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タレントたちのゴールでAZに勝利

日曜午後に行われたエールディヴィジ第22節、フェイエノールトはデ・カイプでAZ相手に大きな勝利。監督 ロナルド・クーマンのチームはアルクマールダース相手に3-1。苦しんだ前半にジャン・パウル・ボエチウスの見事なゴールで先制、60分過ぎにAZがロイ・ベーレンスの得レーから同点に追いついたが直後にニック・フィールヘーフェルのレッドカードでフェイエノールトは全力で勝利を狙いに行ける状況に。最後はヨルディ・クラーシとトニー・フィレーナのゴールで突き放した。ルーベン・スハーケンが数週間の離脱から復帰出場を果たしている。

 

アシスタント ジャン・パウル・ファン・ハステルは金曜の会見で現在のフェイエノールトから多くの代表選手が生まれていることに賞讃の言葉を口にしたが、そこでの良いパフォーマンスをフェイエノールトのシャツを着てもやってかなければならないと強調。このためファン・ハステルは今週ヨング・オランイェにデビューしたボエチウスが狙い澄ましたミドルシュートでチームに先制点をもたらしたことにベンチの他のスタッフと共に拍手を贈った。

 

そのゴールは前半半ばのフェイエノールトの見事な攻撃から。左サイドでボールを受けたグラツィアーノ・ペッレから中に入ってきたボエチウス絶妙のバックパス。才能溢れるウィンガーはペナルティエリア外から迷うことなく右足を振り抜き、ボールは弧を描いてGK エステバンを破った。

 

このゴールがそこまでほとんど危険なシーンを作れていなかったフェイエノールトに勢いを付ける。前半のチームはやや優勢だったAZの早いプレッシャーに苦しみ、アダム・マヘルが最も脅威となっていた。この代表選手は序盤とHT直前に惜しいミドルシュートを放ったが、どちらもエルヴィン・ムルデルの正面に。

 

フェイエノールトの先制ゴールが空から降ってきたように、AZも後半予想外の形で同点に。レクス・インマルスによってフェイエノールトがポストを叩くなど2回の突き放すチャンスを逃した後、ロイ・ベーレンスがビジターチームのためのゴールを生む。60分過ぎに右ウィンガーが左足でシュートを放つと、DFに当たって方向が当たってゴール逆隅に決まり、ムルデルにはノーチャンスだった。

 

そこまでピッチ上の至るところで激しい競り合いが続いていたが、ベーレンスの同点ゴール直後に再び事件が起きた。ニック・フィールヘーフェルがインマルスへ激しいファール。主審 バス・ナイハイスはこのAZのDFをレッドカードでピッチから送り出し、数的有利を得たフェイエノールトは勝利をそれまで以上のエネルギーで狙える状況に。

 

全力で前に出たチームがほぼすぐに結果を得る。AZも途中出場 ルーベン・スハーケンのシュートはまだライン上で掻き出せたが、ペナルティエリア際からのヨルディ・クラーシの強烈シュートによって終了20分前にフェイエノールトが2-1とリード。

 

残り時間もチームはリードを広げるあらゆるチャンスを得たが、アルクマールダースのDF陣のスペースを突いたインマルス、ペッレ、ボエチウスが尽くポスト直撃。追加点が生まれたのはようやくロスタイムの深い時間。完全にフリーで抜け出したボエチウスとフィリェナの二人がエステバンをかわしてのもの。ボールを持っていた左ウィンガーは自己中心的なところをみせず、パスを受けたフィレーナががら空きのゴールに決めてフェイエノールトは3-1の勝利を収めた。

 

Feyenoord – AZ 3-1

Scoreverloop:

25’ 1-0 Boëtius

63’ 1-1 Beerens

72’ 2-1 Clasie

90’ 3-1 Vilhena

 

Scheidsrechter: Nijhuis

 

Geel: Mathijsen, Immers (Feyenoord), Altidore, Gorter, Marcellis, Gudmundsson (AZ)

 

Rood: Viergever (67’, AZ)

 

Opstellingen:

 

Feyenoord: Mulder; Janmaat, De Vrij, Mathijsen, Martins Indi; Clasie, Immers (77’ Vormer), Vilhena; Verhoek (60’ Schaken), Pellè en Boëtius.

AZ: Esteban; Marcellis, Reijnen, Viergever, Gorter; Henriksen, Maher, Overtoom; Beerens (68’ Berghuis), Altidore en Gudmundsson (68’ Wijnaldum).

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130210_verslag_az

 

ロナルド・クーマン

「コップローパーとたった3pts差は驚いた。我々よりクオリティのあるチームはいくつかあるからね。だが逆に言えば我々がカンピューンスハップ争いに加わっているという事実はこのチームへの大きな賞讃」

 

「前半は良いフットボール能力を持ったAZに苦しんだ。後半はよりアグレッシブになり、より試合をコントロールできるようになった。グラツィアーノ・ペッレをもっと使えるようになったからでもある」

 

「フィールヘーフェルのレッドカードはピッチサイドから見ていて重い罰だと思ったが、TV映像を見ると正当だったと理解している。ヨリス・マタイセンを叩いたジョーイ・アルティドールもレッドカードだと思ったがね。とにかくあの瞬間から我々はほぼ全て上手くいっていた。チームはさらに良くなったが、唯一の批判は試合をもっと早く決めなければならなかったし、もっと大差で勝たなければならなかったということ。先週のヴィレムII戦と同じだ。我々はまだ足りないところが多いが、例えばそういうクオリティがまだ欠けている」

 

