フェイエノールトはエールディヴィジで3連勝。カリム・エル・アマーディのゴールによって日曜午後にホームのヘラクレス・アルメロを0-1で破り、フェイエノールトはリーグのコップローパーに留まっている。
エルジェロ・エリアの負傷離脱により、監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストはチームを今シーズン最初の2試合から多少戦術的に変更。トニー・フィレーナを左サイドからのフリーロールでプレーさせ、スタメンデビューのスティーヴン・ベルフハイスも右サイドから度々中に切れ込む形に。これによりルーカス・ヴァウデンベルフとリック・カルスドルプの両バックには両サイドに駆け上がるチャンスが度々生まれ、彼らのクロスがスピッツ ニコライ・ヨルゲンセンやそれに付き添うディルク・カイトとイェンス・トールンストラになどか届いた。
この戦術プランは前半何度か上手く機能したが、チームは序盤パスに雑さが出る。そのためにヘラクレスはカウンターでイリアス・ベル・ハサーニやブラヒム・ダリなどのスピードを活かして数回危険なシーンを作っていた。
しかし雑なのはヘラクレスも同じで、トーマス・ブルーンスのヘディング(枠を逸れる)でこの試合最大のチャンスを得ていたが、それに先だってエル・アマーディにピッチの反対側のネットを揺らされる。このMFはゴール前中央で攻撃の最終地点となり、イェンス・トールンストラ、ヨルゲンセン、カイトを経たボールが正確に足下に来ると一瞬も迷わずに強烈なスマッシュで今シーズン初ゴールを決めて0-1.
これによってフェイエノールトは2014年以来初めてポルマン・スタディオンの人工芝でリードを奪うったが、前回同様に今回もフェイエノールトは先制ゴール以降はそれ以上の成功を収めることができず、後半もヘラクレスがボールを良いテンポで回してチャンスを作り続けた。フェイエノールトは60分過ぎにブルーンスのミドルシュートが枠を逸れて命拾い。
エールディヴィジ第3節の締めくくりはこうして最後の1分まで緊張感のある展開となり、フェイエノールトは攻撃面で最後の30分間はもうほとんど何もできず。ファン・ブロンクホルストのチームはピッチ全面でファイとしていたが、相手のペナルティーエリアに侵入することはほとんどできなかった。
最後の笛が近づきヘラクレスの失うモノも少なくなるにつれ、フェイエノールトはさらに壁際に押しつけられる。しかし堅固な組織に、最後の数分にはさらに途中出場 ヤン・アーリー・ファン・デル・ハイデンも加えたことでチームはしっかり凌ぎきり、重要な3ptsを掴むことができた。
Heracles Almelo – Feyenoord 0-1
Scoreverloop:
28’ Karim El Ahmadi 0-1
Scheidsrechter: Björn Kuipers
Gele kaarten: Bilal Basacikoglu, Rick Karsdorp
Opstellingen:
Heracles Almelo: Bram Castro, Tim Breukers (79.Vincent Vermeij), Mike te Wierik, Justin Hoogma, Robin Gosens, Thomas Bruns, Joey Pelupessy, Iliass Bel Hassani, Jaroslav Navratil (70.Brandley Kuwas), Paul Gladon en Brahim Darri.
Feyenoord: Brad Jones, Rick Karsdorp, Eric Botteghin, Terence Kongolo, Lucas Woudenberg, Karim El Ahmadi, Dirk Kuyt (90.Jan-Arie van der Heijden), Tonny Vilhena, Jens Toornstra, Nicolai Jørgensen (90+2.Michiel Kramer) en Steven Berghuis (70.Bilal Basacikoglu).
