フェイエノールトは直ちにマルコ・ヴェイノヴィッチを獲得したとクラブサイトで発表した。25歳のMFはフィテッセから移籍し、金曜にメディカル・チェックを済ませてデ・カイプで4年契約にサイン。この日曜のフェイエノールトの新シーズン前の初トレーニングにもそのまま参加する。新シーズンでの背番号は5。
マルコ・ヴェイノヴィッチはこの2シーズン フィテッセで67試合(リーグ戦とPO)に出場。昨年はアーネムのクラブでコントロールMFとして12ゴールという良い数字を残している。ヴェイノヴィッチはそれ以前にはヘラクレスとAZでプレー。アルクマールでの最後の年(2008-2009)にランズティートルを獲得している。
テクニカル・ディレクター マルティン・ファン・ヘールはフェイエノールトがこの元ユース代表と合意できたことを非常に喜んでいる。「彼の獲得で我々は中盤にさらに選択肢ができた。マルコはテクニック面で非常に才能ある選手であり、長年エールディヴィジのトップレベルでプレーし、リーグ戦は160試合以上に出場している。昨ーズンはそのファンタスティックなキック・テクニックでエールディヴィジで最多ゴールのMFの一人だった。さらにマルコはまだ25歳だし、我々のもとでまだまだ成長できると確信している。新シーズンのスタートの前に合意できて、日曜のプレシーズン スタートにマルコをすぐに加えられることをとても喜んでいるよ」
「ここ最近でフェイエノールトから良い、温かいフィーリングをすぐに得られた」とヴェイノヴィッチ。「ここで成功するために全力を尽くしたい。フェイエノールトでの初トレーニングができる日曜を待ちきれないよ」
マルコ・ヴェイノヴィッチはセルヴィア人の父とボスニア人の母の間に生まれたが、オランダ人国籍を持っている。18歳までマルコは母親の性であるマーティッチを背負っていたが、18歳の誕生日に兄たちと共に父親の名前を名乗ることを決めた。
http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/feyenoord-versterkt-zich-met-marko-vejinovic
ヴェイノヴィッチ 「フェイエノールトでプレーできるのを子供のように喜んでいるよ」
金曜にフェイエノールトとの4年契約にサインしたマルコ・ヴェイノヴィッチはマルティン・ファン・ヘールからフェイエノールト・シャツを手渡され、デ・カイプでフェイエノールダーとして初のインタビューに応じた。
どのくらい前からこの瞬間を楽しみにしていた?
「ちょっと前からだね。いろんな決め事で少し時間がかかったけど、振り返った今こうなって嬉しいよ。だからサインを終えて、フェイエノールトに向けて感謝の言葉を述べたんだ」
ここに立ってどんな気分?
「この移籍はとても嬉しい。フェイエノールトはファンタスティックなクラブ。マルティン・ファン・ヘールのおかげでとても良いフィーリングを持てた。このクラブでプレーできるなんてとてつもなく嬉しい。この巨大なスタディオンにいると小さな子供に戻ったような気分だね。たくさんのサポーターの前で初トレーニングができる日曜がいまから楽しみ。観客が集まれば集まるほど楽しいよ。僕にとってはクラブですぐに良いスタートを切ることが重要だし、だから初トレーニングからスタッフ、選手、観客に自分の力を見せたいんだ」
フェイエノールトにはどんな目標を持ってやって来た?
「フェイエノールトがより高いところに行ける力になりたい。それ以外にも自分自身としてもこの数年以上のものを見せたいし、他の選手の手助けもしたいね」
フィテッセでの昨シーズンを振り返ってどんな気分?
「この1年の自分の成長には満足しているよ。自分が大きく前進したのは数字にも反映されてる。だからフェイエノールトへのこのステップもそのお陰だと思う。このステップへの準備ができたと感じたし、相応しいタイミングでできたと思う。それが正しかったことをこれから見せたい」
フェイエノールトが今シーズンは昨年より良いパフォーマンスを出せるという自信の根拠は?
「フェイエノールトはとても若い選手が多く、昨シーズンまた1年経験を積んだ。彼らは間違いなく昨シーズンの最後のような悪い時から学んだだろう。それ以外にもフェイエノールトは僕やディルク・カイトのよう補強をしているし、良いシーズンになるという確信があるよ」
中盤のポジション争いは激しい
「それはトップクラブに来れば当然。ポジション争いは歓迎だよ。それによってさらに強くなれるからね。自分の最大限の力を出そうというプラスαのモチベーションになる」
昨夏の反省と財政状況の変化から事が起きる前に行動を起こせるようになったということで、欠かせないパーツのクラーシの代わりの6番を移籍決定前に獲得成功。まぁ守備面では比べものにならないですが、ボールを持った時のクオリティはオランダのトップレベル。さらに待望のFKの名手でもあり、これでPK’erに悩むこともなくなるという、良いことずくめでしょう。
かつてのオランダ最高のタレントの一人がこういう形でフェイエノールトに来るとは思いませんでしたが、人生分からないものです。