Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

ヴィレムII相手に目覚めるのが遅すぎた(第5節ヴィレムII-thuis結果)

土曜夜に行われたエールディヴィジ第5節でもフェイエノールトは今シーズンのホームゲーム初勝利を収めることに失敗。この後にSevillaを訪れ、さらにデ・カイプにアヤックスを迎えるハードな週の最初にフェイエノールトは最初のハードルに躓いてしまった。終盤の攻撃で印象は残したが、昇格チーム ヴィレムII相手がロッテルダマースに1-2で勝利。デビューしたコリン・カジム・リチャーズがフェイエノールトの唯一のゴールを挙げた。

 

もう一人のデビュー組であるケネト・フェルメールも、フェイエノールトでの初ゲームに間違いなく別の結果を想像していただろう。昇格チーム ヴィレムII相手のホームゲームは机上では初の舞台として最高のカードに思われたが、フェルメールは最初の25分間で自分のゴールにボールが吸い込まれるのを2回も目にすることになった。

 

どちらのゴールもその前にフェイエノールトの守備にあった大きなミスから。10分も過ぎない頃に元フェイエノールダー サムエル・アルメンテーロスが左サイドを駆け上がり、フランク・ファン・デル・ストライクに素晴らしいクロス。このDFはゴール正面で完全にフリーになっており、ボールに触るだけで良かった。

 

さらに15分後には裏へのボールをテレンス・コンゴロが後逸し、ユース代表 テレル・オンダーンを背後に抜け出させると、このスピードあるFWからフリーのアルメンテーロスへ渡るとフェルメールにはノーチャンス。アルメンテーロスはまたしても古巣を痛めつけた。

 

特に2失点目はフェイエノールトにとって大きな痛手となり、チームは前半残り時間ほとんど自分たちのプレーができずに、度々ヴィレムIIがデ・カイプでやりたいようにやるのを見ているしかなかった。さらにルテンのチームは自分たちの側の決定的瞬間で運にも恵まれず。HT10分前にテレンス・コンゴロにPKを与えられるべきシーンを見逃され、前半最大のチャンスがあったボエチウスもフェイエノールトからレンタル中のコスタス・ランプルーとの1対1でシュートを浮かせてしまった。

 

ルテンはHTにヨリス・マタイセンとジャン・パウル・ボエチウスに代えてイェンス・トールンストラとエルヴィス・マヌを投入する2枚替えを決断。フェイエノールトは後半3バックでのプレーになった。さらに監督は60分過ぎにコリン・カジム・リチャーズをピッチの投入し、これによりヘット・レヒューンは二人のデビュー組とさらに今シーズン デ・カイプで初出場のエル・アマーディとトールンストラという新しいフェイエノールトに出会った。

 

ヴィレムIIはこの時間帯まで偶然でもなくリードを守っており、少なくとも2得点が必要というフェイエノールトのミッションは簡単なものでは無かった。良い結果を得られるかもという望みがデ・カイプに戻ったのはカジム・リチャーズのおかげだ。この新スピッツは残り15分にルーク・ウィルクシャーのクロスに見事なヘディングで名刺代わりのゴール。

 

このゴールによりフェイエノールトは最後の攻撃に真剣に出ることができ、カジム・リチャーズは1点目の直後に素晴らしいオムハールで同点ゴールまであとわずかと迫り、残り2分にはトールンストラの遠目からの素晴らしいシュートもポストを直撃して同じ結果に。ヴィレムIIにとってさ最大の危機を凌いだことになり、フェイエノールトはホーム2試合で何も得られずに終わってしまった。

 

Feyenoord – Willem II 1-2

Scoreverloop:

8’ 0-1 Van der Struijk

23’ 0-2 Armenteros

75’ 1-2 Kazim-Richards

 

Scheidsrechter: Braamhaar

 

Geel: Kongolo (Feyenoord)

 

Opstellingen

Feyenoord: Vermeer; Wilkshire, Van Beek, Mathijsen (46’ Toornstra), Kongolo; El Ahmadi, Immers, Vilhena; Schaken, Te Vrede (63’ Kazim-Richards) en Boëtius (46’ Manu).

Willem II: Lamprou; Peters, Van der Struijk, Dries Wuytens, Dijks (80’ Heerkens); Haemhouts (57’ Ippel), Braber, Stijn Wuytens; Ondaan (71’ Sporkslede), Sahar en Armenteros.

