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デ・クラシケルは奮闘の末に引き分け(第10節:020-thuis結果)

フェイエノールトアヤックス相手のホームゲームで炎の中からなんとか引き分けを引き寄せた。チームは後半早々にビハインドを背負った後、ファイトとディルク・カイトのゴールによって1-1で終了。順位表でのアムステルダマースとの差は5ptsのまま変わらず。エルジェロ・エリアが途中出場で肩の怪我からの復帰を果たしている。

 

HT明け10分にアヤックスがリードしたのはあらゆる力関係に反していた。ここまでほとんど危険なシーンが無かったアムステルダマースだったが、ケスパー・ドルベルフがヤン・アーリー・ファン・デル・ハイデンをかわし、GK ブラッド・ジョーンスを浮かせたシュートで破って先制。ハードワークしていたフェイエノールトにとって、優勢にプレーしながらゴールで自分たちに報いることをしなかった前半に高いツケを払わせられる結果となった。

 

この失点シーンまでフェイエノールトはファン・ブロンクホルストの定めた戦術をしっかり実行し、ほとんど一つのチャンスも与えていなかった。最終ラインがチームを小スペースに維持し、アヤックスにほとんど選択肢を与えず、ファイティング・スピリットをベースに個々の競り合いの大部分に勝利。そこからカウンターで数多くのチャンスを作り出した。唯一HTまでに欠けていたのがゴールだった。

 

ビラル・バサチコグルは10分過ぎにデイリー・シンクフラーフェンからボールを奪ってGK アンドレ・オナーナと1対1になるベストチャンスを得たが、思いがけず多くの時間とスペースをを得て迷ってしまい、相手を抜くことに失敗。

 

前半残り時間も先制点を目指すチームは一つだけだったのは、満員のデ・カイプの約5万人のサポーターも見ていたとおり。しかし何度も何度もラストパスだけ失敗。ディルク・カイトのチャンスポジションからのシュートはバーを超え、上手く繋げたFKのボールをゴール前で得たエリック・ボテギンは枠内に飛ばせず、HT直前のイェンス・トールンストラのシュートもゴール前を通過した。

 

良いニュースだったのは、フェイエノールトが失点後に追いつくための時間がまだ十分あったこと。ファン・ブロンクホルストはエリア、スティーヴン・ベルフハイス、そして最後にはミヒル・クラーメルと3人のFWを新たにピッチに送り込み、アヤックスは次第に後方に重心を移していった。

 

ピッチ上のスペースも次第に小さくなっていたものの、フェイエノールトはのハードワークは最後にカイトによって報われる。残り5分でエリアのクロスを受けたキャプテンはマーカーの前に出て、ヘディングでポストの内側を叩いてオナーナを破った。

 

ヘット・レヒューンに支えられてフェイエノールトは情熱的に決勝点も狙ったが、終盤最大のチャンスはビジターチームに。ドルベルフの出現にコンゴロが何とか間に合い、スコアボードは引き分けのまま終了。フェイエノールトは順位表での2位との差を5ptsで保った。

 

Feyenoord - 020 1-1

Scorverloop:

55’ Kasper Dolberg 0-1

85’ Dirk Kuyt 1-1

 

Scheidsrechter: Björn Kuipers

Gele kaarten: 66’ El Ahmadi, 78’ Van der Heijden (Feyenoord), 56’ Traoré, 61’ Veltman, 63’ Klaassen (020)

 

pstellingen:

Feyenoord: Brad Jones; Rick Karsdorp, Eric Botteghin, Jan-Arie van der Heijden (81’ Michiel Kramer), Terence Kongolo;

Karim El Ahmadi, Dirk Kuyt, Tonny Vilhena; Bilal Basaçikoglu (71’ Steven Berghuis), Nicolai Jørgensen, Jens Toornstra (60’Eljero Elia).

