Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

両極端なシーズンは突然の終了

総括
Feyenoordにとって2019-2020シーズンは山と谷が両極端なものだった。Stamのもとで始まったシーズンは序盤からほとんど良い所が無く、徐々に悪くなってさえいってEredivisieで3勝5分け3敗という酷いものだったが、Advocaat就任後は多少の幸運にも助けられての負け知らずで徐々に調子を上げて良いvoetbalができるようになり、7連勝を含む11勝3分け無敗という素晴らしい数字に。まだまだ伸びシロも感じさせ、さらに順位表の頂上も狙える勢いだったが、coronacrisisにより突然の終了となってしまった。bekerfinaleにも進んでいたが、再びprijsを獲るための機会も得られず。

 

StamからAdvocaatへ
StamとAdvocaatの最大の違いはボールを持っていない時の戦術にあった。Stamが高い位置からプレッシャーを掛けて主導権を取りに行こうとしたのに対し、Advocaatはある程度ラインを下げてコンパクトに守ることを選択。Stamの致命的なミスは、voorbereidingの段階で「チームが攻撃的な守備戦術を採れる状況に無い」と見切りを付けられなかったことだろう。夏のoefenwedstrijdの時からvoorinがプレッシャーを掛けた時にmiddenveldに大きなスペースが生まれていたのは明らかで、補強される選手たいtも長期の怪我明けや、長期プレーしていない選手ばかりで、この戦術を採用できるだけのコンディションには全く無かった。せめてシーズン序盤で方向転換するだけの柔軟性がこの未熟なtrainerにあったらまた違っていただろう。
一方でAdvocaatはチーム状況を踏まえて低いラインでコンパクトな守備からvoetbalをさせることを選択。選手間の距離が近くなり、SinisterraやBerghuisが個人技を活かせるスペースが得られたことで徐々にチームが機能するようになった。

 

talentenの成長
StamがvoorbereidingでKökcüに続くことが期待された若手に見切りを付けたが、若手を使わないイメージを持たれていたAdvocaatは必要性もあってMalacia, Geertruidaをbasis起用し、Bijlowをeerste keeperに選択。basiselftalの約半分がVarkenoord出身の若手で締められる結果に。

 

来シーズンに向けての展望
coronacrisisにより来シーズンがどのようにして始まるのか、いつ頃観客がstadionに戻れるのかは未だはっきりせず、clubの財政への影響は計り知れない。technisch directeurに就任したArnesenにとっても困難な状況なのは想像に難くない。その中でAdvocaatがDe Wolfと共に契約を延長したのは明るいニュースだ。特にAdvocaatが延長したのはArnesenとの話の中である程度の展望が持てていると予想できるが、果たして・・・?現時点ではこれ以上の想像は難しく、あまり意味が無いだろう。その中である程度計算できる要素があるとしたら、移籍市場での収入とjeugdspelersの存在だ。現selectieで最も高額なのはBerghuisだが、その重要性を考えれば留めたいもの確か。Kökcüも将来的にさらなる成長と高額が十二分に見込める存在であり、よほどのオファーで無ければ売却の選択肢は無いはず。一方でjeugdspelersは今シーズン SummervilleがADOで, El BouchataouiとBurger, WeermanがFC DordrechtとExcelsiorでそれぞれ経験を積み、来シーズンは再びvoorbereidingでeerste elftalのselectie入りが期待され、同じことは同年代のBannisやAzarkan, Hendriksにも当て嵌まる。さらに来シーズンからはOnder 21-competitieが新設され、Feyenoordはここからtweede divisie入りを目指すことになるため、仮にこれらのtalentenからselectie入りできない選手が出てきても、チャンスを待ちながらそこでさらに経験を積めるだろう。

 

Keepers
Kenneth Vermeer 16試合出場
voorbereidingのBijlowの怪我でeerste keeperとしてプレー。苦しむチームの中で好セーブを見せていたが、Bijlowが戻り、冬にMLSからオファーが届いたことでシーズン半ばながら全員が満足する形でお別れ。

 

Justin Bijlow 7試合出場
Vermeerの移籍によってようやく再びeerste keeperに。以前問題視されていたハイボールへの対応に安定感が増し、いくつもの好セーブでチームを助け、keeper問題に苦しむOranjeの候補に名前が挙げられる存在に。
契約は2023年まで。数年は不動のeerste keeperとして計算できる。

 

Nick Marsman 2試合出場
経験のあるderde keeperとして加入。VermeerとBijlowの怪我が重なったタイミングでELも含めて3試合に出場した。明るいキャラクターでselectie内の信頼も大きい。
契約は2021年まで。

 

Elber Evora 0試合出場
Bijlowの離脱によってderde keeperとしてbank入り。
契約終了。

 

Ramón ten Hove 0試合出場
夏にFC Dordrechtにレンタルされていたが、早々にbasisplaatsを失って冬にレンタルバックの憂き目に。Vermeer移籍後にderde keeperとしてbankに座った。
契約は2021年まで。

