フェイエノールトはUhrencup2試合目で大勝。金曜夜のBielでスイスのトップクラブ FC Baselを0-5で下した。ゴールを決めたのはロビン・ファン・ペルシ(2)、スティーヴン・ベルフハイス、エリック・ボテギン、トニー・フィレーナ。
水曜のBSC Young Boys戦と全く違うチームで試合に入ったフェイエノールトはTissot Arenaで飛ぶようなスタート。開始2分でスティーヴン・ベルフハイスの測ったようなクロスがロビン・ファン・ペルシに届き、スピッツとして起用されたこのベテランがヘディングでしっかり決めて0-1.
前半残り時間もベルフハイスとファン・ペルシが最も危険なフェイエノールダーだった。共にお互いを何度も上手く見つけ、この2人によって0-2となったのも驚きでは無かった。GKのミスキックからファン・ペルシが足元にボールを受けると、そのパスに対してベルフハイスがファーポストに滑り込んだ。
その感もフェイエノールトは上手く試合を進め、相手にほとんどチャンスを与えず。Baselも元FC ユトレヒトとフィテッセのスピッツ リッキー・ファン・ヴォルフスヴィンケルが1度だけ危険になったが、ジュスティン・バイローがしっかりセーブした。
HT明けにこのGKはキックの際に迷いすぎてBaselに試合に戻るチャンスを与えてしまったが、ファン・ヴォルフスヴィンケルのシュートが枠を逸れて安堵のため息を付くことができた。その後はフェイエノールトが再び試合をコントロールし、60分過ぎに3点目。ファン・ペルシが18mの距離からスイス人の守るゴールの隅に正確に蹴り込み、彼はその直後にシャイク・トゥーレーと交代した。
3点目でもケーキはまだ終わらず。まずベルフハイスのFKからエリック・ボテギンのヘディングがネットを揺らし、残り10分にはジャン・パウル・ボエチウスのパスからトニー・フィレーナがゴール逆隅に決めた。後者の2人は残り15分で投入された7選手の中の2人であり、その中には今週獲得され、フェイエノールトでの非公式デビューを果たしたコロンビア人FW ルイス・シニステラも含まれる。
この勝利でフェイエノールトはスイスでのトレーニングキャンプを非常に良いフィーリングで締めくくることができた。ただチームはUhrencupを勝ち獲ることはできず、その栄誉は土曜に対戦するYoung BoysかWolverhampton Wanderersのどちらかに与えられる。
FC Basel 1893 - Feyenoord 0-5
Scoreverloop:
2' Robin van Persie 0-1
45' Steven Berghuis 0ー2
62' Robin van Persie 0-3
71' Eric Botteghin 0-4
79' Tonny Vilhena 0ー5
Opstelling Feyenoord:
Justin Bijlow;
Jeremiah St. Juste (46' Bart Nieuwkoop), Eric Botteghin (73' Sven van Beek), Jan-Arie van der Heijden (73' Lutsharel Geertruida), Calvin Verdonk (73' Tyrell Malacia);
Jordy Wehrmann (73' Wouter Burg), Jens Toornstra (73' Orkun Kökcü), Yassin Ayoub (63' Tonny Vilhena);
Steven Berghuis (73' Luis Sinisterra), Robin van Persie (63' Cheick Touré), Sam Larsson (73' Jean-Paul Boëtius).
ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト
「今日の我々はとても良くやったと思う。ボールを持った時だけで無く、守備面でもだ。チームとしてしっかりコンパクトになっていた。ボールを持った時に辛抱し、常にフリーマンを見つける能力も見せていた。そうすれば今日我々がやったように、相手を破壊するプレーができる」
「Baselのようなクラブ相手にこういう結果は自信になる。彼らも何度かプレッシャーを掛けていたが、我々はパニックにならず、常に最終ラインから解決策を見つけようとしていた。それは今夜は上手く行った」
「シニステラはとてもオープンで勉強意欲がある若者。陽気な男でもあり、グループに上手く迎えられている。今日はスピードを左足を見ることができたが、まだちょっとブレーキを掛けながらのプレーだったと思う。彼はまだ100%ではないが、こういう試合をすることでグループの中に溶け込むことができる。だから今日彼が試合に出れたのは素晴らしいこと」
「我々は意識してユース組も含めて多くの若手をトレーニングキャンプに連れてきた。ほぼ全員が試合に出れて、我々も生で彼らのプレーを見れたのは素晴らしいこと。ここに一緒に来れたのは若い選手たちのためになるし、トレーニングでプレーで彼らにトップレベルでやれる力があるのも見れた。水曜の試合でスタメン11人がユース出身だったのは我々にとって重要な出来事。我々は彼らにフェイエノールトでさらに成長するチャンスを与えたいと思っている」
「新キャプテンの決定には時間をかける。まだ全員が戻っておらず、セレクションがまだ完成していない。この数試合で我々は昨シーズンのキャプテンたちを選んだ。近日中に彼らと話をし、最終的にキャプテンを選ぶ」
「これで良いフィーリングでロッテルダム行きの飛行機に乗れるよ。今週は良いトレーニングができ、我々のプレーの前進という点でステップを踏めた」
https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-ruime-zege-geeft-vertrouwen
https://www.fr12.nl/nieuws/47621-gio-over-aanvoerderschap-zullen-er-binnenkort-over-praten.html
エリック・ボテギン
「間違いなく満足。僕らは良い相手に今日は上手くやれた。コンパクトに構えて適切なタイミングを待ってプレッシャーを掛け、そこからフットボールをしようとした。そうすれば僕らにチャンスを作るクオリティがあるのは見えたはず」
「まだプレシーズン。最も重要なのはコンディションとリズムの面で今週ステップを踏めたということ。僕らはPSV戦に集中しているし、いま重要なのは結果では無くチームを作ること。僕はフィットしている。もちろんまだリズムは欠いているけど、だから試合をやっているんだからね」
「シニステラの気持ちは分かるし、手助けできることがあったら僕は喜んでするよ。ここではトレーニングの仕方も言葉も違う。彼には慌てずにやり、慣れて自分のためになることに耳を傾けるようにアドバイスした」
https://www.fr12.nl/nieuws/47620-botteghin-het-belangrijkste-is-nu-om-een-team-te-worden.html
見ていて楽しい、良い試合でした。Baselがちょっと心配になる出来ではありましたが、まぁようやくシーズンに向けて自信の持てる良い内容での大勝なので何の文句もありません。
ファン・ペルシとベルフハイスのデュオはファン・ホーイドンク&トマソンやK2以来の『別格』の雰囲気がありますが、今日は中盤がとても良かったですね。ヴェールマンは期待に応えてこのレベルでも全く問題無くやれることを証明してます。競り合いにもう少し力強さは欲しいですが、ボールを持った時の視野の広さ、判断の速さ、ボール扱いの正確さは素晴らしいものがあり、とても優秀なコントローラーです。もちろんトップゲームでどこまでやれるかはまだ未知数ですが、カリムの穴埋めは別に必要無い気も・・・ そしてアユプとトールンストラの組み合わせもとても良く補完し合っていて、今日はかなりハイレベルな中盤でした。
最終ラインもボテギンが水曜の反省から集中力が高く、左バックでチャンスを得たフェルドンクもボールを持った時の落ち着きがあってかなり好印象。途中出場のバルトもようやくまともなプレーで一安心でしょうか。バイローだけCKでのハイボールの対処とキックで余裕を持って持ちすぎて不要な危ないシーンを招くなどちょっと不安になりますが、ジョーンスとフェルメールがフィットするまではしばらく第1GK扱いなので次は頑張って欲しいところ。
話題のシニステラはまだチームメイトとの意思疎通が全くできないのと、プレーも特に印象には残らずでまだまだ時間が掛かりそうな雰囲気。まぁ気長に見てみましょう。