってようやく、ヘット・レヒューンは良い結果を再び信じ始め、ファン・ブロンクホルストは即座にファン・ベークに代えてミヒル・クラーメルを投入、せめて1pt得るために最後のカードを切った。しかしフェイエノールトが同点に迫ったのはクラーメルのヘディングがブロックされた僅かに1度だけ。この結果CLでの冬越えは3試合を終えてすでに頭から消しても良さそうだ。

 

Feyenoord - Shakhtar Donetsk 1-2

Scorverloop:

7’ Steven Berghuis 1-0

24’ Bernard 1-1

54’ Bernard 1-2

 

Scheidsrechter: Alberto Undiano Mallenco

Rode kaart: Yaroslav Rakitsky (2xGeel)

Gele kaarten: El Ahmadi, Amrabat (Feyenoord), Taison, Kovalenko, Butko (Shakhtar)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Brad Jones; Bart Nieuwkoop (61’ ), Sven van Beek (77’ ), Jerry St. Juste, Ridgeciano Haps; Sofyan Amrabat, Karim El Ahmadi, Tonny Vilhena; Steven Berghuis, Nicolai Jørgensen (67’ ), Jean-Paul Boëtius.

Shakhtar Donetsk: Andriy Pyatov; Bogdan Butko, Ivan Ordets, Yaroslav Rakitsky, Ismaily Gonçalves dos Santos;

Frederico Rodrigues Fred de Paula Santos, Taras Stepanenko, Romero Marlos Bonfim (92’ Oleksandr Zubkov);

Bernard Anício Caldeira Duarte (70’ Viktor Kovalenko), Taison Barcellos Freda, Facundo Ferreyra (77’ Davit Khocholava).

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/feyenoord-shakhtar-donetsk-uefa-champions-league-2017-2018/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「試合後の気分はこれまでの2試合とは違う。我々は素晴らしいプレーだったし、CLの中でチームとしてまた一歩前進したと思う。相応しい先制だったが、1-1にされるのが早すぎたのが残念。これはShakhtarのクオリティでもある。彼らは非常に良いチームでこのレベルでのプレーに慣れている。我々は上手く守っていたが、残念ながら結果として何も得られなかった」

 

「終盤にゴールを奪えなかったのは交代のせいでもある。バルト、ニコ、スフェンのフィットネスで交代策は計算していたこと。60分以降は交代策を採らざるを得ず、そこから低調になっていったのは見ての通り。ただ3人とも予定していた時間の中でしっかりやり切ってくれた。日曜に向けてそれが最も重要なこと」

 

「まだ冬越えの芽が消えたわけでは無いが、これでかなり難しくなった。だがチームとして前進しているのが見えているし、我々はこういうチーム相手に求められるレベルに次第に近づいている。まだ結果に繋がっていないのが残念」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-gevoel-anders-dan-na-eerste-duels

 

カリム・エル・アマーディ

「さらにクオリティが必要。僕らはまずまず良い試合をしたし、特に最初の30分間はとても良かった。昨シーズンのホームゲームで何度もやっていたように早めにプレッシャーを掛けた。ただCLレベルは90分間全力では持たない。あるタイミングでShakhtarが切り替え、彼らには僕らのプレッシャーをフットボールでかわせる抜け目ない選手たちがいた。CLで経験を積んでいる選手たちの抜け目無さが見えた試合。僕らもこれまでの試合から学んだし、良い姿勢で臨んで多くのチャンスを得たけれど、終盤、僕らはもっとずる賢くプレーしなければいけなかった」

「引き分けが相応しかったし、この試合についても振り返って良い話はできるけれど、もうどうにもならない。これでCLでの冬越えかなり難しくなった。この試合は前進と捉えているけれど、そこは現実的にならなければいけない。もちろんまだ3試合あるし、諦めはしない。Shakhtarとのアウエーゲームはこれで勝つしかなくなった」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/44581-el-ahmadi-we-kunnen-goed-praten-maar-hebben-niks.html

 

