Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

2021-2022シーズンだいたいのまとめ

Coronaの影響
幸いにも財政破綻に陥るclubsは無く、実際目立った選手予算削減も無くそれぞれが内部で赤字を吸収する対応。目に見える部分では観客 2/3制限でシーズンが始まり、第7節から満員が許可されるも、観戦者増大で第13節から再び無観客措置が続き、年明け2発半ばの第23節から再び満員が許可されてシーズンが終わった。各clubsともに振り回された形だが、無観客期間にajaxがFeyenoord-uit en PSV-uitという難しい2試合を勝利で終えたことで、今回も「全てがajaxに有利に働くいつもの光景の繰り返し」となり、titelstrijdにも無視できない影響を与えたのは否定できないだろう。

 

Titelstrijd
圧倒的大本命のajaxがシーズン前半だけで3分け2敗。後半戦に例の如くパフォーマンスが上げていくかと思いきや、毎週のように非常に低調な試合を終盤の決勝点で拾う内容で終わってみれば僅か2pt差でkampioenに。PSVが劣ったselectieでしかも非常に多くの怪我人を常に抱えながらのシーズンだった事を考えればこれだけの接戦になったのは奮闘した結果とも言えるが、そのプレー内容も決して賞讃を贈れるものでは無かった。voetbalの内容的にはFeyenoordがArne Slotのもとで高い位置でプレッシャーをかけて主導権を取る攻撃的なvoetbalで多くのファンを魅了したが、それでもPSVとはまだ10ptの開きがあり、構造的にはまだまだこの2 clubsでの争いが続いていくことになる。

 

Sutop
チームの中心だった選手たちを高額売却して再投資に回さなかったAZが不安定なシーズンを過ごして4位にも入れず。昨夏に大きな補強をしたFC Twenteが新チーム作りに苦労したものの、Ron Jansが批判を恐れず堅い守備組織で待ち構える保守的なプレースタイルを推し進めたことで非常に粘り強く安定してpuntenを積み重ねて見事に4位で終わったのはトップパフォーマンスと言える。逆に昨シーズン大きな躍進を起こして今シーズンはシーズン前半こそ流れを維持して3位で年越しと良い意味で期待を裏切ってくれたが、シーズン最後は完全にフォームを失って残留争いをする下位チーム相手に毎週のように敗戦。それはFC Utrechtにも当てはまり、René Hakeを切ってRick Kruysに切り替えた後も完全に戦う力が消えて悲劇的プレーでの7位。sc Heerenveenが8位争いはSarr en Van Hooijdonkといった冬の補強が最後に結果に繋がって制したが、rechterrijtjeとの差はほとんど無い団子状態で、subtopへの復活にはまだまだ遠い。

 

Degradatiestrijd
winterstop前に僅か6ptだったPECがシーズン後半の16試合で実に21ptという素晴らしい盛り返しを見せ、Sparta, Fortuna en Willem IIもシーズン終盤にsubtop相手にも勝ち点を重ねたことで史上最高レベルの全く先が読めない戦いに。結局 stafの入れ替え問題でFraserが連帯責任を取って去り、土壇場でMaurice Steijnが就任したSpartaが最後の2節でPEC en Heraclesとの直接対決を制した事が決め手に。

 

Europa
今シーズンのNederlands voetbalを語る上でConference Leagueでの各clubsの活躍は外せないだろう。Feyenoord en Vitesseがvoorrondeから勝ち上がり、AZと共に冬越えに成功。PSVもELから加わって4チームがlaatste 16へ進む歴史的な成功となった。AZ en Vitesseがachtste finalesで敗退、PSVもkwartfinalesで敗退したが、Feyenoordがfinaleまで進み、20年ぶりのNederlands clubによるEuropese titelまであと一歩と迫った。この成功によりUEFAのリーグランキングも上昇し、Conference League設立はNederlandにとって福音と言えるものとなったが、今後もこの舞台でこれだけの活躍が続くかどうか、そして一つ上のレベルのEuropa Leagueでも存在感を示すclubが現れるかどうかが鍵であり、特に後者はPSV en Feyenoordに期待がかけられる。

 

