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カイト 「もう僕だけのことが話題になるべきじゃない」

ティートルを獲るためにフェイエノールトに戻り、かつてなくバーを高く上げたディルク・カイト。もはや彼は常にプレーする訳では無いが、それについて沈黙を守るつもりだ。「僕の状況は多くの人が気にしているからね。もうそれについて自分であまり喋らない方が良い」

 

ディルク・カイトから笑顔は消えていない。この36歳のカトワイカーはその全フットボール・キャリアで何度も拡大鏡で見られてきた。今回のことも彼にとって新しい体験だろうか?今の彼は多くの出場時間を得るためにウィンターストップ明けのチームメイトの怪我や監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストの贔屓に頼っている訳では決して無い。

 

しかし彼が熱心いウォーミングアップを行い、チームの得点に大喜びしたりしなかったり、AZ戦で交代しキャプテンマークをカリム・エル・アマーディに渡した時に手を挙げる仕草をすれば、誰もがそれに対して意見を持つのをこのFWは分かっている。そしてそれはストップすべきということも。

 

「僕は今シーズン残りの自分の気持ちを固めたし、自分の状況についてどう考えるかをオランダ全体と共有する必要も無い」とカイト。 「この2ヶ月間はピッチ上でのパフォーマンスだけに全力で集中する。僕は本当のハードトレーニングしているし、必要とされれば価値を示したい。もうディルク・カイトの状況だけが問題になるべきじゃない。重要なのはフェイエノールトだけであるべき」

 

もちろん、FC フローニゲンとのホームゲームで外されていくつものカメラの前で不満の気持ちを言葉にしたのはカイト自身だ。そのコメントはメディアによって拾われて使用された。「僕の状況を多くの人が熱心に気にしているのが分かった。だからそれについては自分ではもうあまり喋らない方が良いだろう」とカイト。

 

だがカイトがもはやスタメンのステータスに無いという時点で議論にならなかったら、それも全くクレイジーな話だろう。カイトもそれは理解している。「状況について君らに話題にして貰えるのも評価の一つ。でも僕の目標はピッチ上でディルク・カイトが見せることについて君らに書いて貰ったりTVで語って貰うこと。それ以外の事は全てもうテーマじゃ無いんだ。でもみんなにたくさん話題にして貰って、たくさん記事にして貰えるのもフットボール選手としてどれだけのことを成し遂げてきたかを物語るものというのも事実」

 

たとえもしカイトが5月半ばにもうほとんど主役を務めることができなくても、ヘット・レヒューンはこのキャプテンがコールシンゲルの舞台に現れた時には大きな拍手を惜しまないだろう。ロッテルダムでバーを高く上げ、ベーカー獲得後に次はランズティートルを獲らなければいけないと口にしたのはカイトだからだ。それをフェイエノールト・サポーターは忘れてはいない。

 

「僕はすでにとても評価してもらっているから、この数週間はチームメイトにメディアに出て貰っているんだ。みんなとても敬意を払って僕の代わりを務めてくれている」とカイト。

 

もう一度だけ彼自身の状況について。失望や不満では無く、実践上の話だ。カイト自身は常に選手にはリズムが必要であり、ベストの実力を発揮するには毎週プレーしなければいけないと語っていた。休息を休ませるが彼の信条だ。もはや毎週90分間プレーすることが無い状況で彼がかつての力を発揮することはまだ可能なのだろうか?

 

「リズムが必要なのは事実。長い期間毎週プレーすることで僕はつてに大きなパワーを出せていた。それが突然変わることは無い。もちろん最近はプレー時間が減っているけれど、数字を見ればそれほど悪くも無い。FC フローニゲン戦とPSV戦は出れなかったけど、フローニゲン戦は途中出場で出た。その後のADO戦とスパルタ戦も途中出場している」

 

そして先週日曜のAZ戦で再びスタメンに。エルジェロ・エリアがまだトップフィットしていないため、次の日曜のヘーレンフェーン戦でも再びスタメンに入るのは当然だろう。「十分に働いたというフィーリングを持てる様、僕はこの数週間エクストラ・トレーニングをしているんだ。それが必要だからね」

 

日曜にカイトが破壊的なシュートでティム・クルルを破った時のデ・カイプの大きな喜びは、『我々は止まらない、我々は進み続ける』というバナーのメッセージをカイトが最も体現していることを示していた。「僕らがまだかなり苦しい時期を過ごすと期待されているようだけど、このフェイエノールトはストイック。今シーズンの僕らに悪影響が及ぶとは思わない方が良い。僕らはチーム、スタッフ、ヘット・レヒューン全体で一致団結できている。ロッカールームでも本当に『どうして周りを見る必要がある?』という気持ちでやっている。全て自分たち次第。アヤックスPSVがどうしようと、僕らには些末なこと」

 

http://www.ad.nl/sport/het-mag-niet-meer-alleen-over-mij-gaan~a78d8fad/