フェイエノールトは2008年以来のELグループステージ進出をかけ、木曜夜にZorya Luhanskとのリターンゲームに臨む。新たな欧州での冒険への渇望はクラブの内部と周辺で明らかに高まっているが、プラスαのプレッシャーは無いとフレッド･ルテン。「フェイエノールトのような大きなクラブには付きものの普通のプレッシャーはあるが、普段より大きいということはない。私の経験からすれば、我々は明日グループステージ進出権を手にするのは間違いない。我々がこの仕事をやり遂げられると確信しているよ」と監督はルーベン･スハーケンを伴った水曜午後のデ･カイプでの会見で語った。
オランダ･メディアを前に、監督は改めてもう一度、6年ぶりという久しぶりの欧州の舞台がフェイエノールトにとって非常に重要だと述べた。「クラブの評判のためだけを考えても、欧州戦でプレーする事は大きな価値がある」とルテン。「そして選手たちの個々の成長においても得るものが多いというのも事実だ。木曜と日曜にプレーするサイクルは特に若い選手たちにとって必要な経験。フィジカル面でそれは問題にならないし、主な問題はメンタル面で対応できるかどうか。選手たちは異なるコンペティションでパフォーマンスを発揮し続けなければいけないという状況を自分たちのために経験していかなければいけない」
その点で考えれば、先週のフェイエノールトはリターンゲームへの可能性を残してキエフから帰った3日後にホームでFC ユトレヒトに敗戦を喫するという、そのサイクルに対応できないところを見せてしまった。チームがあの試合から適切な教訓を得る事が重要だとルテン。「その一つは、この前の日曜の素晴らしい60分間の後のように、疲労が来る時間帯にはもっと注意してプレーを続けなければいけないということ。ベースに戻り、もっと効率良くエネルギーを使うというのは決まり文句だ」
キエフでのフェイエノールトの相手は守備的なプレースタイルからカウンターのチャンスを待つというチームだった。ルテンはZoryaはデ･カイプでも同じやり方をしてくると予想している。「我々は彼らのホームゲームもアウエーゲームも広範囲に分析した。多少ニュアンスを変えてくるかもしれないが、全く違うプレーをしてくるとは思わない。Zoryaは我々のミスを待ち、そこからロケットを飛ばしてくる。我々はそれにしっかり注意しなければいけない」
Zoryaの力はフェイエノールトの全員が分かっているが、近年の数々の挑戦失敗の後で、今回は欧州のグループステージに飛び込むまたとないチャンスだとルーベン･スハーケン。「また上手く行かなかったらとてつもなく大きな失望だけど、僕は楽観的だよ」とデ･カイプでの5シーズン目で、この間欧州戦の予選をまだ突破した事がないFWは語った。「だから僕にはプラスαのモチベーションがある。僕の眼から見て、今回の相手は僕らが近年敗退させられたDinamo KievやSparta Praagほど強くはない。それに今回は自分たちのホームで決められる機会だからね」
フェイエノールトはZorya Luhansk相手にジャン･パウル･ボエチウスとコリン･カジム･リチャーズを起用できない。この二人は共に欧州戦は出場停止。さらに長期離脱中のハリド･ブラルーズとロドニー･ロペス･カブラル(共に膝の怪我)で不参加。
Feyenoord – FC Zorya Luhansk
Donderdag 28 augustus om 20.00 uur in De Kuip
Scheidsrechter: Hansen (DEN)
http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/feyenoord-fc-zorya-luhansk
ELグループステージとそれに付随するであろう、いろんなものを賭けての超大一番。キエフで戦った感じから可能性が十二分にある相手なのは明らかなので、気合いを入れてこのチャンスをモノにしてもたいたいものです。おそらくユトレヒト戦のスタメンがそのまま並ぶはずで、やはりスハーケンとマヌのパフォーマンスにかなりの部分がかかるはず･･･
