フェイエノールトはAZとのアウエーゲームで重要な勝利。エールディヴィジでの2連敗からチームはアルクマールでの0-4勝利での立ち直りに成功した。スティーヴン・ベルフハイスが2ゴールと1アシストの大活躍でHTまでに0-3に。サム・ラーソンとトニー・フィレーナもゴールを決めた。
CLを含むここ5試合で4敗してフェイエノールトにはプレッシャーが掛かっていたが、アルクマールでのプレーからはそれはほとんど感じられず。ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームは集中力を持って試合に入り、AFASスタディオンでこれ以上無い効率性も示した。11分に最初のベストチャンスが即ゴール。素早いカウンターからベルフハイスが多少の幸運でボールを得ると、バーの下部を叩いたボールがそのままラインを割り、トニー・フィレーナの最後の最後の一押しも必要無かった。
7分後にはリードが2点差に。サム・ラーソンが見事な個人技から強烈なシュートを決め、エールディヴィジ初スタメンを自らのゴールで祝った。このスウェーデン人が対面の相手を抜き去って中に入るスペースを得られたのは、ラーソン、ベルフハイス、ジャン・パウル・ボエチウスと3人の流動的なFWを並べるシステムでのファン・ブロンクホルストの狙い通り。
DF陣も監督は入れ替えを行い、ケヴィン・ディクスの代わりにソフィアン・アムラバトが右バックとして入り、レナート・ターピアとジェレマイア・シン・ジュステが再びセントラール・デュオを形成。先制点直後にフース・ティルに抜け出されてブラッド・ジョーンスのセーブに救われたものの、概ね上手く機能していた。
前半の残り時間もフェイエノールトはかなり楽にリードを保ち、HT直前にはさらに点差を広げることにも成功。ベルフハイスがスタイン・ヴァイテンスのパスを足元に収め、そこから冷静に0-3. 45分を終えて数週間前のアルメロでの試合と同じ数字がスコアボードに表示された。
アルメロではヘラクレスに試合に戻るのを許したフェイエノールトだったが、今回は後半開始15分間でプロフェッショナルに勝負を決めてみせた。大活躍のベルフハイスのスラロームが華麗にアルクマールの守備を突破し、そこからのパスはトニー・フィレーナには外しようが無いチャンスを与えた。最後の30分間でさらに得点することもできたはずだが、試合が進むにつれてロッテルダマースのFW陣からシャープさが失われ、ベルフハイスはこの午後3点目を決められず、ボエチウスのシュートも不運にも枠を外れた。
それでもファン・ブロンクホルストは満足してアルクマールのピッチを下りただろう。7節を終えてコップローパーのPSVとは3pts差に付けており、この代表戦期間で監督はニコライ・ヨルゲンセン、スフェン・ファン・ベーク、バルト・ニューコープをさらにフィットさせて、セレクションの層を再び厚くすることができるはずだ。
AZ - Feyenoord 0-4
Scorverloop:
11’ Steven Berghuis 0-1
17’ Sam Larsson 0-2
41’ Steven Berghuis 0-3
57’ Tonny Vilhena 0-4
Scheidsrechter: Bas Nijhuis
Gele kaart: -
Opstellingen:
AZ: Marco Bizot; Jonas Svensson, Rens van Eijden, Stijn Wuytens, Owen Wijndal; Guus Til, Marko Vejinovic (38’ Dabney dos Santos), Joris van Overeem; Alireza Jahanbakhsh (66’ Teun Koopmeiners), Wout Weghorst, Mats Seuntjens (85’ Jeremy Helmer).
Feyenoord: Brad Jones; Sofyan Amrabat, Renato Tapia, Jerry St. Juste, Ridgeciano Haps (76’ Miquel Nelom);
Jens Toornstra, Karim El Ahmadi, Tonny Vilhena; Steven Berghuis, Jean-Paul Boëtius, Sam Larsson.