1    Ajax    34    (26    5    3)    98-19    +79    83pt
圧倒的大本命ながら国内外で低調なシーズン。EuropaではCLで冬越えは成功も年明け早々に敗退し、シーズン前半僅か2失点だった守備が後半戦は残留争いをする下位チーム相手にも複数失点を重ねる驚くべきていたらく。最終的にtitelを獲得できた事は例年とは違い幸運も大きかったのは否定できない。新戦力のSteven Berghuisをop tienで起用したことで結果的にRyan Gravenberchがbasisplaatsを失って移籍濃厚となるなど、戦略面でのちぐはぐも。フィールド外でもMarc Overmarsのセクハラ辞任とその後のお粗末な対応で世界的ニュースになり、選手たちが仮想通貨でのトレーディングカードの売買で自分たちだけが知る内部情報を用いてインザイダー取り引きで利益を上げようとする問題を起こし、jeugdからの新戦力の登場も無く、Erik ten Hagのもとでのサイクルが終焉。

 

2    PSV    34    (26    3    5)    86-42    +44    81pt
Schmidt体制2年目で4-2-2-2から選手たちが慣れた4-2-3-1へ基本フォーメーションを変更し、ぎこちなさは大きく減ったものの、あれだけローテーションをしながらもほぼ常に複数の怪我人を抱えるほど負傷者が多かったのは不運だけでは済まされず、何かしら構造的な問題があったはず。ajaxがトップシーズンで無かったことを考えれば、怪我人さえもっと少なければPSVにとってはtitel奪還の好機だったと終わってみれば感じざるを得ない。特にシーズン序盤に長期離脱となったEran Zahaviが復帰後もなかなかフォームが戻らず、シーズン終盤にようやく重要なゴールを決めだした事を考えれば、チャンスを決められるspitsの不在は大きかった。Ibrahim Sangaréのボールを持った時のプレーの向上、Gakpoのトップ選手への成長が目立ち、Noni Maduekeの離脱をほとんど構想外だったRitsu Doanが埋めて安定感をもたらずなどポジティヴな点があったのに対し、Unerstallと交換したJoël Drommelがミスを連発して最後はポジションを失ったのはファンの嘲笑を買う結果に。最終的にはbekerfinaleでajaxとの直接対決を見事に制して久々のprijsを獲得、titelstrijdも最後まで争いながらいろいろな運に恵まれずに終わったことを考えれば、このselectieの戦力なら成功と言っても良いだろう。

来シーズンからはalgemeen directeurにMarcel Brands, trainerにRuud van Nistelrooijが就任しての新体制に。

 

3    Feyenoord    34    (22    5    7)    76-34    +42    71pt
大きな期待をもって迎えられたArne Slotが期待以上にチームをまとめて今シーズン国内外で大きなインパクトを残した。Gernot Trauner, Fredrik Aursnes en Guus Tilの加入でフィールドの中心に強力な軸が生まれ、Til, Bryan Linssen en Luis Sinisterraが得点を量産。シーズン後半はCyriel Dessersがscorerとして驚くべきほどの価値を示してConference Leagueでの躍進に繋げた。De Kuipに再び笑顔とポジディヴな雰囲気、そして自信が戻り、Justin Bijlow, Lutsharel Geertruida, Tyrell Malacia en Orkun Kökcüのjeugd出身選手も多くのclubsから関心を集める存在となってこの夏はMarcos Senesiもあわせて高額オファーが届くことが見込め、誰を売ってどこに再投資するかがtop tweeとの差を詰めていくための重要な選択になる。

 

4    FC Twente    34    (20    8    6)    55-37    +18    68pt
昨夏の大きな補強での前評判からすればvoetbalの内容はポジティヴなものでは無かったが、早々に現実を見据えて結果重視の戦術を採用したRon Jansの選択が大成功。Ricky van Wolfswinkelが16得点8アシストと健在ぶりを示し、Dimitris Limniosも成長を見せて8得点。Michel Vlapは期待に応えられず違いを作る存在にまでは至らなかったが、Lars Unnerstall en Robin Pröpperに大ブレイクしたtalent Mees Hilgers, 今シーズンも非常に激しい対人守備を見せたRamiz Zerroukiを中心とした堅い守りでコンスタントにpuntenを積み重ねて相応しい4位。

この夏もすでにいち早く補強に動いており、来シーズンはConference Leagueのvoorrondeから新しい挑戦となる。

 

