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KNVBの新ピラミッド・システムが導入決定

12月2日のオランダ・フットボールの定例ミーティングにおいて、KNVBは2016/2017シーズンから導入を計画していたフットボール・ピラミッドの新システムにプロ・フットボールとアマチュアフットボールの双方から合意が得られたと発表した。投票結果はKNVBの提案に対して賛成56、反対3、棄権1。

 

新しいフットボール・ピラミッドにおいて最大の変化は、ジュピラー・リーグとトップクラッセの間に新たなランデライク・ディヴィジが創設されることにある。長らくオランダ・フットボールの懸案だったプロとアマチュアの間の入れ替えが2016/2017シーズンから開始されるが、このランデライク・ディヴィジがジュピラー・リーグと二つのトップクラッセとの間で中継的役割を果たすことが期待されている。

 

もう一つの変化はリザーブ・リーグの消滅。近年のオランダ・フットボールの問題点としてA1を出た後の選手の育成がスムーズにいっていないことがあった。この解決策の一つとしてここ2シーズンは試験的にヨング・アヤックス、ヨングPSV、ヨング・トゥエンテの3チームがジュピラー・リーグに参加。ジュピラー・リーグのクラブから多くの批判がありながら、ヨング世代により真剣な試合の場を与えるという意図は理解されており、2016/2017シーズンからは遂にリザーブ・リーグを解体し、ジュピラー・リーグに3チーム、ランデライク・ディヴィジに4チーム、二つのトップクラッセにそれぞれ4チームずつ、6つのホーフトクラッセに計10チームのリザーブチームが参加することになる。

 

また、火曜のプロ・フットボール・ミーティングではヘラクレスからエールディヴィジとジュピラー・リーグの間の入れ替えの新システムについての提案が行われた。現在は最下位18位のチームのみ自動降格で16位と17位がジュピラー・リーグのクラブと共に入れ替え戦であるナー・コンペティツィを戦っているが、今回の提案はエールディヴィジの18位と17位が自動降格、16位のチームはジュピラー・リーグのナー・コンペティツィを勝ち上がった1クラブと決定POを戦うというもので、年明け1月のミーティングで再び議論される。

 

この数週間フェイエノールトが発信していた、「エールディヴィジからの人工芝追放」案については、ジュピラー・リーグのクラブからの反対が大きく、結局提案はされず。しかしオランダ・プロ・フットボールでの人工芝の実体について調査を行い、1月のミーティングで将来的な人工芝制限について改めて議論されることになった。