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忠実なるジオの隙

OnsOranjeの記事から。

ジオがWKを最後に引退する。オランイェのキャプテンがトーナメントを前に引退を公表するのは前例のない事態と言えるだろう。キャプテンとしてだけでなく、代表選手としても。いや、フットボール選手としても同じだろう。

ジオがベストシーズンを過ごしていないのは周知の事実だ。エールディヴィジの並のチームの右ウィンガーにさえ大苦戦するかと思えば、確かに突然素晴らしいプレーを見せることもあった。だが効果的な攻め上がりとフィジカル面の守備力という点からすると、元々のファンが見ても、この愛される左バックにも衰えがきている。

だがファン・マルワイクは自分の戦士を落とす事はなかった。確かにジオのような忠実な補佐役はいない。ボンズコーチの眼から見て年長者というだけでは十分な理由ではない。現に意欲のあったゴールゲッターのファン・ニステルローイは家に残されてしまった。

ジオ自身は自分がスタメンに相応しいかどうかの判断は最後までボンスコーチに委ねている。彼は一年前から「もしもっと上手くやれる選手が出てきたら、監督はその選手を使うべきだ。チームと結果が何よりも優先されるのだから」と言っている。謙虚さで飾られた人間なのである。

だが今のところ、ファン・マルワイクが南アフリカでジオをスタメンとキャプテンから外そうとするような動きはまったくない。彼のライバルであるエマヌエルソンは家に残り、ブラーフハイトアニタは限界があり、共にドアをノックできる確信はない。

ボンズコーチは頭を悩ませる事になるだろう。この世界でのダニエウ・アウヴェスのような強力な攻撃的SBを擁するチームとの対戦でジオを使い続けることにリスクがあると考えれば、オランイェの選抜者にとっては潜在的にあったやっかいな問題が取り除かれることになるだろう。なぜなら忠実な補佐官であるジオの後方の隙をそのままにしておくのは、大きな大会のプレッシャーと注目の中ではジレンマを引き起こしかねないからだ。

ファン・ボメルは義父からキャプテン・マークを渡されるのを望んではおらず、ジオの遺産となるキャプテンの座を巡る戦いが突然スナイデルとファン・ペルシの間で起こるかもしれない。優秀なボンズコーチなら諍いを残すことなく良い結論を出せるだろう。ファン・デル・ファールトが文句のでない答えのはずだ。彼が出場できればの話だが。

http://www.onsoranje.nl/nieuws/blogs/artikel/2224/2596/de-leemte-van-adjudant-gio

だってジオの他にフットボールできる左バックがいないんだからしょうがないわけで。

キャプテンは誰になるんでしょうね。ファン・デル・ファールトとファン・ボメル以外誰になっても確実に揉めそうですが。