 

http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/feyenoord-willem-ii-eredivisie-20142015/verslag

 

フレッド・ルテン

「我々はフェイエノールトなんだ。今日のように簡単に負ける事はあってはならない。特にホームなんだからね。前半は実際一つのチャンスも無かった。我々はほとんど何も見せられていなかった。チームの成長が見えた先週のトゥエンテ戦に比べ、今日の前半の我々は2歩後退していたことにショックを受けている」

 

「後半は3バックにしてチームに多少花が戻ったが、それでも実行力がまだ十分では無かった。それでも我々はチャンスを増やし、トールンストラとカジム・リチャーズに見せ場があったが、この結果の後では実際言うべき事は何も無い」

 

「非常に早く失点してしまったのはチームとしての責任。フェイエノールトを相手にするチームは普段より200%シャープにやってくるのだから、我々はそれにしっかり対応しなければいけないんだ。我々がミスをすれば容赦無く罰せられる」

 

「ヘット・レヒューンの怒りは当然。彼らがこの状況で不満を言わなければおかしいだろう。彼らは勝ちたいという姿勢を見せるフェイエノールトが観たいんだ。特に前半はそれが見えなかった」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/rutten-%E2%80%98veel-te-weinig-laten-zien%E2%80%99

http://feyenoord.netwerk.to/nieuws/artikel/32920__.php

 

レクス・インマルス

ヴィレムIIに1-2で負けてホームゲーム数試合でまだ勝てていないのはスキャンダラス。僕らはピッチ上でチームとしてやれていなかった。みんな自分の義務を果たしていない。マークすべき相手にしっかり付いていかなければいけない。それをしなければヴィレムII相手でも簡単にビハインドを背負うことになるんだ。後半なんとかしようとしたけど、もうどうにもならなかった」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/28140-aanvoerder-immers-duidelijk-dit-is-wel-schand.html

 

カリム・エル・アマーディ

「初めてまたこのピッチに入った時は鳥肌が立ったけど、今はとても酷い気分に支配されているよ。この敗戦には酷くがっかりしている。ヴィレムII相手に早々にビハインドを背負ったなら、あらゆる敬意を払っても相手を屈服させなければいけないのに、その代わりに僕らのプレーは落ち着きが無くなってしまった。まずまずのスタートだった最初の数分間からの落ち込みが激しすぎる。あんな失点の仕方は許されない」

 

「木曜日にはELがあるし、立て直さないと。もっとシャープな状態でなければいけないし、僕らは自分たちがフェイエノールトなんだという姿勢をもっと出すべきだろう。その雰囲気が僕が戻ってきた初日から感じられないんだ。その点では木曜にすぐ次の試合があるのは良いこと。すぐ焦点を移せるからね」

 

コリン・カジム・リチャーズ

「フィットネスを上げるためにここ最近は特別メニューをやっていた。だから今日30分間出場できたのは僕にとってはポジティブな結果。試合に出るのは必要だからね」

 

「デビュー戦でゴールできたのは僕にとっては素晴らしい事だけど、それは勝ったら言えること。この結果ではガッカリしかしていないよ」

 

「直後のオムハールは上手く見えたかもしれないけど、僕はあのやり方でゴールを決めたことは無いんだ。でもそんなこと言っててもしょうがないからね。僕らはこの試合の事は忘れて次の試合に集中しないといけない。良い結果を得るためにハードワークしないと」

 

「僕がスタメンの用意ができていると言えば、嘘になるだろう。フェイエノールトは僕のフィットネスを上げるためにプランを用意してくれているし、それは完璧なもの。これまでこんなしっかりしたプランはほどんど経験が無いよ。初スタメンはいつ頃か予想はしてない。それは監督に聞いてくれ。テ・フレーデが素晴らしい活躍をしてるのも忘れてはいけない。僕は現実的でいないと」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/el-ahmadi-%E2%80%98donderdag-moeten-we-er-weer-staan%E2%80%99

http://www.fr12.nl/nieuws/28149-realistische-kazim-richards-nog-niet-klaar-vo.html

 

ケネト・フェルメール

「この結果は考えてなかった。ヴィレムII相手のホームゲームなら誰でも別の結果を予想する。良い気分ではないよ。このチームのクオリティは分かっているし、彼らがカウンター・チームなのも予め分かっていたこと。こういう試合になることはあってはならない」

 

「普段より緊張していた、ということは無かったけど、初めて一緒にやる選手たちとの試合だし、連携はもっと良くしないといけない。それにはまだ時間がかかるだろう」

 

「サポーターから僕への敵意がなかったのは良かったし、心配もしていなかった。トレーニングでもみんなポジティヴだったからね。どうなるかは見てみないと分からなかったけれど、ネガティヴなことは無かった」

 

「ムルデルとの関係は上手くいっている。普通にコンタクトも取っているし、それ以上言うことは無い」

 

「デ・クラシケルのことはまだ全く頭にない。次の相手はSevillaだし、僕はそれに集中している」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/28147-kenneth-vermeer-ik-heb-normaal-contact-met-mu.html

 

 

ヴィレムIIに負けても別に驚きはしませんが、この日程で5試合5pts、ホームゲーム3試合でわずか1ptはなかなかにガッカリな結果。「フェイエノールトとはペッレのこと」と言われてもまぁしょうがない感じがあらためてしますが、ルテンの選択もほとんど裏目に出てるのでそろそろそろそろ次の結果を出さないとプレッシャーが厳しくなって来てます・・・

 

スピッツはカジムのフィットネス待ちでしょうがないとしても、未だ調子の上がらないボエチウスと今シーズンまだ存在感を出していないレクスを使い続けるのはそろそろ厳しいので根本的に変える必要がありそうです。