水曜夜に行われたReal Sociedad相手のオープニングゲームでヨルディ・クラーシとテレンス・コンゴロがフェイエノールトに復帰。Besiktas相手のCL予選1週間前にこのWK参加者二人はファルケノールトでの午前練に初めて加わり、その後 夜のデ・カイプで途中出場として今シーズン フェイエノールトでの初の試合出場を果たした。オープニングゲームは前半残り5分にミチェル・テ・フレーデがロッテルダマース唯一のゴールを決めて1-1で終了。残り15分にはヴェスリー・フェルフークがアルフレッド・フィンボガソンとの衝突で負傷交代している。
蒸し暑いデ・カイプで試合開始直後からピッチに目を向けようと思えたサポーターはほとんどいなかっただろう。この1年間に亡くなったフェイエノールダーと撃墜されたMH17の犠牲者全てのためにスタディオン全体が静寂し、思いを馳せた感動的な1分間の後、すぐにフットボールの試合に集中することはできなかった。
そしてそれはサポーターだけでなく、ピッチ上の22人についても当てはまった。頭を切り換えて今シーズン デ・カイプでの初めてのゴールを狙い始めるには数分間が必要だった。
ほとんどフェイエノールトがボールを持っていた序盤、Real Sociedadが何もないところから先制点を決める。MF Xavier Prietoがペナルティエリアに飛び出すと、GK エルヴィン・ムルデルはカーブをかけたボールに驚き、ゴール逆サイドネットに決まるまで立ち尽くすしかなかった。
しかし前半残り時間の最大のチャンスはどれもフェイエノールトにあり、その結果 HT直前に相応しい同点。右バック スフェン・ファン・ベークのパスをテ・フレーデがコントロールし、そこからシュートを決めて1-1。
HT明けにはヘット・レヒューンの見守る中、ヨリス・マタイセンに代わってハリド・ブラルーズがフェイエノールトでの非公式デビュー。このDFはサポーターから温かい歓迎を受けたが、それは残り15分で入ったクラーシとコンゴロも同様であり、特にフェイエノールトのキャプテンには熱烈な拍手が贈られた。
1週間後のBesiktas相手のCL予選へ向け、徐々にだが確実にチームの輪郭ははっきりしてきた。クラーシとコンゴロの復帰、ブラルーズのデビュー、そしてステファン・デ・フライが戻ればフェイエノールトに自信が生まれるだろう。それはこのオープニングゲームにも当てはまり、大部分が若手のチームでスペインのサブトッパー相手に引き分けた。
Feyenoord – Real Sociedad 1-1
Scoreverloop:
8’ 0-1 Xabi Prieto
40’ 1-1 Te Vrede
Scheidsrechter: Wiedemeijer
Geel: Finnbogason
Opstellingen:
Feyenoord: Mulder; Van Beek, Steenvoorden (46’ Karsdorp), Mathijsen (60’ Boulahrouz), Nelom (78’ Kongolo); Vormer (78’ Clasie), Immers, Vilhena; Verhoek (75’ Sleegers), Te Vrede (61’ Manu) en Boëtius (85’ Achahbar).
Real Sociedad: Bardaji; Bergara (75’ Mikel), I. Martinez (77’ Callens), De la Bella (66’ C. Martinez), Zaldua (66’ Berchiche); Elustondo (66’ Estrada), Prieto, Zurutuza (66’ Agirretxe), Pardo Gutiérrez (66’ Gaztañaga); Irizabal (66’ Canales) en Finnbogason (66’ Hervias).
http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/feyenoord-real-sociedad/verslag
フレッド・ルテン
「デ・カイプが本当に静まりかえったのは感動的だった。こういう時にはああでなければいけない」
「試合は良いものも悪いものも見えた。早々にビハインドを背負い、チーム内にかなり迷いがあった。後半はより支配的にプレーし、ボールを素早く回せていた。来週は自分たちがゴールを決めるのが重要。今日は得点できたし、実際ほとんどチャンスは与えなかったが、チャンスを作ることもほとんどできていなかった」
「ヨルディとテレンスが入った時点で相手は疲れていたし、彼らはまだフレッシュだったが、それでも代表選手がピッチに入ったというのは見えた。二人がどれだけの楽しそうにやっているかを見れば、彼らが11日前までWKでプレーしてたとはとても言えないだろう」
「補強についてはクラブが背後で動いているが、変な推測はしたくないからクラブがそれを明かすことはしない。フットボールの世界であり得ないとは決して言えないし、常に望みはある。ドストが来週いることもあり得る」
前半は超スローテンポな組み立てで相手のブロックを全く突破できず、なかなか酷い出来でした。後半はスフェンがCBに入ってだいぶマシになり、チーム全体でも動きが見違えるようによくなって、これならなんとかなるかな~という感じに。
どうやら第1GKはエルヴィンに決定。ちょっとあたふたしてましたが・・・。右バックを誰にするかは大きな問題ですが、今のセレクションならボールを蹴れるカルスドルプに任せるのも手です。CDはブラルーズも思ったより状態良さそうでしたが、ステファンが戻ればスフェンと組ませるのがベストか。左バックは格の違いを見せたコンゴロ。中盤3人はいつもの組み合わせで揺るぎなく、トニーがなかなか好調で頼もしい感じです。問題は前3人で、ボエチウスはまだ良いとして、フェルフークはほとんど姿が見えず、ミチェルもこのレベルで前線で孤軍奮闘の展開だとさすがにまだ力不足感。マヌはチーム全体が良い時間帯に入れたのでペナルティエリア内で良いアクションを見せたりスタンドを盛り上げてましたが、あのメンタルを買って9番を任せても良いかも・・・。