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鉛のように重い1週間の後のデーフェンテルでオフ・デー(第12節:ゴー・アヘッド-uit結果)

フェイエノールトは今シーズン リーグ戦初の敗戦。ウクライナでのZorya Luhansk相手にアウエーゲームを含む鉛のように重い1週間の後、ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームはゴー・アヘッド・イーグルスとのアウエーゲームに1-0で敗れた。

 

後ろを追うアヤックスPSVヘーレンフェーンが全て勝ち点を落としたこの節の最後の試合、フェイエノールトは(前節終了時)17位 ゴー・アヘッド・イーグルス相手に勝ち点を差をさらに広げようと期待を持っていたが、デーフェンテルでチームは自分たちに惨劇を呼んでしまう。

 

この数ヶ月ほぼ全ての試合で通番で勝利を収めていたフェイエノールトだが、この試合ではまさにそこがチームのアキレス腱に。多くの競り合いに負けただけでは無く、最前線に向けて良いボールを出すこともそれほどできなかった。

 

その結果、前半のDF陣は何度も突破してくるダレン・マーツェンとジャルキーニョ・アントニアの快足スピッツ陣相手に残業を強いられることに。10分過ぎにすでにフェイエノールトは警告を受けていた。ヤン・アーリー・ファン・デル・ハイデンがマーツェンにボールを奪われ、最終的に急いで戻ったリック・カルスドルプがぎりぎりでクリア。

 

20分後に同じレシピでホームチームが次の大チャンス。今シーズン不動の存在であるファン・デル・ハイデンがまたもマーツェンに奪われると、そのクロスをフリーのアントニアが蹴り込み、今回はゴール前でもう誰もクリアすることができず。

 

15分過ぎにランディ・ヴォルタースによって挑発されたスティーヴン・ベルフハイスがそれにリアクションして自分だけイエローカードを受けたシーンに象徴されるように、フェイエノールトには幸運の欠片も無い展開に。ベルフハイスは先制ゴール直後に正確なクロスでファン・デル・ハイデンのヘディングでの同点ゴールをアシストしてリベンジを果たしたかに思えたが、ベルフハイスのハンドという主張でゴールは取り消されてしまった。

 

このシーンがフェイエノールトに全く運が無かった試合のイメージにピッタリだろう。さらに後半もチームは同点ゴールを真剣に主張するだけのプレーは出ず。フェイエノールトは危険なシーンを作るのに苦労し、後半も最大のチャンスはアントニアに訪れた。スピードを活かした突破からハンソンと1対1になるも、フェイエノールトでのリーグ戦初出場となったGKがこの勝負に勝利。

 

フェイエノールトはこれで終盤にまだボールが一度良い方に転がって、この苦しい試合で少なくとも1ptはキープできるという望みを持てた。ファン・ブロンクホルストはさらにエルジェロ・エリアとミヒル・クラーメルをチームに投入したが、しかし効果は得られず。フェイエノールトは攻撃面で力無く、デ・アデラールスホルストで貴重な勝ち点を失い、エールディヴィジ連続無敗は22試合で思わぬタイミングで終わってしまった。

 

Go Ahead Eagles - Feyenoord 1-0

Scoreverloop:

30’ Jarchinio Antonia 1-0

 

Scheidsrechter: Bas Nijhuis

Gele kaarten: 84’ Joey Groenbast, 84’ Marcel Ritzmaier (Go Ahead), 18’ Steven Berghuis, 79’ Bilal Basaçikoglu (Feyenoord).

 

Opstellingen:

Go Ahead Eagles: Theo Zwarthoed; Joey Groenbast, Norichio Nieveld, Xandro Schenk, Rochdi Achenteh; Joey Suk. Sander Duits (55’ Kenny Teijsse), Marcel Ritzmaier ; Jarchinio Antonia (85’ Henrik Ojamaa), Darren Maatsen, Randy Wolters (91’ Sam Hendriks).

Feyenoord: Pär Hansson; Rick Karsdorp, Eric Botteghin. Jan-Arie van der Heijden, Terence Kongolo; Marko Vejinovic, Dirk Kuyt (74’ Michiel Kramer), Renato Tapia (46’ Jens Toornstra);

Steven Berghuis (60’ Eljero Elia), Nicolai Jørgensen, Bilal Basaçikoglu.

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/go-ahead-eagles-feyenoord-netherlands-eredivisie-2016-2017/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「今日は完全なオフ・デー。チームは最初の1分目から試合に入っておらず、その後も試合に入らなかった。競り合いにも勝てなかったし、全員が本来のレベルに届いていなかった。自分たちで難しくしてしまった。だから今日はもっと良い結果を得られたはずという気持ちではない。正当な敗戦」

 

「私はこの試合前の数日間のチームの振る舞い方に良いフィーリングを持っているし、クレイジーに聞こえるかもしれないが、この1週間チームとして全員が一体感を保ったことに対して、試合後にチームに賞賛を送った。同時に今日の結果の失望はあるが、我々がまだ首位にいるのは誇らしくもある」

 

「金曜の体験は明らかにチームに影響を与えたが、そこにこの敗戦の責任は求められない。しかし我々の誰か一人が悲しい思いをしたなら、我々はそれを全員で感じる。我々はフィレーナの家族を支えるために十分尽くしていた。良い結果も欲しかったが、そこは替えられない」

 

「52分目の観客のトニーへの拍手は素晴らしいシーン。我々はゴー・アヘッドとサポーターに感謝している」

 

失点シーンのvdハイデンのミスについて

「選手たちにも行っているが、ああいうプレーでミスをするなら、リスクを冒さない形でやらなければいけない。ああいうシーンでそれをするのは許されない。1-1のゴールが取り消されたのも助けにならなかった。私の角度からはハンドでは無かったが、主審が自分の視点からハンドと反省した。試合終了後にナイハイスはハンドでは無かったと言ったよ」

