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コップローパー相手に力不足の敗戦

日曜午後のエールディヴィジ第11節、フェイエノールトはコップローパー FC トゥエンテとのアウエーゲームで勝ち点を得る事はできず、エンスヘデで3-0の敗戦を喫した。開始20分で2点のビハインドを追いかける難しい仕事を課されたフェイエノールトは、残った時間でもトゥエンテを本当に苦しめることはできなかった。

 

試合の二日前にロナルド・クーマンはナセル・チャドリとドゥサン・タディッチという、好調の日には個人で違いを作れる二人のサイドプレイヤーの名を挙げ、トゥエンテの最大の危険性と警告していた。

 

しかしその警告にも関わらず、フェイエノールトは二人のコンビネーションから開始10分もかからずに先制を許してしまう。右サイドから中へ切れ込んだタディッチのパスをチャドリが強烈なシュート。GK コスタス・ランプルーにはノーチャンスだった。

 

フェイエノールトは序盤決して劣勢ではなかったものの、先制を許してから10分もかからずにスコアボードは2-0に。この失点はフェイエノールトDF陣が自分たちを責めるべきだろう。後方ロベルト・ロサーレスからルク・カスタイニョスへロングボールが出ると、追いかけたステファン・デ・フライと飛び出したコスタス・ランプルーの間で触られて失点。

 

ピッチ上の力関係を全く反映せずに20分で厳しいタスクを背負ったフェイエノールトクーマンのチームはここから良いフットボールを展開する術を持たなかった。

 

最初の20分間は数回素晴らしいコンビネーションプレーでいくつかのチャンスを作り、最大のものはクラーシがGK ニコライ・ミハイロフと1対1になったシーン。しかし2失点によってフェイエノールトのプレーレベルは大きく落ちてしまった。前半の残り時間、フェイエノールトは不要なミスを積み重ね、トゥエンテにHTまでにさらに差を広げられる怖れもあっただろう。

 

後半もフェイエノールトのプレーは雑なままで、FC トゥエンテを本当に苦しめるには至らず。数少ないポジティヴな例外はペッレで、試合全体を通じてほとんどボールを失わなわず、常に落ち着いてプレーしようとしていた少ない一人だった。

 

FC トゥエンテも最後の笛が近づくにつれて雑になっていったが、終了10分前に試合を決める。雨によってピッチがかなりスリッピーになると、タディッチのペナルティ・エリア際からの強烈なFKが壁を抜け、ランプルーがキャッチミスしたボールがラインを超えて3-0。

 

FC Twente – Feyenoord 3-0

Scoreverloop:

9’ 1-0 Chadli

17’ 2-0 Castaignos

78’ 3-0 Tadic

 

Scheidsrechter: Vink

 

Geel: Mathijsen (Feyenoord), Castaignos (FC Twente)

 

Opstellingen:

FC Twente: Mihaylov; Rosales, Douglas, Bengtsson, Braafheid; Janssen (85’ Landzaat), Brama, Schilder; Tadic, Castaignos (77’ Bulykin) en Chadli (64’ Cabral).

Feyenoord: Lamprou; Janmaat, De Vrij (77’ Nelom), Mathijsen, Martins Indi; Vilhena, Immers, Clasie; Schaken (77’ Achahbar), Pellè en Boëtius (62’ Verhoek).

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20121104_verslag_twente

 

ロナルド・クーマン

「シャープさが足りなかった。我々は良いプレーはしていたが、『良いフットボールはした』というのは怖ろしい言葉だ。今日は良いフットボールをするだけでは足りなかった。試合の勝つための最後の10%が不足していた。攻守共に本当に説得力のあるプレーは無かった。フットボール、特にこういう試合では一瞬で勝負が決まるんだ。我々はその瞬間の勝負で攻守共に基準を下回っていた」

 