5    AZ    34    (18    7    9)    64-44    +20    61pt
Bizot, Teun Koopmeiners, Stengs en Boaduといった主力が多数抜け、予想通り非常に不安定なシーズンに。高いvoetbal能力で快勝する試合と、あまりにも簡単に失点して良いところ無く負ける試合が繰り返された。Jesper Karlssonが17得点13アシストと高い期待に応える活躍を見せ、新spits Vangelis Pavlidisも前半苦しみながら終わってみれば18得点と合格点。middenveldでもJordy Clasieが復活を見せてチームを掌握、aanvoerder Owen Wijndalも10アシストと牽引したが、それ以外の全てのポジションが水準を下回ったと言えるほど。特に新doelman Peter Vindahl Jensenは伸びシロ込みでの補強とは言え悲劇的で、Pantelis Hatzidiakos en Bruno Martins Indiのcentrale verdedigersもミスが目立った。問題のrechtsbuitenpositieも全く固定できず、期待されたKamal Sowahは何の印象も残せなかった。Tijjani Reijnders, Håkon Evjen en Zakaria Aboukhlalといった次の世代のtalentenも時に活躍するも最後までbasiselfに定着できず、むしろplay-offsでWijndalの穴を見事に埋めた冬の新戦力 Milos Kerkezが印象を残した。最終的にplay-offsを制して最低限の目標を達成。

Pascal Jansenの評価は未だ定まっておらず、若手を成長させていないとの声が多いが、契約は残り1年で継続路線。

 

6    Vitesse    34    (15    6    13)    42-51    -9    51pt
昨シーズンの躍進から再現は難しいと思われたが、今シーズンもConference Leagueとの二重日程をこなしつつ、さらにOussama Tannaneを戦力外にしながら非常に粘り強く価値を積み重ねて4位で冬越えと見事な戦い振り。しかし後半戦は完全にフォームを失って攻守共に全く精彩を欠き、チームがほとんど崩壊していると言われかねない印象だった。高い評価を受けていたThomas Letschも手の施しようが無かったのか、無策振りが目立つ采配。新keeperのMarkus Schubertに失格の烙印を押してJeroen Houwenを起用したのは良かったが、Riechedly Bazoerを中心とした守備ブロックがあまりに脆く、Alois OrozがKroatiëの徴兵義務でNederlandに戻れないなど、手続き運営上の問題も出た。問題だった得点力不足はNikolai Baden Frederiksenが8得点止まりと最後までbasisplaatsを確保できずに終わったのに対し、Loïs Opendaがシーズン後半に突然覚醒してあれだけ低かった決定力が高まり、最終的に19得点。それを原動力に欧州戦play-offs finaleまで進んだが、最後はAZにほとんど手も足も出ず大敗して終了。

Letschとの契約は1年残っているが、Johannes Sporsが去って36歳のDuitser Benjamin Schmedesが新technisch directeurに就任。clubとしてとこを目指していくかが改めて問題となり、今シーズンの査定次第では何かが起きる可能性もある。

 

7    FC Utrecht    34    (12    11    11)    51-46    +5    47pt
夏に良い補強をし、Bart Ramselaarの復活など良い流れで始まったシーズンだったが、Quinten Timberがチームにvoetbalをもたらして評価を上げた一方でAnastasios Douvikasは9得点 (内penaltyから2) 止まりでプレー内容も貧弱。最後はRamselaarが重傷で長期離脱となり、攻撃力での迫力不足は深刻だった。冬に急遽 Henk Veermanを獲得し、デビュー戦でこそ活躍して期待を抱かせたが、その後は全く良いところ無くmisaankoopに。守備面もMaarten Paes, Fabian de Keijzer en Eric Oelschlägelとdoelmanが入れ替わった要因はあったものの、キャリア最後の年のWillem Janssenはかつての力強さは無く、Mike van der Hoornも期待されたほどでは無かった。保守的な戦術で結果も出せずに批判の大きかったRené Hakeとお別れしてRick Kruysが引き継ぐも状況は全く改善されず、play-offsでthuisでVitesse相手に久々に良い内容で3-1勝利して期待を抱かせたが、uitでは再び主導権を全く取れずに3-0の完敗でシーズン終了。Timberの再レンタルは難しく、ポジティヴなのはシーズン後半にポジションを掴んだlinksback Djevencio van der Kustのブレイクくらいだろう。

 

8    SC Heerenveen    34    (11    8    15)    37-50    -13    41pt
今シーズンも不安定なパフォーマンスでrechterrijtjeを上下。一時はdegradatiestrijdにも巻き込まれる勢いで1月にJohnny Jansenが解任されたが、冬の補強のTom Haye en Sydney van Hooijdonkがシーズン終盤にようやくチームにフィットし、特にVan HooijdonkがAmin Sarrと共に良いところで得点を重ねて順位が上昇。それでも2人で計11得点と物足りない数字ではあるが、Sven van Beekを中心とした5-3-2 systeemで失点を抑え、他のチームが悉く勝ち点を伸ばせなかったことで最終的に8位に収まった。play-offsでもthuisでAZに3-2勝利したがuitでは2-0の力負けで敗退。冬にJoey Veermanを失ったクオリティを欠くselectieで暫定trainerを務めたOle Tobiasenは最低限の仕事をしたと言えるだろうが、期待されたjeugd上がりのtalent Arjen van der Heideは全く活躍できず、市場価値を上げたのは夏に獲得したMilan van Ewijkくらい。

