Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

シーズン最初のトッパーで敗れる

日曜午後に行われたエールディヴィジ第6節、フェイエノールトPSV アイントホーフェンに3-0と今シーズン最初のトッパーで敗戦を喫した。HTは0-0で迎えたものの、後半15分にオラ・トイヴォネン、ジョルジニオ・ワィナルドゥム、ルシアーノ・ナルシンがゴール。DFヨリス・マタイセンが前半で負傷交代している。

 

昨シーズンのトッパーの好成績から、今シーズン最初のトッパーへ大きな自信を持ってアイントホーフェンに乗り込んだフェイエノールト。その自信は序盤においても目に見えるものとして現れ、チームは大部分をポゼッションして落ち着きを見せていた。

 

それほど苦労しない序盤から、しかし最初の15分を過ぎるとPSVが徐々に優勢に。ホームチームはより前へとプレッシャーをかけ始めて主導権を取ると、前半半ばから良いチャンスを何度も作っていく。フェイエノールトはルシアーノ・ナルシンの速攻からのシュートに脅かされると、オラ・トイヴォネンのミドルシュートにはコスタス・ランプルーがクロスバーに助けられて何を逃れる。

 

徐々に粘りを失い、前線へボールを運べなくなるフェイエノールト。力強いターゲットマンであるグラツィアーノ・ペッレのアクションから数回カウンターでチャンスはあったが、その度に周りの選手たちとの意思疎通ができず。ペナルティ・エリア内でケヴィン・ストロートマンから後ろ足でペッレがファールを受けたPKには十分なシーンを主審 リースフェルトが見逃す不運もあった。

 

PSVが前半リードを奪えなかったことで、フェイエノールトとしては決して悪くない形でHTに入ったが、その直前にヨリス・マタイセンが負傷してプレーを続けられなくなったのはチームにとって大きな失望だった。そのためクーマンは前半で最初のカードを切らざるを得ず、マタイセンに代えてコンゴロを投入する。

 

後半開始直後からホームチームは再び攻撃的に試合に入り、フェイエノールトは押し返されていたが、それでもロッテルダマースの守備は力強い印象を見せていた。PSVがより攻撃的にプレーしだしたことで、ピッチの反対側には大きなスペースが生まれ、60分頃にはフェイエノールトに最初の本当の大チャンス。スハーケンのクロスからペッレが強烈なシュートを放ったが、ボーイ・ワーテルマンの足に阻まれた。

 

その直後にPSVがピッチ上に生まれた大きなスペースを突いて先制。トイヴォネンが約20mの距離から並外れたシュートを決めると、このゴールから10分後にはドリース・メルテンスのFKから元フェイエノールダー ジョルジニオ・ワィナルドゥムのヘディングでアイントホーフェナールがさらにリードを広げる。

 

クーマンはヴェスリー・フェルフークに代えてギオン・フェルナンデスを投入し、攻撃面で勢いを与えようとしたが、それから間もなくPSVが試合を決める。ランプルーがレンスのクロスをセーブしたが、そのリバウンドを狙ったナルシンのシュートは防げず。最初の失点までは良い結果を望めたフェイエノールトだが、最後の15分間で今シーズン最初のトッパーに大敗した。

 

PSV – Feyenoord 3-0

Scoreverloop:

63’ 1-0 Toivonen

73’ 2-0 Wijnaldum

77’ 3-0 Narsingh

 

Scheidsrechter: Liesveld

 

Geel: Strootman (PSV), Pellè, Fernandez, Immers (Feyenoord)

 

Opstellingen:

PSV: Waterman; Hutchinson, Marcelo, Derijck, Ritzmaier; Wijnaldum, Toivonen, Strootman; Narsingh, Lens en Mertens.

Feyenoord: Lamprou; Janmaat, Martins Indi, Mathijsen (45’ Kongolo), Nelom; Leerdam, Immers, Clasie; Verhoek (66’ Fernandez), Pellè en Schaken.

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120923_verslag_psv

 

ロナルド・クーマン

「60分までは良かった。ピッチを狭くしようとして、それはかなり成功していた。ただスペースはあったのにカウンターでそれを使う事ができていなかった。多くの選手が間違った選択をしたためにほとんどチャンスを作れていなかった。それではこういう試合で勝つのは難しくなるし、私は妥当な敗戦だと思う。非常にガッカリしている」

 

「トイヴォネンの腹の立つファールが依然として相応しい罰を受けることなく続けられていることにはフラストレーションを感じる。あの選手は7,8回はファールをして1枚のイエローカードも受けない。これはフェアじゃない。リースフェルトはストロートマンとペッレにはイエローカードを出したのに、トイヴォネンには出さなかった。ジャッジを統一すべきだ」

 

「あれこれと叫ぶことはできるが、力も見せなければいけない。私は安定感、フットボール、落ち着きを求めている。特に中盤だ。まだ中盤は模索中。適切なバランスを見出せていない」

 

「ヨリスの怪我は良さそうには見えない。しばらくいなくなる可能性を心配している」

 

「テレンセは良くやっていたし、ブルートの一緒に落ち着きを与えていた。組織がかなりの長い時間上手く行っていたのはCBデュオのおかげ」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120923_reactie_koeman

 

ヨルディ・クラーシ

「カウンターで脅威を与えるためのスペースは十分にあったのに、それを上手く使えずPSVを傷つけることができなかった」

 

「この結果は辛い数字だけど、僕らがチームとして失敗したとは思ってない。グラツィアーノ・ペッレには先制の大きなチャンスがあった。残念ながらそれが決まらずに、その後彼らにリードを奪われた。1-0にされた後の僕らは良くなかったと思う。そこからあまりにも簡単に失点を重ねてしまった」

 

「水曜にはベーカー戦だし、いつまでもこの結果を気にしていられない。もちろんガッカリな敗戦だけれど、そんなに悲劇的に扱うもべきじゃない。僕らのチームは大きなクオリティがあるし、水曜日へと頭を切り換えないと」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120923_reactie_clasie

 

 

内容からすれば妥当な敗戦。自信を持って臨んだものの、欧州戦明けの相手に対してフィジカル面でも強さを見せられず。今シーズンはコンディション調整がいまいちな感じがありますね・・・ 本来の組み立てからの攻撃を見せられたのは数えられるほど少なく、ペッレと周りの呼吸がまだ全然合っていないのも明白。なかなかゴールを決められる気がしてこないのでちょっと見通しが暗くなってきます。中盤はもちろん、攻撃陣を今のままで噛み合うのを待つ時間があるのかどうか。得点が取れなければどんな相手にも負ける可能性はありますが、そのクオリティがなかなか出てこないのがかなり苦しい。

 

ステファンがまだ数週間かかる状況でマタイセンも数週間の離脱濃厚。しばらくブルーノとコンゴロでやるしかないです。ランプルーも含めて、この3人でどれだけ落ち着いて守っていけるか。

 

1回ベーカー戦で格下と当たれればいろいろ試せるところですが、残念ながら相手はNEC。向こうも得点力不足な感はありますが、ここの2連戦をどう戦うかは今シーズンの大きなポイントになる予感がします。

 

エールディヴィジ最悪の選手であるトイヴォネンについては今さら特に言う事も無し。本当に夏の市場で売れ残ったのが残念ですね。あんなのに大金払うクラブの理性も疑いますが。