フェイエノールトは2015-2016シーズンからヤン・ヴァウタースがテクニカル・スタッフに加わるとクラブサイトで発表した。54歳のヴァウタースはデ・カイプで来シーズンから監督に就任するジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのアシスタントを務める。現役時代にアヤックス、Bayern München、PSVでプレーし、代表70キャップを持つ元トップ選手は近い内にフェイエノールトとの2年契約にサインする。
今シーズン トルコのKasimpasa SKでユース育成責任者と、その後暫定監督を務めているヴァウタースにとってはフェイエノールトでの仕事はオランダ復帰をも意味する。それ以前には彼は現役時代を長く過ごしたFC ユトレヒトで3シーズン監督を務めていた。さらにその前には(暫定)監督としてPSVとアヤックスで仕事をし、Glasgow Rangersとオランダ代表でアシスタント経験もある。
「我々は来シーズンに向けて経験豊富なアシスタントをテクニカル・スタッフに加えたかったが、ヤン・ヴァウタースは我々の目から見て理想的な候補だった」とテクニカル・ディレクター マルティン・ファン・ヘール。「彼によって我々は経験と大きな貢献力を得られる。彼の年齢と情熱は我々の求めた基準に適っているし、ヤンはフェイエノールトで監督をやりたいという野望も無い。我々にとっては彼は来シーズンのテクニカル・スタッフを完成させるための理想的な人材」
経験豊富なアシスタントを求めていたフェイエノールトが自分に白羽の矢を立てたのは大きな栄誉だとヴァウタース。「フェイエノールトは豊かな歴史、そしてもちろん素晴らしいサポーターを持つファンタスティックなクラブ。その一員として仕事を始められるのを本当に楽しみにしている。そしてジョヴァンニのような若い監督のもとで自分の経験を活かすのは大きなチャレンジだ」
今シーズンのトルコでの冒険の後に、オランダに戻ることもヴァウタースは喜んでいる。「トルコでは素晴らしい時間を過ごせたけれど、また家族の側で暮らせるのが嬉しいよ。オランダ・リーグはずっと追っているし、ジョバンニとももう話をしている。フェイエノールトでタイトルを獲れたら最高だよ」