10月30日から11月1日にかけて行われたベーカー戦第3ラウンド。第2ラウンドで大躍進を見せたアマチュア勢がこのラウンドでもプロクラブ相手に大健闘を見せた。最も悲惨だったのはFC アイントホーフェンで開始13分間でトップクラッセルのADO'20に5点差を付けられるという悲劇的敗戦。ADO'20はこれでアルメレ・シティに続いてジュピラーリーグ2チームを撃破。他にもエメンが敗退に追いやられて、ベスト16にアマチュア勢が2チーム残る結果に。
エールディヴィジ勢もNACがHBS相手にPK戦の末に辛くも勝利した他、PSV、アヤックス、フェイエノールトもアマチュアチーム相手に勝利したものの、主力を温存して後半まで差を広げることができなかった。そしてエールディヴィジのコップローパー トゥエンテはホームでジュピラーリーグのデン・ボッシュ相手に二人の退場者を出してあえなく敗退。
KNVB beker: derde ronde
Dinsdag 30 oktober
18.45 uur: De Graafschap - Go Ahead Eagles 2-1
21' J. Suk 0-1 / 37' Q. Promes 0-2 / 43' K. Karami 0-3
お互いベストメンバーを揃えつつ、デ・フラーフスハップのスピッツだけホーマンスではなくアンコ・ヤンセンのサプライズ。
両チームチャンスを作っての立ち上がりから20分、ミシジャンが左サイドから粘って相手をかわし、ペナルティ・エリア内からラストパス、フリーのスクのシュートがファン・カウウェンに当たってテロルの逆を突き先制。さらに速攻からアントニアのシュートをテロルが見事にセーブもリバウンドにプロメスが詰めて0-2。さらにアントニアの横パスに走り込んだカラーミの素晴らしいシュートが決まって前半で勝負あり。
ジュピラーリーグでも苦戦するデ・フラーフスハップは前半の内からファンが帰り始める悲劇的状態。カップファイター GAEはこれで3シーズン連続第4ラウンド以上に進出。
ペーター・ハイストラ
「先制を許してからのプレーを見ての通り自信があまりにも脆い」
「ファンが前半で帰ってしまうのは何の助けにもならない。同然だ。しかし我々は全員で信じ続けなければいけない。私もそうする」
20.00 uur: ADO20 - FC Eindhoven 6-1
3' B. Kleine 1-0 / 4' F. Zinhagel 2-0 / 6' M. de Loor 3-0 / 11' B. Kleine 4-0 / 13' F. Zinhagel 5-0 / 35' S. Koc 5-1 / 61' J. Mols 6-1
第2ラウンドでアルメレ・シティを破ったトップクラッセルのADO20がこのラウンドでもFC アイントホーフェン相手に開始15分で5点差を付けるという嵐のようなスタートで勝負あり。
マルティン・デ・フロート (ADO'20 監督)
「次々とゴールが決まって本当に楽しかったよ。アイントホーフェン相手に13分間で5-0は信じられない。木曜のドローまでは楽しくこの試合を思い出したいね」
ジョン・ランマース
「恥ずかしい。我々はたるみすぎていた。前半は一つの競り合いにも勝たず、ただ見ているだけだった。恥ずかしい」
Rijnsburgse Boys - FC Emmen 0-0 s.s. 7-6
延長でも共にゴールを決められず、PK戦でも共に5人成功、共に6人目が失敗、最後はエメンの8人目マメドフが外して決着。
SC Cambuur - Telstar 1-1 s.s. 5-4
46' M. Diemers 1-0 / 90' J. Hoefdraad 1-1
Rood: 110' T. Bakens
FC Dordrecht - Scheveningen 2-1
64' L. Veldwijk 1-0 / 70' L. Veldwijk 2-0 / 83' T. Peters 2-1
20.45 uur: FC Groningen - ADO Den Haag 1-0
33' M. de Leeuw 1-0
2年前の第3ラウンドでも対戦してPK戦の末にフローニンゲンが勝ち上がった因縁のカード。
フローニンゲンはカペルホフを右バックに起用してバクーナが久しぶりに前線に。
