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アイントホーフェンで首位固めに成功(第6節:PSV-uit結果)

コップローパー フェイエノールトPSVとの差を5ptsに広げた。監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームは日曜午後にアイントホーフェナーレンを彼らのホームで0-1で叩いて勝利。82分にCKからこの試合唯一のゴールを決めたのはエリック・ボテギン。

 

フェイエノールトがフィリップス・スタディオンで勝つと最初の30分を終えて予想した人はほとんどいなかっただろう。この時点までファン・ブロンクホルストのチームにとっては相手を止めて生き残るのが最大の問題だった。ホームチーム側では最初の15分間の危険なシーンはイェトロ・ヴィレムスのFK(バーの上に)だけだったが、次の15分間はGK ブラッド・ジョーンスの前にPSV’erが何度も迫ることに。その3回はルシアーノ・ナルシンだったが、その度にフェイエノールトのGKが勝負に勝ち、1回はカリム・エル・アマーディの素晴らしいプレーに助けられた。

 

フェイエノールトにとって最大のチャンスは35分過ぎ。ディルク・カイトのパスにとってニコライ・ヨルゲンセンオフサイド・ポジションぎりぎりから抜け出したが、このスピッツはボールを待ちすぎてしまい、シュートしようとする瞬間にヴィレムスが間に合った。

 

他のチャンスになりそうな状況でもフェイエノールトは常に100%のシャープさがあるようには見えず、木曜のManchester United戦の影響はあっただろう。イングランドのチームとの試合終了からフィリップス・スタディオンでの試合開始までたった65.5時間しかなく、一方PSVは平日のAtlético Madridとの試合から回復するのに2日長く時間があった。それにも関わらずファン・ブロンクホルストが木曜と同じ11人をピッチに並べたのは、間違いなくこの選手たちが戦術プランを見事に実行していたからだ。

 

フェイエノールトが後半最初の15分間をかなり楽に生き延びた後、監督は最初の交代策。ベルフハイスに替えてビラル・バサチコグルを投入し。ファン・ブロンクホルストはプレーにより奥行きとスピードをもたらそうとしたが、フェイエノールトは最後の30分間も攻撃面で力を増すことはあまり無かった。チームがアイントホーフェン・サイドのペナルティーエリアに侵入することはほとんど無く、トニー・フィレーナのシュートがニコライ・イシマツ・ミリンの腕にブロックされたが、主審 ケヴィン・ブロムにはPKを与えるには不十分と判断された。

 

最後の15分間 フェイエノールトの力はさらに落ちる。ピッチ上のスペースが広がっただけでなく、PSVのプレッシャーも強まり、81分にガストン・ペレイロに先制の大チャンス。しかしブラッド・ジョーンスが素晴らしいセーブを見せ、これが間接的に1分後のフェイエノールトのゴールが生まれるベースにもなる。

 

CKからボールがボテギンの足下に届き、至近距離から強烈なシュートでネットを揺らして0-1. 今日もまた守備面で妥協無さの権化だったこのブラジル人はアウエーボックスの1.600人のフェイエノールト・サポーターと共に喜びを爆発させた。そしてジョーンスが最後の1秒でアイントホーフェン側のヘディングを見事にセーブしたおかげもあり、フェイエノールトはタフな1週間を夢のような結果で締めくくることができた。

 

PSV - Feyenoord 0-1

Scoreverloop:

82’ Eric Botteghin 0-1

 

Scheidsrechter: Kevin Blom

Gele kaarten: Kuyt, Vilhena, Botteghin

 

Opstellingen

PSV: Jeroen Zoet; Santiago Arias, Nicolas Isimat-Mirin, Héctor Moreno, Jetro Willems (85’ Florian Jozefzoon); Davy Pröpper, Jorrit Hendrix, Andrés Guardado (71’ Bart Ramselaar); Gastón Pereiro, Luuk de Jong, Luciano Narsingh (68’ Steven Bergwijn).

Feyenoord: Brad Jones; Rick Karsdorp, Eric Botteghin, Jan-Arie van der Heijden, Terence Kongolo; Karim El Ahmadi, Dirk Kuyt, Tonny Vilhena; Steven Berghuis (63’ Bilal Basaçikoglu), Nicolai Jørgensen (80’ Michiel Kramer), Jens Toornstra.