https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/az-feyenoord-netherlands-eredivisie-2017-2018/verslag
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「ここ最近の期間の後で今日は何としても3ptsが欲しかった。このクラブでは毎週勝たなければいけないというのは誰でも分かること。だから数回負ければ今日のようにプレッシャーがかかる。しかし逆に言えばプレッシャーは良いパフォーマンスを発揮するためのエネルギーにもなるんだ。それがNACとNapoliに負けた後で答えを示す唯一の方法だった。特にここでは我々は昨年もFenerbahcに敗れた後に同じ結果を出していたからね。しっかりやらなければならなかったし、我々は実際にしっかりやれた」
「今日はあらゆる点でAZより我々の方が良かった。ボールを持った時のプレーがかなりしっかりしていた。流動的でフリーマンを見つけ、楽に組み立てができていた。そうなればAZ-uitでも問題に陥ることが無いのは今日の試合を見れば分かる」
「特にDFラインが非常に力強かったと思う。シン・ジュステとターピアはCBデュオとしてとても良いプレーだった。突然一緒にプレーするのは簡単では無いし、とても良くやってくれた」
「アムラバトは多くのクオリティを備えており、マルチな起用ができる。今日はしっかりやってくれた」
「我々がもっと頻繁にこういうプレーをしなければいいけないと言うのは安易過ぎる。実際今日は全てが上手く行った」
「スフェンとバルトはこの代表戦休みに復帰する。その後はヨルゲンセンも戻ってくる」
スティーヴン・ベルフハイス
「僕は昨シーズンよりもっとフェイエノールトにとって重要な存在になるつもりであいるし、とても貪欲だよ。NAC-thuisの後でプレッシャーがかかるのは誰でも分かる。でもこれで僕らはまた先に進める」
「今日の僕は10番のポジションへ動こうとしていた。ジャン・パウルがその周りで動けていたし、ソフィアンも何度も上がってきた。今日の僕らはかなり上手くやれたと思う」
「シン・ジュステとターピアは一緒にやってまだ2試合目。今日の彼らを見ればとても印象的だ。それにラーソンも僕らのプレーにプラスをもたらしてくれている。このセレクションで今シーズンの僕らはまた高いところへ目を向けられると強く信じている」
ジャン・パウル・ボエチウス
「楽勝というのは適切な言葉では無いけれど、そういう結果になった。サムとスティーヴンと僕の3人共個人技のあるバイテンスペーラー3人の前線で、自分たちの役割の中で伸び伸びやれた。お互いに上手く補い合ってチャンスを作ることができていたし、とても効率的だった。ただ普通に考えればスピッツはゴールを決めないとね」
「今週はもちろんNapoli戦があったけれど、しっかり休めたしフレッシュな頭でクラブに来れた。90分間全力でやれたし、僕らは多分フィジカル面ではエールディヴィジ初で最強のチーム」
https://www.fr-fans.nl/nieuws/32755/boetius-normaal-moet-de-spits-wel-scoren
ソフィアン・アムラバト
「右バックはまずまず上手くやれたと思う。もっと攻撃面で仕事ができるけど、スティーヴンが上手くやっているからね。多少慣れは必要だったけれど、監督に右バックでスタメンと言われれば、僕はプレーしたいし、そこでプレーするしか無い。この美しいシャツを着てフットボールできるのを光栄に思っているし、自分のベストを尽くすだけ。ただMFのように考えてフットボールで解決しようとすることが多すぎるのは自分で感じた。そういう場合に他の考え方をしないといけないから、そこが慣れが必要」
「ボンズコーチ(Renard)とは連絡を取った。股関節に痛みがあるからオランダに残って治すことに決めた。それがなければ行っている。オランイェ?僕はいまはフェイエノールトだけに集中している。いろいろ議論されてるけど、僕にとって最も重要なのはフェイエノールト。スタメンの座をもう失いたくは無いし、もっと成長したい。もちろんアドフォカート氏から賞讃されるのは素晴らしいこと。連絡?いや、個人的にはしてない」
「もうこの話は十分したし、敏感な問題。事実では無いことがたくさん言われているけど、これは僕の人生に関わることであって、僕の選択。みんなはそれを尊重すべき。僕はまだ選択していないし、その話もしたくない。もうすでに離しすぎてる、いつ言うか?まだ聞くの?僕は本当に話しすぎているということを君(ファン・ハンゲレン)が尊重してくれるのを願うよ」
https://www.fr12.nl/nieuws/44395-amrabat-een-eer-om-in-dit-mooie-shirt-te-voetballen.html
リチアーノ・ハプス
「戻って来れたのは良い気分だったよ。みんなと再会できたしね。スタディオンの反対側にいるのが奇妙な感じもした。僕らは相応しい勝利だったと思う。CBデュオが新しくても難しくは全く無かった。今日の僕らは後方から良いフットボールができることも、中盤に上がって攻撃にアプローチすることができるのも見せていたと思う。とても上手く行っていたんじゃないかな」
「代表?それを決めるのは僕では無くボンズコーチ。僕は自分のベストを尽くすしかない」
https://www.fr12.nl/nieuws/44402-haps-over-oranje-ik-moet-mijn-best-blijven-doen.html
暗黒の9月が終わって何とかかんとか生き延びに成功。まさかの大勝ですが、いろいろあった結果フットボール能力の高いスタメンでスペースをくれるAZとの試合だったのが全て上手く嵌まってくれた結果。
ターピアはまだそのリスクを冒す必要があるのかというプレーが相変わらず多く、治る気があまりしませんが、致命的なミスが無ければ素晴らしい選手なのを証明。シン・ジュステも期待通りのパフォーマンスで、ボテギンとヤン・アーリーのデュオには何が足りないかをしっかり見せた試合だったでしょう。ただ後半を見ても分かるように、前にプレッシャーをかけてなんぼの組み合わせなので、あまり下がるとボテギン不在が響くのが難しいところ。
前線はついにクラーメル抜きでしたが、ラーソンがスペースを享受してかなりのハイパフォーマンス。リスクを冒す必要さえ無かったのでほとんどボールを失わなかったんじゃないでしょうか。そうなるとさすがにクオリティがもの凄いものがあります。ボエチウスの所謂偽スピッツでターゲットマン無しでポジションチェンジを頻繁に行う、『モダンなフットボール』という奴が突然見れましたが、まぁニコライがいない期間の最後に良いモノが見れました。今後もオプションとしてはこれも十分アリでしょう。特にニコライが苦しむ人工芝や、相手が引いてスペースを消してくる状態でこれで崩せるかどうか。
シーズンの第2ブロックを苦しみながらなんとかやり切り、これで代表戦休み。リザーブの試合が全く無いのがかなり難しい状況にさせており、何らかの練習試合をやってスフェンらのコンディションを上げさせるはず。