 

「この試合は事故だと私は確信している。またフレッシュになるためにこれから2週間ある。この期間の後にPEC戦でまたしっかりやれるようにしないといけない」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-%E2%80%98verdiende-nederlaag%E2%80%99

http://www.fr-fans.nl/nieuws/27387/van-bronckhorst-we-zaten-vanaf-minuut-een-niet-in-de-wedstrijd

 

ディルク・カイト

「不要な敗戦。これだけ悪いと苦しい週だったのは弁解にはならない。ボールテンポが低すぎたし、ボールロストも多すぎた。各ラインに連携が無かった。この敗戦は完全に自分たちの責任と言わないと」

 

「特にメンタル面で厳しい週だったのはこの敗戦の弁解にはならない。苦しい週を送ったとしても、トップスポーツ選手なんだ。この試合はトニーのためにも特に勝ちたかったけど、できなかった。出だしはヴェイノヴィッチにチャンスがあったけど、試合が進むにつれて雑になっていった。後半まだ何とかしたかったけど、勝つには不十分だった」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/39695-kuyt-moeilijke-week-is-geen-excuses-voor-vandaag.html

 

スティーヴン・ベルフハイス

「僕らは不十分でボールをキープできなかった。シャープさが無く、ボールを前に送ってはまた戻してしまっていた。時には運も必要だけど、今日の僕らは不十分だった」

 

ハンド判定について

「難しいバウンドのボールだったけど、手に当たったとは一瞬も思わなかった。ナイハイスと副審を見たけど、笛も聞こえなければ旗も上がっていなかった。でも僕らは自分たちに責任を求めるべきで、こういう細かい出来事に原因を求めるべきじゃない。フェイエノールトとしてはここで負けることは単純に許されない」

 

「もちろん僕らは厳しい1週間だった。トニーの母親の葬儀もあったし、いろいろな出来事がそれほど重要では無いんだと気づかされる。フットボールは時に非人間的だけど、僕らはまた先に進まなければいけない。僕らはまだ首位にいる」

 

http://www.fr-fans.nl/nieuws/27388/berghuis-voetbal-is-af-en-toe-niet-menselijk

 

ヤン・アーリー・ファン・デル・ハイデン

「まだ首位にいるというが今日の結果から出せる唯一ポジティヴな点。僕らは良いステップを踏めるはずだったけど、それに失敗した」

「僕らはスタートは良かったけど、そこから彼らがオポチュニスティックにプレーし始めた。そうなると苦しくなるのは誰でも分かることだけど、僕らは上手く流れを変えられなかった」

 

失点シーンのミスについて

「シンプルにボールを前に蹴り出すべきだった。誰かが近くに来るのを待っていたけど、そうはならずにボールを持ちすぎてしまった」

 

「僕らはまだ首位にいるし、ここまで僕らが一番上手くやったということ。ここから次の試合に向けて2週間充電できるし、僕は自信を持っているよ」

 

「僕らみんなにとってタフな週だった。とにかくトニーのために3pts取りたかったから、それが余計に悔しい」

 

http://www.fr-fans.nl/nieuws/27390/van-der-heijden-het-was-een-pittige-week-voor-ons

 

イェンス・トールンストラ

「差を広げる絶好のチャンスだったから、この結果は余計にガッカリ。相手を過小評価していた?いや、それは無い。今日の僕らが勝利に相応しいと言えるにはあまりに力を出せていなかったのは明らか。どこが悪かったのかこの試合をしっかり分析しないといけない」

 

「試合数が多いのは確かだけど、勝ってる時は誰もそれには触れない。それを弁解にするのはちょっと安易だろう。セカンドボールをほとんどゴー・アヘッドに取られたのが落胆させられる点」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/39700-toornstra-dat-is-iets-om-moedeloos-van-te-worden.html

 

 

まぁメンタル的にキツかったのは実際に経験した本人たちしか分からないので、いろいろなことが試合にも影響してしまうのは仕方の無いことではあるでしょう。ただアデラールスホルストで痛い目を見るのはほぼ毎回のことなので、これを事故と簡単に片付けられるほど失望は小さくないです。ゴー・アヘッドのカウンターに苦しむのも定番ですが、それに対する対策も用意できず、まぁ用意のしようも無かったでしょうが、試合前の準備段階からやや疑問が。スタメンの選択は分からなくはないものの、そもそもジオは必要に迫られないとスタメンは入れ替えないので、結局これが『ハードスケジュールをこなせる選手層』と言えるかは依然疑問なところです。

 

試合のスタート自体は決して悪くなかったと思いますが、ターピアのミスから相手を調子に乗らせてそのままアグレッシブさで勝てないところを露呈してさらに相手に自信を持たせてもう流れを変えられずという展開。ヤン・アーリーのミスといい、完全に自業自得。特に1回ミスして命拾いしながらの2回目なので、今日はいろいろなことが尋常では無かった試合でした。マルコとターピアは一瞬上がりかけた評価を再び下げる結果。悲しいですが。

 

フットボール面でそもそもそれほど良いプレーをしてなかったとは言え、チャンスはそれなりに作れていたので、今日のほぼノーチャンスぶりは悲劇的。オフ・デーだったのは確かでしょうが、そういう日に解決策が無いのはカンピューンスハップを目指すには正直厳しい。

 

これで3試合わずか2ptsというキツい状況。あれだけあった差もわずか2ptsとファン・ハネヘムの予言がこんな時ばかり当たります。この2週間で何をどうするか、代表戦の無い選手たちでしっかり準備して欲しいところ。しばらく離脱しそうなテレンスの代わりはネロムかルーカスか…