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/psv-feyenoord-netherlands-eredivisie-2016-2017/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「最高の週だ。我々はこのタフな週を上手くやり切った。チームをとても誇りに思う。このチームにとって1週間に3試合は初めてだったが、それに全て勝てたのはファンタスティック」

 

「今日はティートル候補のPSV相手に良いプレーができたのは大きい。ほとんど差は無かったし、どちらにもチャンスはあったが、ゴールを決めたのは我々だった。試合は引き分けに向かっていると思ったが、勝つチャンスを得たならそれを掴まないといけない。あの時間帯にCKから決められれば気分が良いよ」

 

「最初の30分間の我々はシャープではなかったが、30分を過ぎてから競り合いに入れるようになり、前半残り時間もどんどん良くなっていきい、チームが勝利を目指しているのが見えたよ」

 

「多くのトップチームでは1週間に3試合は普通のこと。我々も多くの試合をこなしたい。欧州戦の入ったタフなスケジュールをこなすために我々はしっかり準備してきた。選手たちはとても良くやってくれたよ。疲労はハッキリとは見えなかったし、力強くも映った。最後の15分間の我々の姿勢は賞賛に値する。Manchester United戦の勝利がチームにエネルギーを与えていたし、それが今日の我々には必要だったんだ。我々はPSVを苦しめられる。それを示した」

 

「これで我々はカンピューン候補?もちろん我々はみんなそのつもり。それを目指してハードワークしている。これはとても重要な勝利だが、なるべく長くこの調子を維持しなければいけない」

 

ジョーンスにはとても喜んでいるよ。ゴール前でのプレーだけでなく、グループ内での振る舞いもね。彼はとても優秀。ケネトが離脱した時、我々は問い合わせてきたGK100人の電話帳を持っていたが、良い選択をできて幸運だった。彼はチームを落ち着かせ、自信を与えてくれている。今日も守り方は木曜のUnited戦と同じようなもの。前半はモレーノを捕まえられずに問題に陥ったが、後半はそこが良くなった。エリックとヤン・アーリーはPSVのロングボールに対して見事に守ってくれていた。その背後にさらに優秀なGKが控えていればそうそう負けることは無い」

 

「オス戦では全試合に出ている選手から誰を休ませられるかを検討する。必要があるかを見るが、今はロッカールームの全員がフィットしているし、全員が揃っているのは嬉しいことでしかないよ」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-trots-na-topper

https://www.fr12.nl/nieuws/38821-gio-wij-willen-veel-wedstrijden-spelen.html

http://www.fr-fans.nl/nieuws/26430/een-wereldweek-super-de-overwinning-op-united-gaf-ons-nu-de-nodige-kracht

http://feyenoord.netwerk.to/nieuws/artikel/38282__.php

 

ディルク・カイト

「僕らはコンパクトに保ってチャンスを待ち、最終的にそれを決めた。前半1,2回チャンスはあったし、後半ももう一つあったから、それを決めないといけなかったね。僕らは勝利を望んでいるし、そのメンタリティはいまはチームにハッキリ出ている」

ジョーンスのセーブは素晴らしかったけど、守備陣も今日もファイティング・スピリットがあった。全員がファンタスティックなプレーだったよ」

「コールシンゲル?いや、僕らは冷静に落ち着いてやる。良いスタートを切ったし、一歩一歩進んでいかないと」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/38819-kuyt-die-mentaliteit-is-zichtbaar-op-dit-moment-.html

 

ブラッド・ジョーンス

「無失点に抑えるのが重要なこと。そうすればチームは残り時間で勝利を目指せる。この数週間もそうだった」

「Manchester United戦も今日もタフな試合だった。回復時間が短い僕らにとっては多少疲れが残っていたし、疲労のある選手が数人いた。でもそれも付きもの。僕らはそれにしっかり対処できたと思う」

「前半0-0で終えて、HTに僕らは決して劣っていないから、最低でも引き分けようと言っていたんだ。でも僕らの前線は優秀だし、守備陣がしっかりやり続ければ試合に勝つことはできるということ。最後はPSVにプレッシャーを掛けられて苦しんだけど、ボールを止めて最後の笛が鳴った時はとてつもなくホッとしたよ」

 

「クラブの人たちは上手く僕を迎え入れてくれた。新しいクラブに馴染むのは大変だけど、上手く助けてくれて自信をくれた。大事なのはそれだけの価値があったとこれからどう証明していくか」

 

「無失点回数?ああ、それは頭に入れてるよ、ハハ。僕らは毎試合後に話し合っている。たくさんゴールを決めて、例えば4-1で勝っても僕は喜べないんだ。『クソッ』って思うよ。自分がゴールを守る試合は全部無失点に抑えるのが目標。たとえ相手がReal Madridでもね。僕は4歳からいつもそうしてきた。兄がDFをして負けた時にすごく怒られたんだ。それが本当にモチベーションになったし、無失点を目標にするのは変えるつもりは無い。今の僕があるのは兄のおかげ?まぁ確かにそうだね、ハハ」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/38822-jones-het-is-belangrijk-om-de-nul-te-houden.html

http://www.voetbalprimeur.nl/nieuws/689593/grote-uitblinker-jones-kan-niet-meer-stuk-na-psv-uit-ben-zo-sinds-m-n-vierde-.html

 

エリック・ボテギン

「普通なら僕がルーク・デ・ヨングをマークしていないと行けない。彼はトップスコアラーだかね。でも今回は逆で、僕はゴールを決めた。しかも僕が決める時は普通頭でだけど、今回は足でだ」

