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ヨハン・クライフ・スハールを獲り逃す(JCスハール結果)

フェイエノールトはクラブ史上3回目のヨハン・クライフ・スハール獲得に失敗。ベーカーウィナーはアムステルダム・アレナでランズカンピューン PSVと対戦、デイヴィ・プロッペルのゴールによって0-1で敗れた。

 

HTのスコアボードの点差はおそらくほとんどのフェイエノールダーが喜んでいただろう。監督 ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルストのチームは最初の45分間 プレシーズンに何度も見せていた良いプレーをすることができず、ほとんどフットボールにならなかった。スピッツ ニコライ・ヨルゲンセンまでほとんどボールが届かず、サイドからも危険なシーンを作れず。アイントホーフェナーレンはは圧倒的にボールを持っただけでなく、ロッテルダマースよりも遙かに危険なチームでもあった。

 

38分にデイヴィ・プロッペルが対角線上のゴール逆隅にシュートを決めるまで0-1にならなかったのは小さな奇跡とも言えるだろう。PSVはそれまで間違いなく2回はゴールにかなり近づいていた。開始5分にはアンドレス・グアルダードのFKがバーを直撃し、30分過ぎにはルーク・デ・ヨングがペナルティ・スポットからシュート。 カリム・エル・アマーディがヨリト・ヘンドリクスの背中を軽く押したことで主審 ゲズブユクが与えたPKを、しかしPSVのキャプテンの蹴ったボールははペル・ハンソンの守るゴールのバーを超えた。

 

チャンスの無かったフェイエノールトは、共に旅してきた5.500人のサポーターに向かってプレーする後半、開始5分間で4回イェルーン・ズートの守るゴールに向けて炎を浴びせた。トニー・フィレーナ、ヨルゲンセン、ディルク・カイト、イェンス・トールンストラが揃ってゴールを決めることができなかったが、彼らのシュートが前半より良くなった45分間の幕開けに。それから間もなく、ユルヘン・ロカーディアのシュートが枠を外れた後、エルジェロ・エリアのシュートがブロックされ、エリック・ボテギンのヘディングはライン上でグアルダードにクリアされた。

 

後半が進むにつれてピッチのスペースが次第に広がったことでフェイエノールトは優勢に。トールンストラに代えてビラル・バサチコグルを投入したことでチームはそのスピードでスペースを突けたかに思われたが、このバイテンスペーラーのシュートは残念ながらズートによってセーブされた。

 

テレンス・コンゴロのヘディングも枠を外し、フェイエノールトの信じる気持ちは次第に消えてゆく。ヨルゲンセンに代えてミヒル・クラーメルを投入した終盤、チームはもう大きなチャンスは作ることができず、PSVが史上11回目のヨハン・クライフ・スハールを受賞するのを失望と共に見守らなければならなかった。

 

Feyenoord - PSV 0-1

Scoreverloop:

38’ Davy Pröpper 0-1

 

Scheidsrechter: Serdar Gözübüyük

Gele kaart: Jens Toornstra, Jetro Willems, Nicolas Isimat-Mirin

 

Opstellingen:

Feyenoord: Hansson, Karsdorp, Botteghin, Kongolo, Nelom, El Ahmadi, Kuyt, Vilhena, Toornstra (63’ Basaçikoglu), Jorgensen (77’ Kramer), Elia.

PSV: Zoet; Brenet, Isimat, Schwaab, Willems; Pröpper, Guardado (88’ Koch), Hendrix; Pereiro (60’ Narsingh), De Jong, Locadia.

 

https://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/programma/feyenoord-psv-johan-cruijf-schaal-2016-2017/verslag

 

ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト

「前後半の差にショックを受けている。天と地の差。特に試合の入り方だ。前半はここまでの試合やトレーニングでやっていたのとは全く対照的。自分たちができるプレーをしていなかった。自分たちで難しくしてしまい、ボールを持った時に焦って前に行こうとする気持ちがはやり、プレーに全く落ち着きが無かった。そのためにフットボールにならず、プレッシャーを掛けることもできていなかった。

 

