Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

力強いプレーもあまりに痛い引き分け

日曜午後に行われたエールディヴィジ第25節、フェイエノールトはFC トゥエンテとのアウエーゲームを1ptという結果に甘んじなければならなかった。ロナルド・クーマンのチームはグラツィアーノ・ペッレとジャン・パウル・ボエチウスのゴールによって0-2と全く相応しいリードを得るも、最後の1秒でクコ・マルティナに同点ゴールを許して2-2。終了20分前にはルク・カスタイニョスが追い上げのゴールを決めている。この引き分けにより、フェイエノールトとトッカースの差は3ptsのまま変わらず。

 

フェイエノールトはエンスヘデで試合開始直後から、このトップゲームへの意気込みの大きさを見せる。フィテッセPSV同様に、この節すでに3ptsをつかんでいるコップローパー アヤックスを視界に留めるには勝つしか無く、それと当時に順位表で上位にいるFC トゥエンテとの差も埋めることができるはずだった。

 

ロッテルダム軍の喜びはグラツィアーノ・ペッレが15分も経たずに見事なゴールを決めて大きなものに。このイタリア人はペナルティエリア内でジャン・パウル・ボエチウスの絶好のタイミングでのパスを受けると、反転しつGK ニック・マルスマンを破って0-1。フェイエノールトは特にタイトな組織でピッチ上を支配していたため、この先制はピッチ上の力関係を完全に反映していた。それ以外にもホームチームに上手くプレッシャーをかけ、レクス・インマルスが激しいボール狩りでマルスマンを大問題に陥らせ、ボールをほとんど奪いかける。するとこのGKはインマルスを地面に引き倒すも、主審 セダル・ゲズブユクはPK判定もレッドカードも出さず、彼らをそのまま放置した。

 

リードを守りつつ、相手の攻撃で生まれたスペースを何度もカウンターで突き、フェイエノールトは前半全体を通して試合を手中にしていた。FC トゥエンテはほとんど危険なシーンを作れず、唯一開始数分後 ルク・カスタイニョスのクロスに左サイドからフリーでゴール前に入ったFW クインシー・プロメスがボールを押し込み損ねた場面だけ。

 

後半もフェイエノールトはボールを持った時は前へフットボールをし続け、ホームチームにはクリエイティヴなストロング・ポイントを出す機会を与えなかった。このプレースタイルは60分も経たずに再び報われ、ボエチウスがゴールに向かってトリガーを引くと点差は2点に。右サイドのダリル・ヤンマートとインマルスからの素早い攻撃からこのウィンガーがボールを受けると、シュートはマルスマンの手の届かないコースでネットを揺らした。

 

フェイエノールトはこれでフロールシュ・フェステで大きな花を咲かせたかに思えたが、その出口はすぐに狭まる。見事なスルーパスからカスタイニョスがヨリス・マタイセンより素早くボールに反応し、得るvn・ムルデルのニア・サイドを破って残り20分でスコアボードに追い上げのゴールを刻む。これによってトゥッカースに良い結果への希望が完全に戻り、同点ゴールを狙って全力で前へ出始めた。

 

クーマンのチームは押し込まれたものの、セットプレーでの数回の危なっかしいシーンを見事に凌ぎ、リードを守り続ける。しかし最終的にトッパーは数秒間だけ余計だった。ロスタイム5分の最後の1分、クコ・マルティナのシュートがゴール隅に決まって同点。FC トゥエンテのカスタイニョスはオフサイドポジションでムルデルの視界を制限していた。こうしてフェイエノールトはたった1ptの結果に甘んじなければならず、その力強いパフォーマンスへのご褒美としてはあまりに物足りない。

 

FC Twente – Feyenoord 2-2

Scoreverloop:

13’ 0-1 Pellè

54’ 0-2 Boëtius

68’ 1-2 Castaignos

90+5’ 2-2 Martina

 

Scheidsrechter: Gözübüyük

 

Geel: Bengtsson (FC Twente), Mulder (Feyenoord)

 

Opstellingen:

FC Twente: Marsman; Rosales, Bengtsson (86’ Martina), Bjelland, Koppers; Eghan (56’ Børven), Ebecilio (81’ Corona), Gutiérrez; Promes, Castaignos en Tadic.

Feyenoord: Mulder; Janmaat, De Vrij, Mathijsen, Kongolo; Clasie (90’ Goossens), Immers, Vilhena; Schaken (81’ Armenteros), Pellè en Boëtius (84’ Nelom).