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「最も重要なのは3pts獲ること。確かにフローニゲン戦やトゥエンテ戦のように美しくは無いが、時には他のやり方で勝つことも必要。今日は特に間違いなくファイト、その中でのキャラクターで勝った試合。フットボール面ではガッカリだし、もっとずっと上手くやれるはず。強雨は雑でボールをキープできず、思うように支配できなかった」
「前半はタイトさが足りなかった。数回チャンスを作ってゴールも決めたが、何度もチャンスを与えてもしていた。我々は2点目も決めたれただろうが、ヘラクレスにもHT直前にゴールを決める良いチャンスがあった。後半はてんてこ舞いだったが、我々は上手く守ってミドルシュート以外のチャンスはほとんど与えていなかったと思う」
「終盤は後方に押しつけられ、サイドからのクロスやCKを跳ね返し続けなければいけなかった。だがあの瞬間にもチーム内に全力を尽くして勝利を得ようとする姿勢が見えた。これはとてもポジティブなこと。最終的にはこの10シーズン度々3ptsを取れていなかったアウエーゲームで良い結果を得られてとても嬉しいよ」
エリアの離脱によるスタメンの変更について
「今日は選手たちに慣れているポジションを選んだ。今日見てももっと上手くやれるはずだし、取り組んでいく」
https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-op-karakter-gewonnen
https://www.fr12.nl/nieuws/38364-van-bronckhorst-dat-het-beter-moet-heb-ik-ook-gezien.html
カリム・エル・アマーディ
「かなりプレッシャーを受けたけど、幸運にも無失点に抑えられた。彼らがチャンスを決め損ねてラッキーだった。ヘラクレスは中盤のベル・ハサーニなどを含めて面白いチーム。僕らは時々雑でカウンターを受けたけど、ヘラクレス-uitで1-0勝利はファンタスティックな結果」
「自分のゴールで勝てたのは嬉しい。普段の僕はゴール前でいろいろ考えてしまうけど、もしかしたら今日のように何も考えずにシュートしないといけないかもね。得点能力について僕への批判は正しい。だから決められて嬉しいよ」
「今日の僕らは普段とは違う並びだったけど、ベルフハイスがフットボールを上手くやれるのはみんな見れた。まだまだ改善しなければ点は多い。でも大事なのは僕らが勝って3試合で9ptsを得たということ」
https://www.fr12.nl/nieuws/38362-el-ahmadi-negen-uit-drie-daar-gaat-het-om.html
http://www.fr-fans.nl/nieuws/25901/scorende-el-ahmadi-misschien-moet-ik-dit-vaker-doen
ディルク・カイト
「先週の交代をみんなが大事にしてとても驚いたよ。確かに僕はプレーしたいし、交代は残念。もう36歳だし、時には望まないことを受け入れられないなら引退するしかない。先週の交代は僕のプレーは良くなかったからだし、それは問題ない。そうでなければ交代には腹が立つけどね。今回のこともフェイエノールトでは付きもの。何でも拡大鏡で見られる」
「今日もアシストで仕事はできたと思う。僕の役割が昨年とちょっと違うのは、昨年の僕はスピッツの近くやサイドからプレーしていた。昨年は最初の数週間でPKを3回決めていたけど、それ以外は当時もあまり目立った活躍はしてなかったんだ。僕はチームの一部であり、みんなすぐに意見を言うけど、僕はそんなに酷いとは思わないよ」
https://www.fr12.nl/nieuws/38368-kuyt-mensen-maken-zich-drukker-over-wissel-dan-ikzelf.html
スティーヴン・ベルフハイス
「しばらく待っていたからスタメンで出れたのは良かった。出だしは上手くプレーできたけど、チームとして今日の僕らはベストの試合では無かった。あまりに押し下げられてしまった。おかげでなかなか試合の流れに入れなかったし、0-1で終われて幸運だった。ヘラクレスはもっと良い結果を得る権利があったかもしれない」
https://www.fr12.nl/nieuws/38365-berghuis-debuteert-in-basiself-het-voelde-fijn.html
イェンス・トールンストラ
「3試合やって今日が一番苦しかった。前半もっと早く試合を決めるチャンスがあったけど、それを決められず、この方法で勝利を引き寄せるしかなかった」
「この勝利は主にファイティングスピリットのおかげ。特に後半はプレッシャーを受けたけど、僕らは勝利者のメンタリティを示して最終的に生き残った。もっと良いプレーをしないといけないのは明らかだけど、チャンスはほとんど与えなかったし、ピッチ上で一体感があるのはポジティブなこと」
「自分にとっては最初の2試合とは違うフットボールだったし、少し意識してフリーロールの役割を減らした。今日はまずまず上手くいったと思う」
「結果という面では良いスタートなのは明らかだけど、順位表を見るのは実際まだまだ早すぎる。何よりも重要なのはこの道をさらに進んでいくこと。今日の試合から考えてもまだまだ改善点は多いけど、一方でシーズンの中ではこういう試合も常にある。そういうときに今日のように勝てることが大事」
予想通り苦しんだというか、思ったほど酷くはなかったというか、何とかアルメロで久々の3pts. 端的に言うと運が良かったです。
エリアの不在は結局トニーをサイドで起用する、ジオにしては奇策。ただやはりトニーとカリムの中盤のコンビがこのチームの外せない骨格なので、ずらしたことでカリムのプレーエリアも変わってプレッシャーの掛け方がなかなか思うように行かず。特に後半は全く前に早めのプレッシャーは掛けられなかったので、あと数週間これはなかなか頭の痛いところ。
フットボールは全般的に雑で後半立ち上がりちょっと良くなかったかと思いきや、途中からは完全に押し込まれて防戦一方だったので結局よく分からず。ベルフハイスはちょこちょことクリエイティヴィティを見せていたので、むしろ周りの問題か。リックがまだ雑なプレーが続いてるのが不安です。