「後半は私が見たいフェイエノールトだった。ボールを持った時に落ち着きがアリ、競り合いに貪欲で、PSVに上手くプレッシャーをかけることができていた。それによってチャンスも生まれていたが、絶対に一つは決めないといけない」

 

「終盤ニコライとミヒルを並べるプランはあったが、ニコライが本当に疲労し尽くしていた。だから我々は終盤エリックを前に上げて何とかしようとしたが、残念ながら上手くいかなかった。後半に見えたフェイエノールトには満足しているが、PSVのような良いチームを倒したいなら90分間最大限の力を出せなければいけない。残念だが今日の我々はそうではなかった」

 

https://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/van-bronckhorst-%E2%80%98tegen-psv-moet-je-negentig-minuten-optimaal-zijn%E2%80%99

https://www.fr12.nl/nieuws/38056-van-bronckhorst-geschrokken-van-verschil-beide-helften.html

 

ディルク・カイト

「前後半の差が大きかった。前半はボールを持った時に全く落ち着けず、 プレシーズン AnderlechtやValencia相手に僕らが見せていたプレーが全くできなかった。」

「後半の僕らはPSVをかなり苦しめたけど、フィニッシュでのシャープさが足りなかった。あれだけチャンスがあったのなら最低一つは決めないと。前半の酷いプレーが残念。避けられたことだし、無くさないといけない。このタイトルを獲るチャンスを逃したのは残念。でも僕はこのチームでまだステップを踏んでいけると確信している」

https://www.fr12.nl/nieuws/38055-kuyt-we-zijn-veel-verder-dan-vorig-jaar.html

 

カリム・エル・アマーディ

「前半の僕らは下がりすぎてしまった。後半は怖れを捨てて前にもっとプレッシャーをかけられるようになり、より脅威を作れたけど、最終的に自分たちに報いることができなかった」

「後半の僕らは事前の決まり事をしっかり守った。そうすればどんな相手でも苦しめることができる。PSVのようなファンタスティックなチームでもね。でも前半の僕らのパフォーマンスではどうしようもない。そこはしっかり分析しないといけない」

https://www.fr12.nl/nieuws/38054-el-ahmadi-in-de-tweede-helft-gooiden-we-de-angst-van-ons-af.html

 

トニー・フィレーナ

「この試合全体を見れば、前半は良くなかった。後半はチャンスを決めなければいけなかったということ。HTにこれでは駄目だし、何とかしないとと言い合った。後半はそれができて、プレーが良くなった。だから自分の強みも出せた。前半はあまりに下がってしまっていたからね」

「後半のようなプレーをすれば僕らはかなり先までいけるはず。僕らは良いプレシーズンを送ったし、後半のようなプレーをすればフローニゲンでも間違いなく上手くゆく」

 

http://www.fr-fans.nl/nieuws/25554/de-coach-maakt-zijn-keuze-en-als-ik-speel-dan-sta-ik-er

 

 

なかなか厳しいと予想したとおりの試合。まぁ確かに昨シーズンと比べれば少しは良くなってますが、まだまだPSVとはかなりの差があるのをはっきり実感する内容。

 

酷かった前半の問題点は下がりすぎるDFラインとニコライの孤立。ビビるとDFラインが下がってしまうのは昨シーズンからの悪癖で、ハッキリ言えばボテギンが悪いんですが、スフェンがまだプレーできないのでちょっとそろそろ何とか分かって欲しいところ。競り合いの強さは間違いないですが、いくら何でももう少し前のスペースを埋めてくれないと今後も大きな悩みに・・・。ニコライの孤立は後半エリアとディルクが近づいたことで解決した感がありますが、イェンスがほぼ消えてディルクもほとんど役に立っていない現状で4-3-3をする意味があるのかは大きな謎。まぁどうやら待望のベルフハイスが来るようなので、もしかしたらそんな悩みを持つ必要がなくなるくらい劇的に変えてくれるかもしれません、と甘い期待を・・・。

 

後半の内容がコンスタントに出せるならシーズンに希望は持てますが、当然のごとくそんな甘くも無いので、まぁどの程度どうなるかと。あとは昨シーズン後半怪我に悩んで低調だったリックが試合が進むにつれて調子が出てきたので、『本番』のリーグ戦前に良いリハビリになったと思いましょう。