020: André Onana; Joël Veltman, Davinson Sánchez, Nick Viergever, Daley Sinkgraven (69’ Mitchell Dijks);

Davy Klaassen, Lasse Schöne, Hakim Ziyech (79’ Riechedly Bazoer); Bertrand Traoré, Kasper Dolberg, Amin Younes (70’ Anwar El Ghazi).

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/feyenoord-ajax-netherlands-eredivisie-2016-2017/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「趺坐綱気分だ。もっと良い結果を得られたのは明らかだが、もっと悪い結果もやはりあり得た。とにかくこれでアヤックスとの5pts差はキープした」

「最初の3回の大チャンスを得たならその内最低一つは決めなければいけない。自分たちをもっと楽にできたのに、そうはならず、結局60分過ぎにビハインドを追うことになった」

「最後の10分間になってようやく我々はまだ同点にできるという気持ちを持て、そしてディルクのファンタスティックなゴールが決まった。負けなかったのは大きいが、勝つチャンスはあった」

「我々は全チームで最も勝ち点を取っている。それが最も重要なこと。成長し続けているし、このスタートに喜んでいるよ」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/39473–van-bronckhorst-belangrijk-dat-je-niet-verliest.html

http://www.fr-fans.nl/nieuws/27121/van-bronckhorst-in-de-kleedkamer-sta-je-met-het-gevoel-dat-je-meer-had-kunnen-hebben

 

ディルク・カイト

「僕らのスタートはとても良かった。アヤックス相手にどうするべきかは正確に分かっていたし、上手くそれをやっていた。自分たちのプレーには満足できるけど、ただゴールを決めることだけが足りなかった。普通トップゲームでは本当に良いチャンスは1,2回。僕らはそれ以上のチャンスがあった。0-1にされたのは効率性についてのレッスン」

 

「ビハインドを背負ったのはメンタル的に痛かったけど、そこから僕らはキャラクターを示して最後まで戦い続け、同点ゴールを目指し続けた。チームとして僕らはトップフィットしているし、フィジカル面でアヤックスを完全に砕いていた。僕自身ゴールシーンはプラスαのものを出したよ。エルジェロのクロスが来るのが見えて全力を出した。上手く相手の前に出れて良かった」

 

「同点ゴールを決めたのは最高の気分だったけど、もっと良い結果を得られたはずという気持ちも消えないよ。観客はアヤックスに再び勝利する権利があった。今日は負けないことが最も重要だったし、それはできたけど、ここで8pts差に広げられたらもっと良かった。満足しているとは言えないし、実際満足はしていない」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/kuyt-had-nog-iets-extra%E2%80%99s-over-bij-mijn-doelpunt

 

エルジェロ・エリア

「自分が復帰して重要な仕事ができたのは嬉しい。個人的にはピッチにもどれで良い気分だけど、チームパフォーマンスの面では良い気分とは言えない。ベンチから見ていて楽しい試合だったよ。僕らは多くのチャンスを作ったけど、それを決められなかった。ロッカールームでみんなガッカリしている。僕らはHTまでにかなりリードしていなければいけなかったはず。試合の緊迫感はあったと思う。普通なら入るボールだったからね。」

「僕がここに来て以来アヤックスは毎回デ・カイプで運があるように思えるよ。今回も彼らはほぼ90分間プレーになっていなかったのに、結局0-1にした」

「大部分で僕らはアヤックスより上回っていた。でも本当に上回りたいならチャンスを決めないといけない。これからも僕らは1試合1試合で見ながらやっていかないと」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/39472-elia-blij-dat-ik-direct-belangrijk-kan-zijn.html

https://www.fr12.nl/nieuws/39474-het-lijkt-alsof-ajax-elke-keer-geluk-heeft.html

 

ヤン・アーリー・ファン・デル・ハイデン

「僕らは良い試合をした。戦術は嵌まっていたし、競り合いも勝っていた。ほとんど一つのチャンスも与えず、前半少なくとも2,3点決められたはず… それから彼らは何も無いところから初チャンスで決め、僕らはなんとか1-1にしたけど、前半の内に点差を付けなければいけなかった」

