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ティルブルフでもパーフェクトを継続(第8節:ヴィレムII-uit結果)

フェイエノールトはリーグ戦8試合目も勝利。ヴィレムIIとのアウエーゲームで監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームは0-2で手堅く勝利した。15分過ぎにニコライ・ヨルゲンセンが見事なハックで先制点を決め、途中出場 レナート・ターピアが残り15分で勝負を決めた。

 

76分にターピアが0-2にした時にフェイエノールト・サイドの喜びは大きかった。ティルブルフの守備陣を単独で突破してのい美しいゴールだったというだけではなく、ロッテルダマースに安堵感ももたらしたからだ。先制点の後でガスを抜いてヴィレムIIを試合に入れさせてしまっていたことで、フェイエノールトはこの2点目の瞬間まで文字通り不必要に自分たちを苦しめてしまっていた。

 

フェイエノールトは序盤ですでに試合に勝利する土台を築けたはずだった。チームはシャープに試合に入るとディルク・カイト、ビラル・バサチコグル、トニー・フィレーナに3回の決定機を作り、16分に先制。ニコライ・ヨルゲンセンニアポストで軸足の後ろを通すという非常に美しいゴールだった。

 

このデンマークスピッツの自身のリーグ戦6点目は、右サイドを突破してパーフェクトなパスを送ったバサチコグルのおかげと言って良いだろう。このトルコ・ユース代表はスティーヴン・ベルフハイスが木曜のFenerbahçe戦で負った膝の怪我のため、ティルブルフでスタメン入りしていた。

 

ベルフハイス以外のフェイエノールダーはELの試合をしっかり消化したようで、それは前半のプレーに現れていた。カリム・エル・アマーディのリードのもとで特に最初の30分間はヴィレムIIに早めのプレッシャーを掛けてフットボールをさせず。フェイエノールトもボールを持った時に雑だったものの、クオリティの差が大きかったことでティルブルガースがゴールに迫ることは無かった。

 

前半の終盤でフェイエノールトは手綱を手放してしまい、その結果 ホームチームにポゼッションを高めさせただけでは無く、良いチャンスも許してしまった。FKからフレーク・ヘールケンスのヘディングはフェイエノールトにとってポストの良い方の側に。

 

ファン・ブロンクホルストはHTにチームを代えず、後半もっとシャープに入らなければいけないと強調しようとしたものの、フェイエノールトは悪い形でロッカールームから出てきてしまう。チームはボールを持った時に雑で、何度も獰猛なヴィレムIIに競り負けていた。2回あわやその罰を受けそうになったものの、フンソ・オーヨのヘディングはジョーンスがキャッチし、バルトロミュー・オフベチェのシュートはバーの上に飛んだ。

 

フェイエノールトは残り20分で立ち直ってランプルーの守るゴールにプレッシャーを掛けると、残り30分でカイトに代わって投入されたターピアのゴールによって報われ、勝利を手にした。そしてフェイエノールトは良いフィーリングと8試合で24ptsという最大限の成績を得て代表戦期間に入る。

 

Willem II - Feyenoord 0-2

Scoreverloop:

16’ Nicolai Jørgensen 0-1

76’ Renato Tapia 0-2

 

Scheidsrechter: Dennis Higler

Gele kaarten: 87’ Dico Koppers (Willem II), 90’ Bilal Basaçikoglu (Feyenoord)

 

Opstellingen:

Willem II: Kostas Lamprou; Pele van Anholt, Darryl Lachman, Jordens Peters, Derrick Tshimanga (71’ Dico Koppers);

Jordy Croux, Freek Heerkens, Funso Ojo (86’ Bruno Andrade), Erik Falkenburg, Thom Haye (55’ Bartholomew Ogbeche); Francisco Sol Ortiz.

Feyenoord: Brad Jones; Rick Karsdorp, Eric Botteghin, Jan-Arie van der Heijden, Terence Kongolo; Karim El Ahmadi, Dirk Kuyt (63’ Renato Tapia) Tonny Vilhena; Bilal Basaçikoglu, Nicolai Jørgensen (73’ Michiel Kramer), Jens Toornstra.