「選手個人個人の伸びシロを埋めていくことでこのチームは毎週成長していけるはずだ。しかしもう首位にこんなに近づくのは予想してなかったよ。もちろんこれは競争相手たちが勝ち点を落としたせいでもある。そこで自分たちが勝てば自然と争いに加わり続ける。勝ち点の差はまだまだ大きくない」

 

「私は批判的すぎる時もあるが、今日はボエチウスのプレーを楽しんだよ。あの年齢これだけ素晴らしいモノを見せるのは別格のクラッセ。多くの脅威が彼から生まれ、ゴールを決め、アシストもし、さらにポストも叩いた。彼があの年齢で毎週見せるプレーには驚嘆しているし大きな賞讃に値する。まだ18歳だがすでに実施我々のスタメン選手。このレベルを保たなければならないのは彼も分かっているが、それは若手にはなかなか大変なこと。それにしても彼は突然出てきたね。彼のスピードを機動力を相手にするのはとても難しい。さらに彼は効率性とゴールへ向かう姿勢をもっと上げていかないといけない。それを考えれば今日のファンタスティックなゴールとアシストの決め方を見ればポジティヴだ」

 

「テクニカル・スタッフがこのまま残るのは重要な事。我々はお互いに、そして選手たちともクリックしている。とても上手くいっているよ」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130210_koeman_bovenin

 

ステファン・デ・フライ

「僕らは何度も良いプレーをした。でもとても雑な時もあって無駄に苦労してしまった」

「序盤は良くなかった。最終的に3-1で突き放せたのは信じられない」

 

ジャン・パウル・ボエチウス

「特にあのシュートは今週たくさん練習したから、ああやって試合で報われたのは最高だよ。普段ならボールは第2リングを叩くのに、今日は上手く決まってくれた」

「自分の効率性を上げていかなければならないのは分かっているし、一生懸命トレーニングしている。だからゴールをアシストは嬉しいし、後半シュートをポストに当てたのは残念。僕らはもっと早く試合を決めなくちゃいけなかった」

 

「最後のゴールはトニーもしっかり付いてきていたからね。あれは絶対に決めないといけなかったし、ボールを足元から離さないようにするのが大事だった。それで二人で一緒にやれたんだ」

 

「今日の僕はゴールとアシストで重要な働きができたけど、みんな一緒にやっていること。全員がそれぞれクオリティを持っているし、自分が決定的な存在だとは感じてない」

 

トニー・フィレーナ

「本当のところ、ジャン・パウルが自分でシュートすると思ってたよ。僕らは3点目を決められずに余計な苦労をしてしまった。フィニッシュに運がなかったけど、後半の僕らのフットボールは上手くいっていたと思う。これはチームとしてしっかりプレッシャーを掛けられたから」

 

「前半は苦しんだし、AZの方が良いチームだった。60分過ぎから彼ら10人でやらなければならなくなったのが僕らにとってはプラスだったね。重要な3ptsを取れて嬉しい。これは喜んで良いだろう。それからまた次の重要な試合へすぐ集中する」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130210_boetius

 

ヨルディ・クラーシ

「フィールヘーフェルの退場はラッキーだった。彼は足を伸ばしていたし、ボールを越えてレクスの足にしか当たっていなかった。フィールヘーフェルの馬鹿げたファール。何も無いところか同点にされてショックだったけど、あれでまた自信を持てた。僕らのベストゲームではなかったけど、勝利には相応しかったと思うよ」

 

 

ボエチウスの素晴らしい活躍でAZ二も勝利。デ・カイプでは22試合負け無し。そして気づけばコップローパーと3pts差で2位タイと笑いが止まらない週末でした。いや~、。最高ですね。

 

試合は良い感じでプレッシャーを掛けに出たものの、AZに上手く対応されたのとボールを持った時のチーム全体のフットボール能力の差が出たか、逆にプレスを受けた時にあまりに雑なプレーでかなりダメダメな展開になってました。ただそこで守備ブロックが崩されることなく、チーム全体が落ち着いて主導権を取り返して行けたのは今日の大きなポイント。これはチームとしての成長の証でしょう。マタイセンも良いプレーをしてました。

 

今日のマン・ファン・デ・ヴェーツトライトであるボエチウスは決定的仕事をしただけでなくハードワークも怠らずに常に相手に脅威を与えていました。キック、トラップ、ボールテクニックと惚れ惚れするプレーで素晴らしいの一言です。先制点はマタイセンのフィードを前線に上がっていたトニーが落とし、ペッレのポストプレーからボエチウス。お見事。

 

失点はクロスな気がしますがベーレンスが強引に打ったのがブルーノの足に当たってゴールとただのアンラッキー。ただ後半激しい競り合いが多くなってアルティドールとマタイセンの衝突などヒートアップした展開でややコントロールを失っていたのがまだ若い。まぁフィールヘーフェルが馬鹿なファールで退場したのが大きかったですね。その後はチャンスの山をいつも通り逃し続けながらクラーシのミドルと最後はクラーシのキックからカウンターで10代二人が妙に冷静にエステバンをかわしてトドメ。特に1対1でスハーケンをかわしながら決められなかったスハーケンは反省するように。

 

ステファンは今日も力強く素晴らしいプレーで言うこと無し。クラーシもいつものハイレベルですし、トニーも出だし苦しんでましたが、チームが主導権取り返してからはレクスと共に攻撃的にプレーができる関係になって今後かなり期待できそうな雰囲気。あとは右サイドはやはりスハーケンに入れ替えかな~。

 

来週末はなかなか好調ズヴォレとのアウエーゲーム。もちろん過小評価はできませんがしっかり勝って次のトッパーへ向かいたいところ。