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アムステルダムでのクラシケルで自滅

日曜午後に行われたエールディヴィジ第19節、フェイエノールトはシーズン後半戦のスタートでアヤックス相手に3-0で敗れた。ロナルド・クーマンのチームは後半こそホームチームと互角の戦いをしたが、試合全体を通してアヤックスの方がより効率的だった。60分過ぎにはレクス・インマルスが追い上げるためのPKのチャンスでミス。アヤックスはリカルド・ファン・ラインがレッドカードを受けて10人で試合を終えている。

 

クーマンが試合前に語っていたゲームプランはハッキリしていた。アヤックスフットボール・クオリティを知っている監督は、それ故にチームに前へとボールを追いかけ多くの競り合いに持ち込むように話していた。ここ数回のアヤックス戦でフィジカル面では間違いなくフェイエノールトが優っており、チームはアムステルダム・アレナで今回もそれが求められているのは理解していたはずだった。

 

しかしHTまでのそのゲームプランが正しく実行されることはほとんど無かった。序盤こそフェイエノールトはアグレッシブなプレーでホームチームを苦しめ、その結果グラツィアーノ・おペッレには大チャンス。膝の手術から快復し間に合ったルーベン・スハーケンのクロスにクラブトップスコアラーがシュートを合わせたが、GK ケネト・フェルメールの手元に。

 

アヤックスが最初のチャンスから間もなく、フィクトール・フィッシェルがエルヴィン・ムルデルをかわして先制ゴールを決めた後は、もはやフェイエノールトの攻撃的姿勢が正しい形で機能することは無かった。先制ゴール直後にレクス・インマルスがGKと1対1の大チャンスを得たがシュートをセーブされ、前半の挙げられるフェイエノールトの攻撃シーンは実際これだけだった。

 

その主な理由はウィンターストップに契約を結んだペッレにまだほとんどボールを届けられなかったことにある。さらにこのスピッツがボールを持った時にも良いフォローが殆ど無かった。

 

フェイエノールトの問題はHT直前にヨリス・マタイセンのミスから再びフィッシェルに2-0となるゴールを決められたことでさらに大きくなる。これで後半はチームに非常に厳しい仕事が待ち受けることになった。

 

HT後、前半よりも遙かに良いフットボールを見せたフェイエノールトだったが、非常に不運な二つの瞬間で試合は決まってしまった。60分過ぎにクリスティアンエリクセンの右サイドからのほとんど無害に思われたFKがそのまま誰にも触れずにゴール逆隅に決まり、何も無い所から3-0。

 

その後フェイエノールトにはジャン・パウル・ボエチウスの素晴らしいパフォーマンスのお陰でまだ良い結果を得られるかすかな望みがあった。そのスピードで前半から対面のファン・ラインを何度も抜き去っていたFWはエリクセンのゴール直後にもそれを繰り返し、慌てたファン・ラインが倒して2枚目のイエローカード、そしてフェイエノールトにはPKあ与えられた。

 

インマルスがボールの後ろに立ち、フェイエノールトを試合に引き戻すチャンスを貰ったが、この好機をモノにすることができず。フェルメールがPKを止め、リバウンドをインマルスがシュートもクロスバーを超えた。

 

その後フェイエノールトにチャンスは無く、最後の30分間は10人のアヤックスが試合の主導権を取り戻すも大きなチャンスは作らず。フェイエノールトにとってリーグ戦再スタートは大きな失望感の残る敗戦に終わってしまった。

 

020 – Feyenoord 3-0

Scoreverloop:

7’ 1-0 Fischer

40’ 2-0 Fischer

63’ 3-0 Eriksen

 

Scheidsrechter: Van Boekel

 

Geel: Janmaat, Vilhena (Feyenoord), De Jong, Alderweireld (020)

 

Rood: Van Rhijn (64’, 2x geel)

 

Bijzonderheden: Immers mist strafschop (64’)

 

Opstellingen:

020: Vermeer; Van Rhijn, Alderweireld, Moisander, Blind; Eriksen, Poulsen, Schöne (68’ Veltman); Fischer (61’ Babel), De Jong en Boerrigter (77’ Enoh).