どちらもミスが多く面白味に欠ける展開から30分すぎにフローニンゲンがこの日初めての美しい攻撃。左サイドキルムのクロスにデ・レーウが飛び込み、ゴール前でポジションを取っていたADOのDFが全く競り合えずに1-0。
さらにズウィンケルスがクロスをキャッチミスして大ピンチ。しかしキルムのシュートはバー直撃、リバウンドを狙ったデ・レーウのシュートも横っ飛びセーブで難を逃れる。
後半ADOが攻撃的に行こうとするも、あまりにもミスが多く主導権を取りきれないまま終了。ADOはエールディヴィジでのホームゲームに続けてフローニンゲンに今シーズン2敗目。
モーリス・スタイン
「両チームとも似たスタイル。エールディヴィジでの対戦もそうだった。そして今夜も対等な戦いだったと思う。30分までお互い大チャンスが無かったが、何も無い所からフローニンゲンが先制した。我々の間違った対応によってだ。直後にも危ないシーンがあったが、それも我々の責任。最終的にはベウヘルスダイクをスピッツにして一か八かのプレーをしたが、我々の側に運がなかった」
ロベルト・マースカント
「今夜の我々は勝利に相応しかったと思う。ナイスゴールだ。キルムが良いボールを上げたし、デ・レーウはああいうゴールを決めさせたら一級品。その後も全くトラブルは無かった。両チームほぼ対等だったが、我々が勝ち進むのは正当な結果」
Woensdag 31 oktober
18.45 uur: RKC Waalwijk - PEC Zwolle 2-4
5' T. Chevalier 1-0 / 9' Y. Mokhtar 1-1 / 30' M. Lieder 2-1 / 48' R. Reniers 2-2 / 62' Y. Mokhtar 2-3 / 72' R. Achenteh 2-4
RKCは先週末スタメンだったブカーリをベンチに置き、シェヴァリエを左サイドに回してリーデルがスタメンスピッツ。スナイデルは今日もベンチ。
エールディヴィジでズヴォレに初勝利を献上したRKC。7分に右サイドからシェヴァリエがドリブルで3人をかわし、左サイドフリーのヨーゼフゾーンから戻ったパスを自ら決めて先制。
しかし1分後にズヴォレの右バック ファン・ポーレンがオーバーラップからフリーでクロス、ファーにドフリーで走り込んだモクタールが楽々決めて即同点に。
ズヴォレが主導権を握ると、マルティナが明らかなハンドでPK。しかしプライムのコースが甘く、ズートにストップされると今度はRKCに主導権。30分にヨーゼフゾーンのクロスのこぼれ球に反応したリーデルが豪快に叩き込んでプロとしての公式戦初ゴール。
その後もRKCが主導権を取ってプレーしていたが、後半 ダイツがプレッシャーを受けてパスミス、ボールを奪ったズヴォレが連携からレニールスが決めて同点に。さらにモクタールが左サイドから数人に囲まれながら競り勝ってそのままゴールで2-3。70分過ぎにはアシェンテのFKがズートの裏を突いて2-4。
終盤RKCが鋭いカウンターを見せるが、80分、ヨーゼフゾーンとシェヴァリエが完全に抜け出す大チャンスも、ヨーゼフゾーンのパスを受けたシェヴァリアがオフサイドでノーゴール。さらにシェヴァリエのラストパスに走り込んだヨーゼフゾーンがフリーで決定的シュートもブールの好セーブ。
ロスタイムに途中出場スナイデルがファン・デン・ベルフに腕を取られてPK、シェヴァリエが強烈なキックもブールが神セーブ。
RKCはエールディヴィジに続いてズヴォレに今シーズン2敗目。
エルヴィン・クーマン
「この1ヶ月が終わって喜んでいるよ。日曜にリフレッシュしてピッチに立ちたい。重要なのはNAC戦だ」
「スタートは良かったし先制もしたが、1分で追いつかれた。HT前に2-1にできたが、ミスでまたリードを失い、相手に自信を与えてしまった」
アルト・ランゲレー
「前半の一部分はかなり良いプレーをしていたと思うが、試合を決めることはできなかった。しかしHTに見直して後半さらに良くなった」
19.00 uur: PSV - EHC/Heuts 3-1
20' M. Depay 1-0 / 74' G. Wijnaldum 2-0 / 84' R. Starmans 2-1 / 90' G. Maria 3-1
