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VVCS: エールディヴィジのキャプテン12人が人工芝撤退を求める声明

「人工芝がオランダ・フットボールのプレー・クオリティと発展を妨げている」。オランダのプロ・フットボール選手の利益を守るための組織 VVCSはエールディヴィジのキャプテン12人の声を支持し、KNVBに対してエールディヴィジの試合を全て天然芝で行うことを求めるとの声明を発表した。人工芝でプレーしている6クラブのキャプテンは立場上に理由でこの声明には参加していないとのこと。

 

「12人の各クラブのキャプテンはエールディヴィジで人工芝は禁止されるべきと考えている。彼らは特にテクニック面と戦術面で人工芝がプレーに影響を与えていると語っており、さらに身体的にも人工芝でのプレーは好ましくないと自身の体験から確信している」

 

VVCSによるとヘーレンフェーンのキャプテン スタイン・スハールスがVVCSにコンタクトを取り、フットボールを別にスポーツにし、身体的にも問題を引き起こす人工芝の弊害に対して利益組織として何かできないかを尋ねたとのこと。それを受けてVVCSのディレクター デニー・ヘスプが他のキャプテンの意見を集め、少なくとも12人のキャプテンが人工芝撤退を望んでいるとの結論を得た。

 

ユトレヒトのキャプテン ヴィレム・ヤンセン:「パス、キック、トラップといったテクニック面のスキルが人工芝では全て別物。さらに毎日人工芝でプレーしているチームとアウエーで時々人工芝でプレーするチームが対戦する状況はリーグ戦の歪みだと思う」

 

ヴィレムIIのキャプテン ヨルデンス・ペータース:「人工芝ではフットボールのタイプが変わる。競り合いに行くのが難しくなり、タックルが消えてしまう。人工芝では『ボールを持った状態でプレーする』ことになり、ボールを持たない時に『奥に動く』ことが非常に重要になっている国際的なトレンドとは逆だ」

 

VVCSは12人のキャプテンの声を支持し、KNVBと各クラブに対して人工芝を禁止にし、ライセンス規定に人工芝禁止を盛り込むことを提案している。

 

ヘスプ:「この選手たちの主張は理解できるもの。人工芝でのフットボールは別の競技であり、オランダ・フットボールの発展にネガティヴな影響を与えている。我々はこの悪い流れを止め、エールディヴィジを人工芝から解放しなければならない。この声明により全関係団体が一緒になって議論を行い、オランダのトップフットボールのためにベストな解決策に至ることを望んでいる」

 

人工芝撤廃のための大きな障害が財政面であり、VVCSは解決策の一つの可能性として、各クラブが天然芝へ移行できるように援助する基金の立ち上げを提案している。

 

http://www.vvcs.nl/nieuws/1705-aanvoerders-eredivisie-roepen-op-tot-verbod-van-kunstgras