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/uitslagen/willem-ii-feyenoord-netherlands-eredivisie-2016-2017/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「当然我々はこの試合に向けて二日しかなかったし、金曜は飛行機移動だけ。だが今日は1分目から勝ちたい意思、集中力、フレッシュさが見えた。フィジカル面で我々は良い状態だった」

 

「前半はピッチが広がりすぎてプレッシャーをなかなか掛けられない時間帯があった。そうなるとチャンスを与えずに対応するのは困難。後半は良くなってよりスペースを見つけられるようになったが、0-1にした後にもっと早く0-2にしなければいけなかった」

 

「ビラルはそのクオリティと迫力でチームにプラスαをもたらしてくれる選手。ニコライをペッレやグイデッテと比較するのはメディアにとっては素敵なことだろうが、私にとっては重要では無い」

 

「ターピアは中盤に競り合いのパワーをもたらし、オーヨを妨害してヴィレムIIの攻撃を防ぐという、やるべきことをやってくれた。ゴールは彼にとってもチームにとってもとても素晴らしいこと。あれで試合が決まったからね。ターピアのゴールをチーム全体が喜んでいたし、ああいうシーンがチームとしてより強くしていくんだ」

 

「ヤン・アーリーは常にハードワークを続けてどんどん良くなっている。彼はあまり出場できない選手が突然入ってしっかりやれるというお手本。今はとても良くやってくれているし、私はとても喜んでいるよ」

 

「8連勝スタートはとても嬉しいし、我々は誇りに思って良い。しかし何より重要なのは最終順位」

 

「スタンドの騒動で試合を止めたのは正しい判断。あのインパクトを見たならそれを疑問に思う方が不思議だ。ああいうことはスタディオンであってはならないこと」

 

http://www.fr-fans.nl/nieuws/26705/van-bronckhorst-het-belangrijkste-is-het-einddoel

http://www.fr-fans.nl/nieuws/26707/gio-vanaf-minuut-een-de-wil-om-te-winnen-gezien

 

ディルク・カイト

「欧州でのFenerbahceとの試合の後に、リーグ戦で最大限の結果を得られたのは素晴らしい気分。事前に良い結果を期待はするけど、『8試合で24pts取れる』と言われたら僕はちょっと自信過剰だと言っていただろう。今のところ僕らはその通りいっているし、とても嬉しい」

 

「メンタル的に見ればこれは最高に難しい試合だった。アヤックスPSV戦の方がその点は簡単。今はみんな僕らが3pts取ると思っているからね。最終的にしっかり3pts取れて嬉しいよ。過去に何度も勝ち点を落としていたけど、今回は木曜の失望のリベンジとしてしっかりリアクションできて僕らは間違いなく一歩階段を上った」

 

スタンドの騒動について

「ああいう出来事は怖ろしいことだと思うし、スタディオンにあるべきではない。主審は良い判断をしたと思うし、すぐに落ち着いて良かった。牧人キャプテンとして早く落ち着くように話すべきだと感じたんだ。ああいうことが早くフットボールからなくせることを願っている。今はそれ以上話したくない」

 

http://www.fr-fans.nl/nieuws/26709/kuyt-ik-voelde-daar-voor-mij-als-aanvoerder-een-taak

https://www.fr12.nl/nieuws/39100-maximale-score-voor-feyenoord-dat-is-een-heerlijk-gevoel.html

 

カリム・エル・アマーディ

「長旅と数日間の休みの後で全力を出そうとしたのは見事だと思う。フットボールは時々良くなかった。ちょっと待ちすぎてしまったのは自分たちでよく分かっている。でも勝たなければいけない試合に勝ててとても満足」

 

Fenerbahce戦の疲労が残っていたのは後半の競り合いで分かったと思う。とにかくフィジカルよりメンタルが求められた。週3試合はこなさなければいけないし、毎週これが普通にならないとティートルを長く争うことはできない。それができて初めてカンピューンになれる」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/39092-el-ahmadi-zeer-tevreden-met-overwinning-op-willem-ii.html

 

ビラル・バサチコグル

「アシストで重要な存在になれるのはいつだって嬉しいもの。早々に先制できるのもね。その後はバックが3歩下がって僕がたくさん走らなければならくなって大変だったけど、後半は良くなったし試合を振り返って満足できるよ。ハードワークは報われると時々言われるけど、今日がそれだったと思う」

 

「ニコライのハックはみんなを驚かせたね。バイテンスペーラーとしてはスピッツと良いクリックができるのは素晴らしいこと」

 

「ベンチの選手たちはみんな『しっかり準備していないと』とみんな言い合っている。全ての交代策がチームにとって重要な存在になれるチャンス。だからベンチでみんなたくさん話をするようにしているんだ。vdハイデンはファンタスティックな活躍だし、遂にスタメンになった。僕のお手本だよ」

 

http://www.fr-fans.nl/nieuws/26713/bilal-hard-werken-wordt-beloond

 