「僕らはManchester United戦と同じようにとてもコンパクトに組織的にプレーできた。これが今の僕らのストロング・ポイント」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/38823-matchwinner-botteghin-dat-is-de-kracht-van-dit-team.html

 

リック・カルスドルプ

「前半は苦しんだ。PSVは常に中盤にフリーマンを見つけていて、後方からもどんどん選手が上がってきていた。後半はいくらか良くなって、僕らもチャンスはほとんど無かったけど、エリックが決めてくれてしっかり守り切れた。ボテギンは木曜もとても良かったけど、今日も同じ調子だったね。僕はエリックにはいつも笑ってしまうんだ。ポルトガル・アクセントの彼のオランダ語は素晴らしいよ。僕らが試合に勝つとガールフレンドや友人たちを連れて街に行くと彼に冗談を言うんだけど、そうすると彼はすぐに『おい、すぐに家に帰れよ』と言ってくる。本当に素晴らしい人間。今週の成功が誰かのおかげだとしたらそれはエリックだよ。試合中の彼を見れば本当にモンスター、ビーストだ。今日もそれを見せてくれたし、ゴールも決めた。ゴール後の喜び方といったら… 素晴らしくないかい?」

「僕らはかなりのところまで行けるはず。昨シーズンは7連敗したけど、今シーズンは早々そういうことは起きない。チームとして成長しているのはUnited戦に勝利した3日後にPSVに勝ったのを見れば分かる。でも僕らは地に足を付けてやり続けないと行けない。木曜はまたオスとの重要な試合。ベーカー戦でも良い結果を出したいからね」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/38826-karsdorp-we-kunnen-heel-ver-komen.html

http://www.voetbalprimeur.nl/nieuws/689617/lof-voor-feyenoord-monster-dan-zegt-hij-gelijk-hup-gelijk-naar-huis-jij-.html

 

イェンス・トールンストラ

「これ以上は無いよ。僕らは今日とても良いプレーをした。僕らは欧州戦同様にコンパクトにやろうと言い合っていたし、それが上手くやれたと思う。もちろん後半はタフだった。僕らはウィークデーに試合をした疲れが足に来ていたし、PSVがプレッシャーを掛けてきたからね。ゴールは最高のタイミングで決まってくれたよ」

「僕らはステップを踏んでいるけど、まだ始まったばかり。昨シーズンを見ればまた道を失うこともあり得るし、シャープさを保ち続け、地に足を付けてやり続けないといけない」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/38828-toornstra-het-doelpunt-viel-op-het-juiste-moment.html

 

 

なんとか1pt持って帰れればと思って見てましたが、まさかの勝利。木曜に続いて頑張って守っていれば運が味方することもあるという絵に描いたような素敵なシナリオ…

 

序盤20分近くは完全に圧倒されて、どこからどうプレッシャーを掛けるのか混乱状況。出だしから押し込まれて冷静に待ち受けるのは良いものの、下がりすぎてモレーノとグアルダードに良いようにやられてさらに下がるという最悪の流れ。この時間帯にもう少し上手くやられて失点していたら普通に負けていたような。20分頃から多少前から追いかけるようになり、遅れてDF陣も頑張って前に出始めたのでようやくなんとかかんとか試合に。危ないシーンもあったものの、特にカリムのペナルティーエリア内でのナルシンへの素晴らしいタックルがチームを救いました。

 

後半はしばらくPSVのギアも落ちていたので何とか1pt持って帰れるかな、という希望が膨らんだ終盤、ペレイロの決定機をジョーンスが見事に防ぎ、直後にCKからボテギンがドフリーになってゴール。これはマークに付いていたデ・ヨングをヤン・アーリーが上手くつり出してくれたので、今日は本当にCBデュオが素晴らしい活躍でした。最後の10分間もなんとかかんとか凌ぎ切り、ラストプレーでもジョーンスがスーパーセーブで勝利。ジョーンスは本当に本当に素晴らしいGKで、なぜこのレベルのGKがフリーだったのかよく分かりませんが、ありがたいことです。フェルメールが戻ってきても早々簡単には出れない気が。

 

で、いつものごとくカリムを含めて守備陣が素晴らしかった一方、攻撃陣はまだトッパーで違いを作れるレベルでは無いのが明らかになったのも事実。トニーは木曜の試合で力尽きていたかのようにボールを運べず、ベルフハイスとイェンスは単独では違いを作れず、ニコライもほとんどシュートを打てずと、PSVと比べても格上相手にこのプレースタイルでやるにはちょっと前線のクオリティが足りない感はあります。まぁエリア復帰に希望を持ちますか。

 

なにはともあれようやく久しぶりにアイントホーフェンで勝って一段落。オス相手のベーカー戦はさすがにちょっと主力を休ませたいところ。最悪コロッとこけるかもしれませんが、それはそれで仕方ないか。カリムの替えのきかなさなど考えてももう少し控えの底上げが必要ですので、思い切ってチャンスを与えて試してみて欲しいところ。でも大々的に入れ替えはジオの性格上しないでしょうねぇ、多分。