Feyenoord: Mulder; Janmaat, De Vrij, Mathijsen (68’ Vormer), Martins Indi; Clasie, Immers (77’ Fernandez), Vilhena; Schaken (63’ Achahbar), Pellè en Boëtius.

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130120_verslag_ajax

 

ロナルド・クーマン

「今日の試合に勝ちたかったら我々は全ての面で最高の力を出さなければならなかった。今日我々が冒した数々のミスを見れば、どれも許されないもの。実際トゥエンテとのアウエーゲームとほとんど同じ。我々は早めのプレッシャーを掛けに行き、序盤はとても上手く行っていた。その時間帯は我々が優勢でもあったが、その後は攻撃も守備も良くなかった。バックパスのミスでGKと1対1にされたのが2回。さらにPKを逃しリバウンドも決められなかった。敗因を説明するのは簡単だ」

 

「決定的な瞬間を別にすれば、我々は試合の大部分で相手に劣ってはなかった。試合序盤は優勢でさえあったんだ。しかし試合全体を通してボールを持った時の落ち着きと判断の精度には相手と比べて大きな違いがあった」

 

「だから我々の負けは正当な結果。特にアヤックスが我々よりも優っていた一瞬一瞬で見ればね。今日の我々はPKも決められなかった。2-0の後は我々がやりたいようにできる時間帯もあったが、チームとしてプレーしようという姿勢が出てこなかった。それではこういう試合ではノーチャンスだ」

 

「HTに修正するまでプレッシャーの掛け方に大きな問題があった。ある者は前進守備に行こうとし、ある者は後ろに下がろうとした。ピッチ上に大きなスペースができ、あれではプレッシャーはかからない。アヤックスのようになチーム相手には確実に無理だ。決定的な瞬間以外は個人個人にならずにチームとしてやらなければならない」

 

「もしPKが決まって10人相手に3-1になっていればと時々思うだろうね。すぐに3-2や3-3にならなくても、まだ望みは持てた。我々は出来ることと出来る無いことについてはっきり自覚しないといけないと思う。だが今はこういう試合でタラレバの話はすべきではないだろう」

 

「ポジティヴな点は若手のプレー。今日のボエチウスは非常に脅威になっていた。彼のパフォーマンスが今後への自信を与えてくれる」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130120_reactie_koeman_ajax

http://www.fr12.nl/nieuws/20948-koeman----dit-seizoen-komen-we-te-kort-in-de-grote-duels--.html

 

ステファン・デ・フライ

「スタートは良かったけど、個人のミスから失点して、そこからは全てが上手くいかなくなった。アヤックス相手にあんなプレーでは絶対に勝てない」

 

「スペースをたくさん作ってそこをアヤックスに利用されてしまい、僕らは後ろへ下がってしまった。全く余計なこと。もっと上手くやれるのは序盤で見せていたのに。それを十分続けられなかった。残念だ」

 

ヨルディ・クラーシ

「アウエーで3-0は今シーズン3回目だけど、ここで3-0は特に辛い。スタートは良かったし、かなり競り合いに勝っていたのに、相手に先制された。すぐに同点にできる大きなチャンスを決められなかったのがとても残念だけど、僕らはチームとして負けた。先制された後はチーム内に前にプレッシャーを掛けるか、コンパクトに留まってプレーし続けるか迷いが広まってしまったんだ。プラン通りにプレッシャーを掛けることができず、個人のミスで簡単に失点してしまった。チャンスを見れば、全て僕らが自分たちで与えてしまったもの。それがとても辛いよ。でもまだ重要な試合はたくさん残っているから先を見て続けていくしかない。チームとしてしっかりやって、自分たちの力をもっと見せないと」

