フェイエノールトで素晴らしいシーズンを送っているグラツィアーノ・ペッレ。ゴールという結果も出して、昨夏のEKフィナーレに出場していたイタリア人たちとかつてユース代表で共にプレーしていた頃のレベルに戻った印象を与えている。
「僕はキャリア最高のシーズンを送っている。若手スピッツとしてAZに来た時は、生活にしっかりとしたバランスが欠けていた。そこが今は変わり、それで良いパフォーマンスに結びついているんだ。そして最大の違いはフェイエノールトでは常にプレーしているということ」
「僕は自分のクオリティを疑った事は1度も無い」とイタリア人FWは話を続けた。「でもそれを見せるには時間やチャンスが必要。だからそこが確実じゃないと、ゴールを決めた試合後も『おい、グラツィアーノ、次はどうなるかな?』と思ってしまうんだ」
多くのゴールと良いプレーで代表チームへの扉も開こうとしている。イタリア代表へのペッレの招集の可能性は0ではない。「ボンズコーチ Cesare Prandelliはイタリア・メディアに対して、僕のパフォーマンスに眼を閉じてはいないと言ってくれた。彼はフェイエノールトでの僕を追ってくれている。でもイタリアには小さなクラブも含めて優秀なスピッツがとても多いからね」
『彼がオランダ国籍だったら』という声もロッテルダムでは聞かれている。「フェイエノールトでもそういうジョークは耳にするよ。ヨリス・マタイセンにはあと5年オランダでプレーして、書類上はオランダ人フットボール選手になるかもと言っている。そうなったらルイ・ファン・ハールも僕を見るだろうね。でもオランダ代表でプレーするか?という話になったら、理解して欲しいけど、真剣には考えていないよ」