 

9    SC Cambuur    34    (11    6    17)    53-70    -17    39pt
事実上2年連続でKKDを制して念願のEredivisieシーズン。チームをほぼ継続し、play-offs入りには僅かに及ばなかったが、そのクオリティは最高の舞台でも通用することを見事に証明したと言えるだろう。subtop以下では最も良いvoetbalを見せ、特にmiddenvelder Mees Hoedemakersは非常に高いクオリティを見せて注目の存在なったが、Robin Maulun en Jamie Jacobsも2人併せて10得点11アシストと非常に強力なmiddenveldだった。voorinではIssa Kallonが5得点8アシストと違いを作り、spits問題も終盤にRoberts Uldriķisが得点ペースを上げて最終的に7得点と数字を残し、夏の補強も成功だった。achterinはシーズン後半に不安定になったものの、大ブレイクしたlinksback Alex Banguraが長期離脱した影響もあっただろう。trainer Henk de Jongが病気療養で離脱し、最終的にはDennis Haarが夏までの期間限定で暫定的に引き継いだが、来シーズン De Jongが戻れるかどうかはまだハッキリしない。

 

10    RKC Waalwijk    34    (9    11    14)    40-51    -11    38pt
降格の有力候補だったが終わってみればrechterrijtjeのtopという見事な結果。シーズン前半こそSparta, Fortuna en PECの悲劇的な成績に救われての15位だったが、後半戦は力強いパフォーマンス。Richard van der Venneが怪我から戻り、トップフォームのJens Odgaard (8得点6アシスト)と共に決定的的な仕事をすることでMichiel Kramer (11得点3アシスト)が得るチャンスも増える好循環。守備陣もMelle Meulensteenが好パフォーマンスを見せてこの夏のステップアップが濃厚になり、年明けやや不安定になったものの評価の高かったAhmed Toubaも続く可能性がある。Joseph Oostingとは契約継続で安定したEredivisieclubへの道を踏み出せるか。

 

11    NEC    34    (10    8    16)    38-52    -14    38pt
予想外の昇格からのEredivisieシーズンで初戦 ajaxに5-0大敗というスタートも、NEC en Heraclesに連勝してその後は安定してmiddenmootで1年を終えた。2桁得点のscorerが不在の中で特にシーズン後半はOkitaが活躍し、最終的に7ゴール6アシストと見事な数字。だが最も重要な存在だったのはLasse Schöneが違いを作れず、Rens van Eijdenが重傷でシーズンを棒に振った中でチームを牽引したclubicoon Édgar Barretoだろう。彼も数週間の負傷離脱があったが、verdedigerとしてもmiddenvelderとしてもシーズンを通して大きな存在感を見せていた。Wilfried Bonyの驚きの獲得がNEC- en Vitesse-supportersの間で騒動を起こしただけで何の結果にも繋がらないという出来事もあったが、Rogier Meijerはselectieの最大限のパフォーマンスを引き出す良い仕事をしたと言えるだろう。

 

12    FC Groningen    34    (9    9    16)    41-55    -14    36pt
昨夏の移籍市場で中心選手を何人も失って苦しいシーズン。前半はdegradatiezoneにまだ沈み、その後も大きく差を付けられずに最後は7連敗と悲劇的なフォーム喪失で辛うじて16位に2pt差でのまさに逃げ切り。新doelman Peter Leeuwenburghは悲劇的なレベルのパフォーマンス。Itakuraが抜けたachterinは非常に貧弱で、El Messaoudiが抜けたmiddenveldはチャンスを作れず、得点能力が全く無かった。ポジティヴだったのは19歳のlinksback Bjorn Meijerの急激な成長で、すでに現金化が決定済み。spits Jørgen Strand Larsenも14得点と結果を出したことで関心が集まっており、この夏も移籍市場での収入は得られるだろう。保守的な戦術に批判の多かったDanny Buijsと早々にこの夏でのお別れを決めて、新trainerにはMark-Jan Fledderusが望んでいたFrank Wormuthを招聘成功。

 