 

ルーベン・スハーケン

アヤックスはフィニッシュが我々よりシャープで油断無かった。前もって彼らにフットボールをさせてはいけないと分かっていたのに、先制された後は何度もさせてしまった。チームが二つの考えの中で迷っていたんだ。それで難しくしてしまった」

「僕はグループ練習を2回しただけだし、リズムが少し足りなかったのは当然。特に序盤は素晴らしい午後にできるかもしれないと思ってしたけど、全く違う結果に終わって残念」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20130120_reactie_schaken_clasie_ajax

 

レクス・インマルス

「単純にチームとしてのパフォーマンスが全くでなかった。悲劇的な午後。とても辛い。僕らは5分間はプレッシャーを掛けられたのに、その後は何もかも失敗した」

「自分を責めているか?それはそうだ。最初のチャンスはフェルメールが急に前に来てゴールを小さくされてしまった。そして、PK。次は別の選手が蹴る、僕はもう2回外したから、次の人の番だ。僕はもうPKを蹴ると主張するつもりはない」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/20947-immers----volgende-penalty-voor-een-ander--.html

 

ヨリス・マタイセン

「僕らは良いスタートだったしチャンスも十分あった。そこでゴールを決められずに自分たちのミスで罰を受けた。それを止めなければこの試合に勝つことはできない。これは僕ら自身の問題。DFがミスをすれば普通ゴールに繋がる。しかし上手く行かなかったのはそれだけじゃない。僕らは自分たちのプレーをできず、アヤックスはそれをした」

 

「2失点目の自分のミスについては何も言う必要は無いだろう。もちろん気分は悪いけど、見ての通り。倒れ込んでも意味はないし、続けていくしかない。2-1にするチャンスもあったけれど、セットプレーからまた失点した。あれで試合は完全に終わったと思った」

 

「PKという最高のチャンスも僕らは逃した。決まっていればまだ何かやれたかもしれない。こういう試合に勝ちたければああいうチャンスは決めないといけない。でもタラレバは言うべきじゃない。何よりも重要なのは僕らがチームとしてお互いを支え続けること。僕らは先に進まなければならないし、トップゲームに勝たなくても上位で終われることはできる。僕はそう確信しているよ」

 

http://www.fr12.nl/nieuws/20951-mathijsen----dit-mag-mij-niet-overkomen----video-.html

 

 

クラーシのコメントが一番分かりやすいですね。外から見たらな~にやってんだかという感じ・・・。早めの失点でプランをどうするかまとめられる人が誰もいないというずっと以前から変わらない問題点。

 

1点目はなぜかダリルがDWラインよりも3mほど後方にいてフィッシェルに斜めに走られて届かず。でも一か八かのタックルに行かなければまだ望みがあった気もしないでもない。2点目は見たまんまマタイセンの間抜け。3点目は例のごとくセットプレー。相手よりも先に触れないというか、誰も触りませんでしたが、何とかならないんですかね、これはホントに・・・。

 

無駄に間に合ったスハーケン含めて殆ど良いところがなかった中でトニーとボエチウスの10代コンビだけがやるべき事を理解してしっかり実行してました。素晴らしいタレントたちです。

 

PKキッカーが変わるらしいので何となく予想。左利き有利説でトニー抜擢の可能性は・・・でもO/17オランイェで外してた記憶があるのでパス。スハーケンは見るからに危なっかしい、ペッレは問題外w、となるとクラーシが落ち着いてるし無難か。というか他にいないですね。困ったもんです。早くアナスがスタメンで出れるようになると良いですが。

 

何はともあれ、これでアウエーでのトッパーは全て終了。当然はコールシンゲルの夢とか考えずにEL枠目指してできれば3位で終われたら素敵、という感じで。来週はデ・カイプに戻ってトゥエンテ戦。当然絶対に3ptsが必要なゲーム。