前半デパイのスペシャルな個人技で先制するも、アマチュア相手にほとんどチャンスを作れず今日もgdgdのPSV。後半には決定的チャンスも与えて大ブーイングが起きるが、途中出場ワィナルドゥムがCKからヘディングで2点目。ティトンのミスから素晴らしいパスワークで完全に崩されて失点するも、ワィナルドゥムのパスを受けたデビュー戦マリアが3-1として勝負あり。
ディック・アドフォカート
「我々は次のラウンドに進んだ。それが最も重要な事だ。残るのは我々が勝ったという事実」
「前半先制したが2点目を取れず、同点にされる可能性もあった。2-1になった後も2-2になりかねなかった素晴らしいシュートがあった。幸運にもカウンターで3-1にできて、あれで試合が決まった」
「控え選手たちが次の試合での私の選択を困らせてくれることを期待していたが、残念ながらそうはならなかった」
20.00 uur: Heracles Almelo - Sparta Rotterdam 2-0
66' S. Armenteros 1-0 / 73' S. Armenteros 2-0
NAC - HBS Craeyenhout 1-1 s.s. 4-2
37' S. Aoulad Said 0-1 / 71' A. Lurling 1-1
トップクラッセル相手に先制を許したNAC。後半ルールリングの素晴らしいミドルシュートで追いつき、PK戦でテン・ラウウェラールがいつも通り素晴らしいセーブで2人止めて辛くも勝ち上がり。
イェレ・テン・ラウウェラール
「我々はパニックにならずに冷静さを保ち続けたと思う。最終的に良い結果を出せた」
「PKキラーなのをまた見せられた?そうだね、運が良かった。でも90分で決めるべきだっただろう。トップクラブ相手なら悪いことではないが、アマチュアクラブ相手にこれは予想外。ただ私はPKにあるセオリーを持っていてね。それがよく本当になるんだ。何かって?それはもちろん教えないよ」
Vitesse - Staphorst 4-0
2' W. Bony 1-0 / 37' W. Bony 2-0 / 75' Jonathan Reis 3-0 / 85' D. Pröpper 4-0
フレッド・ルテン
「次のラウンドに進むという目標は達成できた。普段それほどプレーしていない選手が何人かいたが、両スピッツがゴールしたのでOKだ」
20.45 uur: ONS Boso Sneek - Ajax 0-2
74' V. Fischer 0-1 / 88' S. Denswil 0-2
ユー選手9人のスタメンでアマチュアと互角の戦いを繰り広げた育成のアヤックス。70分過ぎに途中出場エリクセンのパスでフィッシャーが抜け出してようやく先制。終了直前にデンスウィルが直接FKを決めてようやく勝負あり。
ヤン・フラップ (ONS スネーク監督)
「我々には2.3回の小さなチャンスがあった。それを決めていればセンセーショナルなことだっただろう。基本的には我々はマンチェスター・シティと同じようにやった。彼らは1点決めたが、我々は決められなかった」
「観客の雰囲気は素晴らしかった。素晴らしい試合を観て貰えたと思う」
Donderdag 1 november
18.45 uur: FC Twente - FC Den Bosch 1-2
16' D. Landzaat 1-0 / 38' J. Brock 1-1 / 62' T. van Weert 1-2
Rood: 23' D. Boyata / 89' L. Castaignos (2xGeel)
第2ラウンドでアマチュア相手に大苦戦しながら、今回も普段のスタメンからカスタイニョス以外総とっかえのトゥエンテ。
開始10分でデン・ボッシュが2回の決定的チャンスを作るもボシュケルがセーブ。タディッチとチャドリ抜きで全くクリエイティヴィティの無いトゥエンテだが、15分にカスタイニョスが抜け出すとブロックに倒されてヴィーデマイヤーがPK判定で先制。20分すぎに中盤の競り合いでハードタックルしたボヤタにヴィーデマイヤーが今度は一発レッドカード。
全くチャンスが作れなくなったトゥエンテに対して主導権を取ったデン・ボッシュ。40分直前にブロックのシュートがヴィスヘルホフに当たって同点ゴール。
