ヨング・オランイェはEK予選で初勝利。KNVBの監督 アルト・ランゲレーのチームは金曜にデ・ファイフェルベルフでラトヴィアを全く相手にせず、イドリシ、ベルフワイン、ラムセラールのゴールで3-0勝利を収めた。
良い結果が必要だったヨング・オランイェ。チームは先月強力なイングランド相手に良い試合をして1-1で引き分けたが、スコットランド相手には最低レベルを下回って2-0の敗戦。これでオランダはいきなりグループで追いかける立場と成り、イタリアでのEK出場権をを早々に失わないためにはこれからの数試合で勝つしか無い状態だった。
自信を取り戻すためにはラトヴィアはパーフェクトなスパーリングパートナーだったと言えるだろう。このチームは自陣に引いてスピッツ Nikita Ivanovsの飛び出しに掛けたが、実際このFWが危険なシュートを蹴れる状況はほとんど無かった。
デビュー組のジュスティン・バイローとジュスティン・クライフェルトがスタメンに並んだヨング・オランイェは相手の守備的なプレーに苦しむも、先制点をスコアボードに刻んだ時点で試合は終わっていた。
1-0のゴールには多少の運は必要だった。すでに2回ミドルシュートを放っていたウサマ・イドリシが15分に狙ったシュートはVladislavs Kurakinsの正面に。しかしRiga FCのGKは完全に見誤り、ボールが指の間を滑り抜けて行くのを見ていくしかなかった。
セレクションに戻ったリチェドリー・バズールはその直後に2-0にすることもできたが、ベルフワインの素晴らしいパスで抜け出したこのMFはしかしチャンス・ポジションからシュートをポストの外側に当ててしまった。2点目が決まったのは35分。オランダの長くボールを持った攻撃から、駆け上がったトーマス・アウエヤンのパスを受けたスピッツ ベルフワインが見事な反転シュート。
さらにHT直前に3-0のゴールも。バズールのシュートがCernomordijs Antonijsの手に当たり、主審 Dainis Kazakevicsはペナルティスポットを指すしか無かった。11mからバルト・ラムセラールがシンプルにラトヴィア人GKの逆を突いてシュートを決めた。
後半は緊張感が消え、ラトヴィアはこの試合でまだ何か得ようとする意思を見せることは一瞬も無かった。それでもこのチームがたった1回だけチャンスを得る。守備からボールをキープしようとしたジェレマイア・シン・ジュステが蹴ったボールがRaivis Andris Jurkovskisの足元に届くも、至近距離からのシュートをバイローが見事にセーブ。
それ以外はヨング・オランイェが支配し圧倒。チームは忍耐強く守備の穴を探し続け、度々華麗なプレーも披露。特にクライフェルトは何度も素晴らしいアクションで観客を楽しませたが、残念ながらそれが結果に繋がることはほとんど無かった。
後半も多くの脅威をもたらしていたのは左サイドからのイドリシ。HT明け10分には彼が4点目に最も迫ったが、方向が変わったシュートはKurakinsによってかろうじてセーブされた。シン・ジュステ、フレンキー・デ・ヨング、途中出場のサム・ランマース、ティモシー・フォス・メンサも点差を広げることができずにそのまま終了。
ヨング・オランイェは木曜に次の試合。チームはウクライナとのアウエーゲームに臨む。試合はオランダ時間17.00開始。
Jong Oranje – Jong Letland 3-0 (3-0)
Scoreverloop
17. Idrissi 1-0, 35. Bergwijn 2-0, 45. Ramselaar (pen.) 3-0.
Gele kaart: Sorokins, Ivanovs, Litvinskis (Letland)
Opstelling Nederland:
Bijlow, Dumfries, Fosu-Mensah, St. Juste, Ouwejan, De Jong, Kluivert, Ramselaar, Bergwijn (63. Lammers), Bazoer (73. Riedewald), Idrissi (85. Kastaneer).
http://www.onsoranje.nl/nieuws/jong-oranje/70825/jong-oranje-kent-geen-problemen-met-letland
ラトヴィアが守ってるだけで中盤のスペースもそれなりにあり、何の問題も無い楽な試合に。まぁ何といってもフレンキー・デ・ヨングが圧倒的でした。これくらいの相手だと反則的なものがあります。ベルフワインも上手くボールを受けて良い仕事をしていましたが、この2人が傑出していた分、他の攻撃陣がちょっと物足り無い印象。特にラムセラールとバズールは年齢的にもクオリティ的にももう少し違いを作れないとこの先厳しいでしょう。ヨング・オランイェ・デビューのクライフェルトもフィジカル負けせずに守備の仕事に精を出すも、思ったほど攻撃面でのインパクトは残せず。まだフォームが戻っていないか。
シン・ジュステは後半集中力が落ちたか無駄にリスクを冒して危ないシーンがありましたが、攻撃面の参加で持ち味を出し、フォス・メンサは怖ろしく安定して高いパフォーマンスを続けてます。ファン・ドロンゲレンが戻ってきたらどうなるやら。バイローはほとんどやること無し。