 

Verdedigers
Rick Karsdorp 15試合出場1得点3アシスト
レンタルで戻って来るも、フィットしておらず別人のように低調なパフォーマンス。走力が戻らず、状況判断も悪くてピンチを招いていた。負傷離脱中にGeertruidaが台頭したが、怪我から戻るとポジションを取り戻して活躍。
レンタル終了。買い取りは条件的に難しく、このままお別れ濃厚。

 

Lutsharel Geertruida 17試合出場0得点0アシスト
rechtsbackの2番手として特にKarsdorpの負傷離脱に苦しみながら徐々に成長。守備面での力強さだけでなく、ボールを持った時も持ち前のテクニックで貢献できるように。
契約は2022年まで。来シーズンはレンタルから戻るBart Nieuwkoopとの競争に。

 

Eric Botteghin 20試合出場2得点0アシスト
終わって見ればほぼbasis起用された上に復活のシーズンに。シーズン前半は低調なパフォーマンスだったが、Senesiとのduoになってからは力強い守備で頼り甲斐のある存在に。
契約は2020年まで。本人はいつかBraziliëに戻る選択肢も度々口にしているが、契約延長の可能性も十分あるはず。

 

Sven van Beek 1試合出場0得点0アシスト
voorbereidingの怪我での長期離脱から戻るもチームが順調な中で出番が得られず。2月末のFortuna-uitで終盤の守備固め要員としてようやくカムバック。
契約は2021年まで。再選考のタイミングであることを考えても、ここが放出のタイミングか?

 

Edger Ié 11試合出場0得点0アシスト
待望のスピードのあるcentrale verdedigerとしてレンタル加入。シーズン序盤にデビューしてすぐにsupportersの人気を得たが、不可解なまでに軽率なhandsbalを繰り返してbasisに定着できず。
レンタル終了。

 

Jan-Arie van der Heijden 5試合出場0得点0アシスト
シーズン序盤にポジションを失い、Advocaat就任後もSenesiに順当にポジションを奪われて控え要員となり、1月の移籍も無くbankでシーズンを終えた。
契約終了。

 

Tyrell Malacia 12試合出場0得点3アシスト
Hapsの負傷離脱で得たチャンスを見事にモノにした。徐々に以前の姿を取り戻し、攻守でチームの快進撃に大きく貢献。特にIhattarenを消して見せた3月のPSV-uitは印象強く、Feyenoordが左サイドで常に優勢だったのはMalaciaの存在が大きい。
契約は2023年まで。来シーズンも再びHapsとの競争になるが、basispositieを守り抜いて不動の存在になることが期待される。

 

Ridgeciano Haps 13試合出場2得点2アシスト
前半戦も苦しむチームの中で貢献していたが、負傷離脱。2月末に戻ると、bekerwedstrijd含む最後の3試合でSinisterraの怪我とLarssonの移籍を受けてlinksbuiten起用されて見事に応えた。後方のMalaciaとの連携もスムーズで攻撃能力の高さを改めて証明。
契約は2022年まで。

 

George Johnston 0試合出場0得点0アシスト
複数のポジションをこなせるverdedigerとして補強され、毎試合bankに座るもJongでのみプレー。その成長にclub内での評価は高いという噂だが・・・?
契約は2021年まで。

 

Middenvelders
Leroy Fer 23試合出場2得点2アシスト
夏に戻って来た時点では十分フィットしておらず、コンディションに苦しみ、時にボールを持ちすぎてピンチを招くシーンもあったが、後半戦に入ってからは6番として力強いプレー。別格のフィジカルとボールコントロール、走力、ヘディングの強さでToornstraと並んでチームの心臓に。
契約は6月までだが、間違いなく延長されるはず。

 

Jens Toornstra 21試合出場5得点3アシスト
voorbereidingの怪我で出遅れたが、徐々にコンディションを上げてチームの巻き返しの大きな原動力にとなって未だFeyenoordのmiddenveldで欠かせない存在であることを証明。Kökcüの台頭でややポジションを下げているが、それでもとてつもない走力と正確なキックテクニックで大きく貢献した。
契約は2022年まで。国外挑戦の望みはそれほど強く無く、Feyenoordで必要とされている限りは留まる可能性が高い。

 

Orkun Kökçü 22試合出場2得点4アシスト
Stam就任時から不動の10番としてプレー。voetbal能力の高さは見せるもやはりコンディションに苦しんでいたが、Advocaat就任後徐々に調子を上げた。後半戦も期待のゴール数は伸びなかったが4アシストを記録。キックテクニックを考えれば2得点は物足りず、voetbal面もまだまだ向上の余地は十分。
契約は2023年まで。来シーズンはチームを牽引する存在に成長することが期待される。

 

