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オランイェ、善戦も惜敗 (NL: フランス-uit)

オランダ代表は新たに始まったNations Leagueのスタートで好印象を残した。ヴェレルトカンピューン フランスに2-1で敗れはしたが、後半にオランイェが残した印象は今後に期待を持たせるものだった。

 

Nations Leagueは欧州の新たなコンペティションであり、55の国が4つのディヴィジョンに振り分けられており、EK 2020への直通チケット4枚がレギュラー予選以外にも与えられる。各ディヴィジョンの再開は降格。オランダ以外にグループAにはフランスとドイツがランク付けされている。

 

Stade de Franceへの入場は印象的だった。ヴェレルトカンピューンはクロアチア相手にフィナーレを勝って以来、ホームで恥の試合であり、お祭りムードで歓迎を受けた。日曜夜のオランダ代表の仕事は、招かれざる客の役割を果たすことだった。

 

試合出だしはほとんどそれが上手く行かず。フランスが猛威を振るうスタートを見せ、クインシー・プロメスのシュート以外、プレーは常にGK ヤスパー・シレセンの方に向かっていた。15分過ぎにプロメスのアンラッキーなシーンにより1-0. フランスのスター Kylian Mbappéがそのチャンスを逃さなかった。

 

オランイェにとってはデジャ・ヴなシーン。昨年も両者の対戦で14分目に失点し、最終的にフランスが4-0で勝利。

 

オランイェ・サイドでのベスト・プレイヤーの一人はStade de Franceでスタメン・デビューを果たしたフレンキー・デ・ヨングだった。どんなプレッシャーを掛けられても捕まること無く、ペルー戦でのデビューから見事に継続。

 

後半フランスの嵐は収まり、オランダが徐々に試合に入れるように。オランイェの力強い時間帯の先駆けとなったのはジョルジーニョ・ワィナルドゥム。このLiverpoolのMFはその力強いアクションをゴールで飾ることができなかったが、1分後にネットが揺れる。ケニー・テーテの見事なクロスをライアン・バベルが決めて1-1.

 

この得点がオランダ代表を解き放ち、さらに良い結果を得る可能性があるようにも思われた。しかしその自信はVirgil van Dijkの前に出たOlivier Giroudが2-1として粉砕。

 

終盤 ボンズコーチ ロナルド・クーマンのチームは再び同点ゴールを目指したが、それが生まれることはなかった。オランイェにとってはStade de Franceで再び敗戦となったが、それは一年前とは全く違う性格のものだ。

 

Frankrijk - Nederland 2ー1
14' Mbappé 1-0
67' Babel 1-1
75' Giroud 2-1


Gele kaarten: Griezmann, Pavard (Frankrijk)

 

Opstellingen:
Frankrijk: Areola; Pavard, Varane, Umtiti, Hernandez; Pogba, Kanté; Mbappé, Griezmann, Matuidi; Giroud

Nederland: Cillessen; Tete (81' Janmaat), Van Dijk, De Ligt, Blind; Pröpper, Wijnaldum, F. de Jong; Promes (75' Vormer), Depay, Babel (88' L. de Jong).


https://www.onsoranje.nl/nieuws/nederlands-elftal/73591/nipt-verlies-voor-goed-spelend-oranje

 

ロナルド・クーマン
スピッツへのクロスは絶対に相手に付いていけなければいけない。それはクオリティとは関係無い。単純にあってはならないこと」
「後半の我々はハードワークをするだけでなく、良いプレーもしていた。本当にフットボールをしようとすれば、我々には本当に良いフットボールができる力があるんだ。ワィナルドゥムも得点できただろうし、フォルメルが倒れていればPKを得ていた。我々は良い方向に向かっていると本当に思う。しかし改善しなければならないこともいくつかある。フランスのようなチーム相手には我々のミスは容赦無く罰せられる」

 

フィルジル・ファン・ダイク
「勝つためにここに来たのであって、負けないためでは無い。でも負け角は常に悪い結果。僕らはちょっとアンラッキーにビハインドを背負った。ミスはフットボールには付きものだけど、それで追いかける形になってしまった。フランスはかなりボールを持っていたけど、でも僕らもほとんどチャンスを与えなかったし、ポジティヴな点はいくつもある。後半はボールロストが減り、チャンスもあった。何度か良いフットボールを見せた。でもこの結果はガッカリ」

 

フレンキー・デ・ヨング
「クラブでやっているのと同じ事をしているだけ。ボンズコーチが僕を呼んだのはそれが理由だからね。賛辞を貰えるのは素晴らしいことだけど、批判を受ける時が来るのも分かっている。その時には僕はボールを持って走りすぎると言われるかもしれない」
「フランスのレベルに驚くことも無かった。まだもっと良いチームもあるだろうけど、いずれにせよ僕にとっては勉強になる相手。より高いレベルを知ることができたのは良いことでしか無い」
「この舞台で自分の力を示せたのは素晴らしいことだけど、負けたのは残念。前半はかなりプレッシャーを受けたけど、それほどチャンスは与えていなかった。後半はかなり良くなって、より勇敢にフットボールをすることもできていた。後半良くなった理由?それを説明するのは難しいね」

 

ジョルジーニョ・ワィナルドゥム
「前半の僕らはフランスを上手く捕まえられず、かなり下げられてしまった。そのせいで彼らにはフットボールをさせてしまい、自分たちはできなかった。後半の僕らは自分たちも支配的なフットボールができることを見せたし、フランスのような大国も苦しめることができるのを証明した。ただああいうチャンスをもう与えないように学ばないといけない」

 

予想通りコンパクトに守りはするものの、フットボールはほとんどできない展開から、後半10分間ほど良いフットボールをしての1点差負け。後半途中でなぜ良くなったのかはよく分かりませんが、WKを見ていてもフランスは90分間主導権を取ろうとはしないチームなので、まぁそういう事もあるかな、と。前半はボールを持たされてもローテンポでどうにもなりませんでしたが、後半の良かった時間帯はむりそ前にプレッシャーを掛けられるようになって、フランスが悪い形でボールを失うシーンが続いたことで良い形でフットボールができるようになっていた印象。

 

クーマンはCB3人をベースにシステムを細かく修正しつつやってますが、できればテーテ、ブリント、プロメスはさすがにこのレベルでは無理がありすぎるので、次の世代の台頭が待たれます。でも左バックと中央左をやれるDFはなかなかいないのが悩み所。