ヨルゲンセン、カイト、クラーメルで僕らはいつでもゴールを決められる能力がある。サイドの選手たちも相手を抜いてクロスを上げられる。そこから常にチャンスを作れるんだ。僕らはさらに2-1にもしたかったけど、それはできなかった」

 

https://www.fr12.nl/nieuws/39475-van-der-heijden-we-hadden-een-tik-uit-kunnen-delen.html

 

エリック・ボテギン

「僕らは2ptsを失ったと思う。優勢だったし、相応しい首位なのを見せていた。彼らにはたった1回のチャンスしか無かったけど、それを決められたのがとてもガッカリ。最後まで僕らは得点できるという気持ちだったし、最後の1分までファイトした。それも僕らのクオリティの一つ」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/39476-botteghin-laten-zien-dat-we-verdiende-koploper-zijn.html

 

カリム・エル・アマーディ

「試合全体を見れば僕らは2ptsを落としたと思う。でも一般的にはあの展開からまだ1-1で終われて喜ぶべきなんだろう。僕らは決めるべきシュートを決められなかった。とにかく引き分けよりは勝利により相応しかったんだ。でも順位表では僕らは変わらず首位にいるし、PSVが近づいただけ。この5pts差を大事にしてこれからまた勝ち続けないといけない」

 

http://www.fr-fans.nl/nieuws/27128/el-ahmadi-die-horen-er-gewoon-in-te-gaan-maar-die-maken-we-niet

https://www.fr12.nl/nieuws/39477-el-ahmadi-vijf-punten-voorsprong-koesteren.html

 

 

前半の内容を考えれば失望感の大きい結果。エリアが言っているように、今回も優勢に立ちながらワンチャンスで失点して価値を得られず。勝ち点差云々以前のガッカリ感しかありませんが…

 

今回もやはり早めのプレッシャーはそれほど掛けず、まぁ020は基本的にツィエクとドルベルフ頼みなので、シェーネを消しておけばサンチェスには蹴らせておいて問題ないというプランだったでしょう。両サイドは数的有利を作りやすく、特にユネスにはしっかり対応していたのでほとんど怖さはありませんでした。ボテギンもヤン・アーリーも良くやっていたのに、ミスした1回できっちりやられたのが痛い… ジョーンスの対応も良くなかったですが。

 

で、自分たちは前半あれだけ良かったのにゴールできず。ビラルは今日も何度も良いアクションを見せていましたが如何せんクロスの精度が無く、自信は掴んでるとしても、この精度だとちょっとどうにもならない上に、1対1も決められないようでは、得られかけたサポーターの信頼を再び失うのも残念ながら仕方ないでしょう。スローリィの悲劇を思い起こさせる悲しい内容でした。

 

後半は失点後明らかに気落ちして悪くなり、交代策でも決して流れが変えられた訳ではありませんでしたが、まぁ020が最後まで良くなかったのが大きいか。エリアとクラーメル投入はフットボール面で諸刃の剣ではありますが、結局エリアのクロスからなんとか同点にして終了。

 

フェイエノールトとしては特に良くも無く悪くも無く、今回も普通の出来で優勢ではあった試合。020が予想以上に雑だっただけか。ディルクがシェーネをほぼ完璧に消してたのは大きかったです。2試合続けて終盤までビハインドを背負う展開で同じような交代策が続いてますが、結局このチームのフットボール面はリックに依存する面が大きいので3バックであまりリックがあまり上がれなくなると逆に攻撃が停滞する流れがややあるような。それでも何とかそこからゴールできてるんですが…

 

今日の試合は残念でしたが、それでも先へ進むしかなく、後は年内はリーグ戦全勝が必須。それで他が勝手に落ちてくれるのを期待しましょうか。まずはベーカー・ダービー。