何もできずに不安が広まっていくチームを見るのはロッテルダムにとって残念な事だった。どうしてだ？相手も11人だしメッシもいない。何の問題がある？後ろに下がってしまえばフェイエノールトはとてつもなく脆いチーム。
これは特にボンズコーチ ルイ･ファン･ハールにとって愉快なことではなかっただろう。マルティンス･インディは酷いプレーだったし、ヤンマートは悲劇的だった。自分たちのプレーにまるで自信を持てずに不安からDFラインを下げてしまっていた。そしてCBデュオもだ。デ･フライもマタイセンも前進守備をせずに彼らと中盤には大きなスペースができていた。エル･アマーディのような走力のある選手がいないのが悲しかったよ。
しかしこのDFラインはオランダ･フットボールが提供できるほぼ最高の布陣のはず。まだそれを嘆くことになるのか？クーマンがよく話し合ってくれることを期待している。彼らは一番彼らのクオリティを分かっているはずだからね。まだ我々が思っているほどではないのかもしれない。
長時間楽しめそうな可能性は間違いなくあったんだ。しかし良さそうに思えた競り合いのレベルが見れることはほとんど無かった。その事はよく考える必要がある。後方ではヤンマート(1-0)とマタイセン(2-0)で失点し、前線ではフェイエノールトは自らの過ちを認めるハメになった。
インマルスは何をしていたのか？PKのミスを責めるつもりは無いが、リバウンドの対応は不器用で、それ以外にも良い動きはほとんど無かった。私にはペッレもほとんど全く見えなかった。そう、確かにセンターライン周辺にいた。しかし彼をそこに置くべきではない。
私はフェイエノールトがペッレと契約したの良い事と思っている。彼に力があることはこれまでのデ･カイプで見れたからね。しかしどうだ？彼は契約で満足してしまったんじゃないか？関係者はみんな否定するだろうが、あの年齢で好条件の複数年契約を結べば喜びすぎるのも無くはないこと。
そういう選手をハングリーで居続けさせるのはテクニカル･スタッフ次第。ホームでの格下相手だけではなく、トップゲームでもだ。フェイエノールトは文字通りそこで多く勝たなければならないんだからね。
(Willem van Hanegem)