「ある局面では我々の方が良いフットボールをしていたし、相手よりもチャンスが少なかったとは思えない。しかし2点目、3点目の失点を見れば・・・我々が勝つことは決して無かっただろう。あれはプレゼントゴール。我々はホール前での本当のシャープさが無かった。相手にそこを突かれればノーチャンスだ。これは大きな失望であり、自分たちの力の無さだ。我々はフットボールはまずまず上手くいっているように見える。ただもう一度言うが、フットボールは一瞬の勝負であり、我々はそこで負けた」

 

「トゥエンテは我々にフットボールをさせ、ミスを持った。そこれ我々がもっと自分たちの力を見せなければいけなかった。あまりにそれができなかった。首位と10pts差は私にとって何でもない。我々の目標は1位ではなくトップ5。11試合ですでにアウエーを7試合していることは忘れてはならない。ウィンターストップまでに再びトップ5に入る、それが我々の目標だ。希望はいつでも残されているもの。こういう試合に負けるのは残念だがね」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20121104_reactie_koeman

 

ヨルディ・クラーシ

「僕らがノーチャンスだったとは思わない。苦しんだのは序盤だけ。彼らは3回のチャンスで3点取った」

「非常に簡単にゴールを許して25分で2-0にされた。今日の僕らは決してトゥエンテに劣ってはいなかったと思うけど、当然3失点の責任はある」

「首位への差を詰めるチャンスだったからとても残念。でも前へ進まないと。これからまだ重要な試合はたくさんあるし、僕はまだ自信を持っている」

 

ステファン・デ・フライ

「敗戦は妥当、でもスコアは大げさな結果だ」

 

レクス・インマルス

「最終的には正当な結果。僕らは攻撃面があまりに物足りなかったし、ゴールをあまりに簡単に与えてしまった」

「チームとして負けたとは思わないけど、もっとコレクティヴに、もっとコーチングしあう必要がある。特に2失点目を見ればね」

 

ジャン・パウル・ボエチウス

「僕のフェイエノールトの2試合目。デビュー戦よりも良くなかった。ボールをなかなか持てずに存在感を出せなかった」

「ロサーレスに何度も上手く抜け出された。自己採点は5.5。僕らは上手くやったところもあっったけど、前から後ろまでシャープさが足りなかった」

 

ダリル・ヤンマート

「どこが悪かった?2点ビハインドを負ったことだ。彼らの方がずっとシャープだった」

 

コスタス・ランプルー

「僕のとんでもないミスだった。許されない事。体で上手くボールを止められなかった」

 

 

空しい敗戦。両サイドを警戒すべきなのは分かっていたのに、チャドリに中央で上手くプレスをかわされ、サイドでブルーノがタディッチに競り負けてゴール前でチャドリをドフリーにして失点。さらには縦パス1本でCBコンビが着いていけずにランプルーも出遅れて馬鹿みたいな失点。3点目はもう言うまでもなく・・・ エルヴィンの復帰が待ち遠しいですが、カスタイニョスとかいう子供にスピード勝負挑まれるのは分かってたのに、前半負けまくってたマタイセンは何なんでしょうかと。ステファンもまだ元にレベルに戻ってくれず。

 

で、ボールを持つ時間は多かった特に後半ですが、良いフットボールから相手を崩してのチャンスという形は全く見られず・・・。勇気の無いDF陣の組み立て、フットボール能力の足りない中盤、そして単調にクロスを上げるだけで違いを作れない両サイド・・・唯一まともだったのはペッレくらいです、ほんとに。

 

2戦目のボエチウスは良い形でボールが回ってこなかったこともありますが全く試合に入れず。トニーも時々光るモノはあるもののまだまだ力不足。

 

今日はとにかく酷いところだけが出た試合でした。トッパー3試合終わってわずか1pt。確かにアウエーゲームが多いですが・・・。来週からはデ・カイプに戻ってローダ、そしてヴィレムII戦。その先にアルクマールでAZ戦。ウィンターストップ前に5位以内に入りたいのなら残り全勝が必要です。