13    Go Ahead Eagles    34    (10    6    18)    37-51    -14    36pt
昇格シーズンで安定したmiddenmootでの好成績。得点力のあるspitsがおらず、Iñigo Córdobaの9得点がチーム最多ながら、7得点2アシストのLuuk Brouwersが大きなインパクトを残してmiddenveldでチームを牽引。Warner Hahnが去った後半戦にはAndries Noppertが好セーブを見せて見事に穴を埋める活躍もあり、Kees van Wonderenがselectieの最大限のパフォーマンスを引き出したと言えるだろう。そのVan WonderenはHeerenveenへのステップアップが決定。新trainerにRené Hakeを選択したが、果たして…。

 

14    Sparta Rotterdam    34    (8    11    15)    30-48    -18    35pt
昨夏の移籍市場での戦力ダウンから予想された苦しいシーズン。後半戦は一時PECにも上回られてWillem IIと共に最も内容の悪い試合が続いていたが、2月3月にWillem II en Go Aheadとの試合に勝利したのが終わってみれば大きく、4月にFortunaとの決戦に惨敗するも、assistent Aleksandar Rankovicの解任の決定にHenf Fraserが同意せず、連帯責任を取ることを選んで、新trainerにMaurice Steijnが前倒し就任したことが契機になり、最後の4試合を3勝1分けと日程に競争相手と比べて最も恵まれていたのは確かなものの、見事なシーズンフィニッシュで直接残留に成功。club内ではHenk van Steeが追い出されてManfred Larosの専制による問題が報じられたが、今後どのような流れが生まれるかは注目。昨夏に契約延長していたMaduka Okoyeの移籍は間違い無く、移籍金を今度こそ少しでも再投資に回せるかどうか。

 

15    Fortuna Sittard    34    (10    5    19)    36-67    -31    35pt
シーズン前半の46失点での17位という酷い数字から後半戦も長く厳しい状況が続いていたが、長期離脱から戻ったZian Flemmingが12得点4アシストという数字以上に勝負所で決定的な活躍を見せ、第23節でSpartaとの大一番に大勝してリードを得るよ、第32節にはFC Twenteに1-2勝利、最終節にNECに0-1勝利とEredivisieで最も脆弱だった守備面で最後まで耐えに耐え抜いての見事な残留。ただ相変わらず冬に多くのレンタルや半年契約補強が行われる自転車操業であり、果たしていつまで持つのか、安定したEredivisieclubへの道のりはまだまだ見えない。

 

16    Heracles Almelo    34    (9    7    18)    33-49    -16    34pt
予想通り得点力不足に陥り、Robin Pröpperが去った穴も非常に大きく不安定なシーズン。さらにRai Vloetの交通致死事故、代わりに起用されたIsmail Azzaouiもすぐに重傷でシーズン終了と悪い出来事が続き、最後はKaj Sierhuisのシーズン終了の怪我で実際手詰まりに。一時はdegradatiezoneから抜け出し、シーズン終盤にはLucas de la Torreが良いプレーを見せていたが、凄まじい勢いでpuntenを積み重ねる他のチームの勢いに全く付いて行けず34ptを獲得しながら16位で終わると、緊急対策としてFrank Wormuthを解任して臨んだnacompetitieでExcelsiorに2試合をとおして完敗でぐうの音も出ない降格。今シーズンの最大の敗者と言って良いだろう。

 

17    Willem II    34    (9    6    19)    32-57    -25    33pt
一昨シーズンの大躍進から悲劇的な昨シーズンの後、今シーズンは6試合を終えて3位の好スタートもそれをピークにどん底の状態で11試合未勝利というローラーコスターぶり。最後はFred Grimに別れを告げてKvin Hoflandに望みを託し、その後も苦しみながらも最後の5試合で3勝1分けと立て直したが及ばずに17年過ごしたEredivisieから降格。technisch directeur Joris Mathijsenともお別れしてKKDで新体制での再建に。

 

18    PEC Zwolle    34    (7    6    21)    26-52    -26    27pt
winterstopの18試合で僅か6pt, 16位に8pt差と絶望的な状況に思えたが、新trainerに就任したDick Schreuderが試合開始から激しく前にプレッシャーをかけて主導権を取るスタイルで自信を取り戻させ、あれだけ決まらなかった得点が生まれ始めると共にpuntenも積み重ねて行き、最後にSpartaとの決戦で敗れて降格が決まったものの、後半戦全体としてはこれ以上無いパフォーマンスだっただろう。シーズンの敗因が前半戦と脆弱なselectie, club内組織と設備にあるのは間違い無く、KKDで再建を図ることに。