Oğuzhan Özyakup 2試合出場1得点0アシスト
層の薄いmiddenveldに必要なクオリティのある選手ということで1月にレンタル加入。その直後のFC Emmen-thuisで試合開始早々に初ゴールで驚かせたが、すぐに怪我で見せ場無くシーズン打ち切り。
レンタル終了。club内での評価は非常に高く、完全移籍での補強候補だが高すぎるサラリーが大きな障害。

 

Renato Tapia 15試合出場0得点0アシスト
middenveldの控え要員として度々プレー。4年間clubにいて大きなインパクトは残せないままようやくお別れに。
契約終了。

 

Wouter Burger 6試合出場0得点0アシスト
後半戦はExcelsiorへレンタルされてKKDで多くの時間出場。
契約は2023年まで。来シーズンはeerste elftalの戦力として期待されており、Ferという高い壁との競争。

 

Achraf El Bouchataoui 0試合出場
シーズン前半戦はbankに座るだけでデビューできず、後半戦はFC DordrechtへレンタルされてKKDで多くの時間出場。
契約は2022年まで。Burger同様にmiddenveldのマルチローラーであり、来シーズンはeerste elftalでデビューの期待がかかるが・・・

 

Yassin Ayoub 3試合出場0得点0アシスト
Advocaat就任後も構想に入らず、結果を残せないまま1月の移籍市場で売却。

 

Aanvallers
Steven Berghuis 24試合出場15得点7アシスト
間違いなく今シーズンのde beste man. チームが機能しない前半戦は自身もプレーに苦み、Botteghinの怪我でaanvoerdersbandを巻いても全く不要な酷いファールを犯す悪癖が治らず批判を受けたが、Advocaatのもとでチーム状態が徐々に上向くと共に存在感を増して決定的な仕事で牽引。winterstop前のPSV-thuisでのハットトリック以降は毎試合のようにネットを揺らしてEredivisieで『最も価値のある選手』に。シーズンが最後まで行われていれば単独topscorerになっていた可能性も十分あった。
契約は2022年までで、本人は再び国外挑戦の望みを捨てていないと公言。

 

Luis Sinisterra 21試合出場5得点4アシスト
Colombiaから加入1年目の昨シーズンから見違えるように成長。力強さが増してアクションを起こせるようになり、テクニックを活用できる場面が格段に増えたことで遂にLarssonをbankに追いやる存在に。前半戦はJørgensenの怪我でspitsも務めるなど奮闘し、課題だったフィニッシュワークも徐々に向上して見事なゴールを決め始めていたが、2月のPEC-uitで左膝十字靱帯断裂で復帰は早くても年明け以降に。
契約は2021年まで。近い将来高額の移籍金が見込める存在で、リハビリ中に延長されるはず。

 

Nicolai Jørgensen 13試合出場5得点2アシスト
契約を延長して迎えた再起のシーズンだったが、またもvoorbereidingの怪我で大きく出遅れ。10月末に戻ってからも妻の出産が予定よりも延び続けた影響もあって明らかに集中力を欠き、winterstopにようやく子供が生まれてプレーに集中できるというタイミングで再び負傷。
契約は2021年までで、今シーズンと夏のEKで結果を残して良い金額での移籍の目論見は見事に破綻。Advocaatの評価は高いが、低額でもオファーが届くなら売却のタイミングだろう。

 

Róbert Boženík 5試合出場2得点0アシスト
怪我がちのJørgensenの代役、かつ将来性のあるspitsとして1月末に獲得。ポストプレーに若干不慣れな印象は否めないが、ゴール前に入るボールへのポジション取り、反応の良さは天性のものであり、フィニッシャーとして希有なクオリティを持っていることを早々に証明。2月のPEC-uit (3-4)では最後の数分に決勝点を決めて喜びを爆発させ、supportersの愛情も得た。
契約は2024年まで。来シーズンはeerste spitsの可能性も。

 

Sam Larsson 21試合出場4得点2アシスト
Sinisterraにポジションを奪われ、2月末にSinisterraが長期離脱になった後のタイミングでオファーの届いたChinaへ売却。振り返って見ればHapsが代役をこなし、すぐにシーズンが打ち切られたことでArnesenが絶好のタイミングで現金化したことに。

 

Luciano Narsingh 15試合出場2得点1アシスト
voorinの交代要員として度々登場。ハイライトはbekertoernooiのsc Heerenveen-uitでの延長後半の決勝点。
契約は2021年まで。

 

Naoufal Bannis 4試合出場0得点0アシスト
Jørgensenの怪我によってシーズン序盤に起用されたが、Advocaatからまだ実力不足と判断されて後半戦は再びOnder 19でプレー。
契約は2021年まで。来シーズンは新設のOnder 21でプレーしつつチャンスを狙うことになるか。

 

Marouan Azarkan 1試合出場0得点0アシスト
今シーズンもeerste elftalで出番は得られずOnder 19でプレー。怪我で長期離脱もあったが、戻って来たタイミングでシーズンが打ち切りに。
契約は2021年まで。手薄なlinksbuitenの候補に入っているはず。