スフェン・ファン・ベーク

「スタートはとても良かったと思う。早めにプレッシャーをかけ、早い段階で先制もしたけれど、そこから愚かなシーンのせいですぐにまた1-1にされてしまった。残り時間僕らはまた良い試合をしたと思うけど、何も得られなかった」

「彼らは2回のチャンスで2回得点を決めたと思う。最後は僕らも良いチャンスがあったけれど、それはまた決まってくれなかった」

「自分に力強さを感じているし、感触は良い。僕らは素晴らしい試合をしたと思うし、自分次第なら僕はこれからもプレーするだろう」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/44583-van-beek-prima-wedstrijd-maar-je-hebt-niks.html

 

バルト・ニューコープ

「監督に直訴?いや、僕はそういうタイプじゃ無い。監督が僕の方に来るまで待っていたし、その時が来た。またピッチに立てて嬉しいよ。すでに数週間フルメニューをこなしているし、足に自信を感じる。スプリントをしてももう何も気にならない。そこだけがポジティヴだね。日曜?フィットしていれば僕はまたピッチに出るだろう」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/44588-nieuwkoop-fit-als-het-moet-dan-sta-ik-er-weer.html

 

スティーヴン・ベルフハイス

「こういう相手に力を測りたいものだし、この相手に結果を得たいもの。ゴールという結果を得られたけど、だからこそ何も得られなかったのが余計に悔しい。でも相手のクオリティを見れば。何人かは本物のトップ」

 

https://www.fr-fans.nl/nieuws/32974/berghuis-je-bent-eindelijk-op-dit-niveau-en-dan-wil-je-wat-laten-zien

 

ソフィアン・アムラバト

「もちろんこれで難しくなったけど、まだ可能性はある。常套句だけどボールは丸い。まだ3位になるチャンスがあるのは間違いないと思う」

「前半は今シーズンのベスト?もしかしたらね。AZ戦も取っても良かったと思うし、PSV戦の後半もとても良かった。45分間良いプレーはもっとしている。日曜に向けて?僕らはデ・クラシケルへの準備は間違いなくできているよ」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/44585-amrabat-ik-denk-dat-er-zeker-nog-kansen-zijn.html

 

 

ニコライとスフェンにバルトも戻ってかなり予想外のスタメンでしたが、さすがにこれだけ揃うとCLでもそれなりの試合にはなります。決してノーチャンス・ゲームでは無かったのは明らかですが、ミスからの失点もあり、このレベルで勝つにはベストゲームで無いとかなり厳しいのが現実。1点目はボエチウスのつまらないボールロストからスルーパス1本で決められ、2点目はバルトが背後で相手をフリーに。

 

試合展開としては期待通りの早めのプレッシャーから先制。最後の15分ほどは非常に良い内容でしたが、相手にもフットボールをされ、さらに自分たちがボールを持っても動きが止まってしまってプレーが停滞。後半出だしはまた良くなって、かなり上手く奥行きを出してましたが、交代の予定を考えるとやはり2失点目は致命的でした。

 

全体的に見るとスフェンが素晴らしいプレーでした。1年半の苦しい時期から戻ってすぐにこのレベルでしっかりやれているのは本当に素晴らしいことで、見ていて涙が出ます。バルトも失点シーン以外は強力なFW相手にかなりやれていたので、ようやく右バック問題は解決。ニコライは言うまでもありません。ちょっと彼がいない状態は勘弁して欲しいくらいチームのフットボールに差が出るので、今後はもう怪我が無いことを願います。

 

クオリティの差が最もあるのは中盤に無理が利いて違いを作れる選手がいるかどうかでしょう。特にトニーはこのレベルにはまだまだまだまだ及んでおらず、ボエチウスもスペースが得られないとなかなか試合に入れず。中盤はアムラバトがもうスタメンから外せそうにないので、いよいよ相手によってイェンスかトニーかを選択、になるかどうか。

 

3位冬越えの目標を考えるとかなり残念な結果ですが、まぁどうしようもないので、まずは日曜に向けて良いレベルで良い試合ができたことをプラスに捉えるしか無いでしょう。デ・カイプでそろそろ勝たないと・・・