後半ややボールを持つ時間が増えるもチャンスには至らないトゥエンテ。60分を前にチャドリを投入。しかし数分後にデン・ボッシュが素晴らしい攻撃を見せ、デ・ブルークのシュートのリバウンドをファン・ヴェールトが詰めて1-2。追い詰められたトゥエンテはタディッチも投入で猛攻に出るも、抜け出したペルペシーのシュートはベジュワの正面。チャドリの巻いたミドルシュートもファーポスト直撃。90分直前にカスタイニョスが競り合いで肘打ちをして2枚目退場で終戦。
スティーヴ・マクラーレン
「このチームでも勝てると思ったから他の選手たちにチャンス与えた。負けたということは私の判断が間違っていたということ。そこは単純だ」
「大切なのはこの大きな失望の後に一体となって前へ進み続けること。選手、観客、スタッフがだ。怒りがあるのは分かっている。だが我々がまだエールディヴィジのコップローパーであることを忘れてはならない。日曜のフェイエノールトなど。戦で立て直す」
「負けたのは自分たちの問題。誰かを責める権利は我々にはない」
「カップ戦敗退は非常に悲しいが、この失敗からエネルギーを得なければならない。終盤はチャドリとタディッチが入り我々はキャラクターを示したし、同点まであと一歩だった。上手くいかなかったが、我々は前へ進む」
ヤン・ポールトフリート
「勝っただけではなく、特に我々がエンスヘデで見せたやり方を誇りに思う。我々は最後まで信じ続けて戦った。この結果に不当なものなど何も無い」
イェレ・デ・ボック
「もちろんトゥエンテが早々に10人になったのは大きかったけど、その前から僕らはベストチャンスを作っていた。おそらくトゥエンテは僕らは過小評価していたんだろう。彼らはベストプレイヤーを何人も外していた。僕らは最初から最後まで信じ続けた。それが報われたんだ」
19.00 uur: sc Heerenveen - Hollandia 1-0
68' R. Zomer 1-0
ジュリチッチ、フィンボガソンを休ませてアモアとパパをスタメンに並べたヘーレンフェーン。決め手を欠きながらCKからゾメルのヘディングでなんとか勝利。
20.00 uur: SWZ/Boso Sneek - AZ 1-4
3' J. Gudmundsson 0-1 / 47' J. Gudmundsson 0-2 / 52' M. van der Veen 1-2 / 53' J. Altidore 1-3 / 60' J. Altidore 1-4
「Bチームで戦ったアヤックスは敬意に欠けている」とスタメンをいじらずに最強チームで挑んだフェルベーク。グドムンソンの活躍で早々に先制し、FKで1点差に迫られるもアルティドールが2点を追加して問題なく快勝。
20.45 uur: XerxesDZB - Feyenoord 0-4
60' Bentem (E.D.) 0-1 / 68' Terence Kongolo 0-2 / 72' Ruud Vormer 0-3 / 85' Lex Immers (Panalty)
中立地ヘット・カステールで行われたロッテルダムス・ダービー。
ミスの多い出だして開始4分で2回の決定機を与えたフェイエノールト。しかしランプルーのセーブで救われると次第に落ち着いて主導権を取り始め、10分にはペッレがデ・クラシケルのゴールを思い起こさせる素晴らしい反転ボレーが惜しくもバーの上に。その後もフェイエノールトがプレッシャーを強めるが、コミュニケーションミスが多く、大チャンスは作れずに0-0のままHT。
後半はインマルスを投入してさらにプレッシャーを強めたフェイエノールトが本来のレベルに近いプレーを見せ、60分にカウンターからホーセンスのクロスをクセルクセスのDFがOGでようやく先制。その後は立て続けに追加点を奪い、終盤クセルクセスのチャンスシーンでもランプルーが好セーブを見せて問題なく勝利。
Loting vierde ronde KNVB-beker op 18, 19 of 20 december:
Vitesse - ADO’20
FC Den Bosch - SC Cambuur
FC Dordrecht - AZ
FC Groningen - Ajax
Go Ahead Eagles - PEC Zwolle
SC Heerenveen - Feyenoord
NAC - Heracles
Rijnsburgse Boys - PSV