プレシーズン入りを1週間遅らせ、月曜にフェイエノールトのセレクションに合流したヨルディ・クラーシ。フェイエノールト公式サイトはオーストリアでのトレーニングキャンプ最初の二日間で彼にこれまでの経験と自身の将来のプランについて質問した。
ヨルディ、また会えて嬉しいよ。バカンスはどうだった?
「良かったよ。バカンスはこうあるべき、というまさにそのとおりだった。リラックスして休息を取れた。彼女が妊娠していたけどまだ飛行機に乗れたから、1週間トルコにいたんだ。妊娠期間はとても順調だよ。出産は今月末の予定。二人とも女の子を期待しているんだ」
バカンス中に昨シーズンの酷い終わり方は忘れられた?
「PO敗退からほとんどすぐに僕はオランダ代表にいかなければいけなかったから、おかげでフェイエノールトでの失望は割りとすぐに終わった事にできた。でもバカンス中にまだ最後の数試合を思い出すことは当然あったよ。僕らは良いスタートポジションにいたのに、それをあんな簡単に失う事があり得るんだろうか?というのが僕が自分に問うた疑問の一つだった。答えを出すのは難しかったよ。力が抜けてしまったように感じていたし、さらに流れを変えるだけの経験も無かった。PSVやAZに勝っていたその前の期間との差はとてつもなく大きかった。POでの僕らは背水の陣だったけど、残念ながら十分じゃなかった。今シーズン欧州戦が無いのはフェイエノールトの全ての人々にとっての喪失。特に昨年の素晴らしい経験の後ではね」
グループのフレッシュネスは完全に戻ったと思う?
「それは間違いないよ。全員が最低3週間のバカンスを取れて頭を空っぽにできたのはアドバンテージだ。昨夏はそれができない選手が何人もいたからね。今回は全員がフレッシュに見えるし、こうあるべきなんだ。新しいラウンドには新しいチャンスがある、そう見ているよ。とにかく昨シーズンと変えなければいけないのは、僕らは試合の中での判断力が勝つために求められるということ。その意味ではディルク・カイトが加わったのはもちろんとてもポジティヴなこと」
カイト以外にマルコ・ヴェイノヴィッチも新たに加わった。グループ内の競争は激しい。
「それは良いことでしかないと思うし、フロート・クラブなら競争は付きもの。11人でフル・シーズンは戦えない。全てのポジションで僕らは複数の選手がいるし、それは監督の選択肢を多くする。全員が自分を証明しようとしないといけないんだ」
君にとってはエールディヴィジで6シーズン目になる。まだフェイエノールトで挑戦することがある?
「僕はこのクラブでタイトルを獲りたいという気持ちをまだ捨てていないし、その願いはかなり持っている。でも自分のキャリアにおける新しいステップにオープンなのも事実だし、それは明らかにもしている。僕は24歳でエールディヴィジで5シーズンを過ごした。素晴らしい話が来れば、家族と一緒に考えたい。でもそれには全てがぴたっと嵌って絵が完成しないといけないんだ。僕は行き先がどこでも良い訳じゃないし、家族もみんな良いフィーリングを持てないといけない。もしそういう話が来なければ、僕は幸せな気持ちでフェイエノールトに残る」