 

http://www.feyenoord.nl/feyenoord-1/wedstrijden/fc-twente-feyenoord-netherlands-eredivisie-2013-2014/verslag

 

ロナルド・クーマン

「最後の数秒で勝利を逃しただけでなく、主審の重大な判定ミスがあった。おかげで今日勝てなかったのは余計に辛い。彼らのGKはレクス・インマルスの足を完全に抱えていた。これはPKなだけでなく、レッドカードだ。最後の得点シーンではシュートの時点でカスタイニョスがエルヴィン・ムルデルの横でゴールライン上にいたし、シュートコースでもあった。100%オフサイド。しかし主審だけでなく、線審も見ていなかったという。今日は判定が試合に大きな影響を与えたのが残念」

 

「自分を抑えないとならない。この試合での主審と副審たちの判定は恥ずべきモノ。申し訳ないが、あれを見てないというなら、主審としても線審としてもこのレベルで笛を吹く能力が無いと言うこと」

 

「前半、主審はPKを与えてマルスマンにレッドカードを出すべきだったのに、彼にはその勇気が無かったんだ」

 

「いまはこのフラストレーションと大きな失望を飲み込むしかない。今日の我々はとても良かったし、2得点と結果も出ていた。1-2の後はプレッシャーを受けて下がらなければならなかったのは当然。守備面で我々は上手くやっていたし、同点ゴールの前にも彼らが得た大きなチャンスから2-2にできたかもしれないと言っても、我々はほとんどチャンスを与えていなかった。この時期の重要性とこの試合のプレーを見れば、3pts獲れなかったのは痛いし、フラストレーション」

 

「グラツィアーノの行為は見ていないが、彼が何かしたのなら、それは良いこととは言えない。彼のフラストレーションは分かるが、それは彼だけではなくフェイエノールト全体に言えること」

 

http://www.feyenoord.nl/nieuws/nieuwsoverzicht/koeman-enorme-teleurstelling

http://www.fr-fans.nl/nieuws/koeman-als-je-dit-niet-ziet-ben-je-niet-capabel-om-te-fluiten-10797/

 

グラツィアーノ・ペッレ

「ピッチ上では自分のフラストレーションを発散できなかった。イエローカードを受ければアヤックス戦を逃すからね。抑えていた自分の感情が、ピッチの外で爆発したんだ。相応しい振る舞いではなかったけど、僕らはみんな人間なんだ。僕は誰も傷つけたくはなかった。だからすぐに室内に入ったし、誰も傷つけてない。ただ掲示板や何かを倒しただけ。FC トゥエンテには謝ろう。自分の行為に後悔はない」

 

「僕らはトゥエンテよりはるかに良かった。主審も僕と同じ人間、ミスはする。でも率直に言えば僕らに2回PKを与えるべきだったし、FC トゥエンテのGKにレッドカードを出すべきだった。そして最後のゴールは100%オフサイド。それでなくても99%」

 

「人間はミスをするもの。でもこれだけ僕らが良いプレーをして、満杯のアウエーボックスを見たら、フラストレーションは抑えられない。僕らは終盤以外はトゥエンテよりずっと良かった」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/25157-aanvoerder-pell-spijt-maar-het-was-100-buiten.html

http://www.voetbalprimeur.nl/nieuws/375514/pell-hield-zich-in-voor-ajax-bij-geel-zou-ik-worden-geschorst-.html

 

エルヴィン・ムルデル

「僕の意見ではカスタイニョスはオフサイドだった。明らかにシュートコースに立っていたからね。あのままじゃボールに当たるから少し避けなくちゃいけなかったはずだ。すぐに線審に話にをしようと走り寄ったけど、彼はサイドラインを去って僕と話そうとしなかった。だから主審に彼のミスだと思うと意見したけど、もうイエローカードを1枚受けていたから、あまり強く出れなかった」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/25158-mulder-castaignos-moest-zelfs-stapje-opzij-do.html

 

 

大事な試合でまたかという感想。今回はチーム・ゲズブユクが見事に台無しにしてくれました・・・

 

守備面では何の問題も無く、特にコンゴロはタディッチを完全に抑える素晴らしいパフォーマンス。クラーシとトニーのコンビも中盤を支配し、ペッレは見事なゴール。後半はボールを持った時に落ち着いたフットボールを見せて、久しぶりになかなか良い攻撃が続いた時間帯にボエチウスが決めてまさかの快勝モードでしたが・・・

 

最初の失点はややスペースが空いた所でプロメスに狙い通され、マタイセンが裏をとられてムルデルもコースを消せず。その後は何度もヒヤヒヤのシーンがありましたが、まぁ最後はアレです。

 

戦術的には完璧で、完全にアウエーでトゥエンテを圧倒するという素晴らしい試合でしたが、残念ながらこれで2位もかなり厳しい状況なのは間違いなく・・・。まぁ後は1試合1試合やるだけやって上にいけるかどうか、という感じです。というかそれよりも来週のデ・クラシケルで勝たないとこの溜飲は下がりません。