レナート・ターピア

「ゴールを決められて嬉しいよ。だいぶ時間がかかったし、チームも勝てたからね。攻撃の中でシュートしようとしたけど、相手が多く視界に入った。それを上手く抜けて、実際イェンスに出さなければいけないシーンだったけど自分でシュートしたんだ。僕らはシュート練習をたくさんしているからそれほど難しくはなかった」

 

「ベンチに座っている選手はみんなチームの力になれるし、みんな準備はしている。僕ももちろんたくさんプレーしたいけど、今はチームがファンタスティックなプレーをしているから僕はチャンスを待つしか無い。これはプロセスであり、焦るべきじゃ無い。チャンスは自ずとやって来る。このプロセスが早く終わるのを期待しているけど、僕はこのチームにとてもハッピーだよ」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/39094-tapia-blij-met-doelpunt-maar-moest-hem-eigenlijk-afleggen.html

 

ニコライ・ヨルゲンセン

「今日はタフだった。この数週間で多くの試合をこなしたし、今日もハードな仕事だったけど、また勝てた。この勝利はとても嬉しいし、得点を決めて代表戦期間に入れるのは良い気分。美しいゴールだったね。考える時間は‘split second’しか無かったし、むしろ直感でやるしかなかった。ああいう決め方をしたのは初めてじゃ無い。昨シーズンのFC Kopenhagenでのベーカーフィナーレでも軸足の後ろを通して得点したけど、その時は左足でだった。ビラルが良いクロスをくれたよ。あれが彼の良いクオリティ。常にスタメンでは無いけど、多分今日は僕らの攻撃陣でベストだったんじゃないかな」

 

「8試合で6ゴール3アシストはもちろん嬉しい。ペッレとグイデッティの8試合での数字(共に6ゴール2アシスト)は気にしてないよ。自分を改善するためにハードワークを続けるしかない。最終的にペッレとグイデッティ以上の数字を残す?それは難しいだろう。ペッレは27ゴール、グイデッティは20ゴール。僕が同じ数字を残せたらとても嬉しいよ。ああ、その数字は頭の中にある。そういう数字に届くことは願ってもいるよ」

http://www.fr12.nl/nieuws/39095-jorgensen-looft-bilal-vandaag-misschien-onze-beste-aanvaller.html

http://www.vi.nl/nieuws/jorgensen-wil-pelle-achterna-lastig-om-het-beter-te-doen.htm

 

ヤン・アーリー・ファン・デル・ハイデン

「古巣に戻るのはいつだって楽しいものだけど、僕は勝つことに集中していたよ。僕らがかなり良いプレーをしている時も、ヴィレムIIフットボールをしようとしていた。スペースが広がったから彼らも良いプレーができたけど、僕らはほとんどチャンスは与えていなかった。大人びた勝利というのが素晴らしい言葉。ただもっと早く2点目を決めることはできただろうね。何度も2対2を作っていたけど、小さなディテールの問題。でもここで0-2で勝ったなら満足すべき」

http://www.fr-fans.nl/nieuws/26711/volwassen-is-een-mooi-woord-voor-deze-overwinning

 

 

案の定苦労しましたが、まぁ特に良い出来でも無くしっかり勝てているのが今シーズンの非常に良い点。この調子のまま長くいければ今シーズンこそ何とかなるはず……

 

前半はなかなか良い出来でしっかりコントロールできてましたが、HT前に押し込まれ、後半は全くフットボールにならずにかなり危ない時間帯がありました。ターニングポイントになったのはディルク→ターピアの交代策でしょう。ターピアが割としっかりボールをキープしてくれたのと、トニーが10番に入ってスペースをしっかり突いてくれて途端にフットボールが良くなりました。まぁ相手にも依りますが、ディルクがそんな良い訳では無い現状、トニーの10番起用は有力なオプションですし、ターピアが攻守である程度しっかりやれたのはかなりのプラス材料。念願のスタメンでしっかり結果を出したビラルとあわせて、本当に力のある控えなのか論争に一石を投じたのではないかと。ターピアのコメントを見ても今のところ控えの不満も溜まってないようで良い雰囲気ではないかと推測できます。ただこれで相対的にマルコの序列はさらに下がりましたが。

 

ニコライは気づけば8試合6ゴール3アシスと素晴らしい成績。固め取りするでもなく安定して数字を残してますし、ハードワークとポストプレーでの貢献が大きいので総合的にはグイデッティとペッレを上回っている感があります。

 

代表戦が明ければいよいよデ・クラシケルが間近に迫ってくるので、とりあえず怪我無く無事に帰ってくるのを祈りましょう。