オランダ代表は金曜夜のロッテルダム・デ・カイプで期待されていたフットボールショーを見せる事はできず、アンドラ相手にわずか3得点に留まった。デビュー戦のルーベン・スハーケンがゴールを決めたシーンだけが歓喜の瞬間だっただろう。
金曜夜のオランイェは早々にリードを奪うことを狙っていたが、開始10分もかけずに新キャプテン ケヴィン・ストロートマンのお膳立てから試合前に100キャップを表彰されたラファエル・ファン・デル・ファールトがゴール右隅に正確なシュートを決める。
この先制ゴールで約1年前のサン・マリノ戦11-0のような大量ゴールのフットボール・アーフォントになるかと思われたが、あの試合の様な連続ゴールは生まれず。オランイェは探り探りで予選グループ最下位相手にぎこちないプレー。
そのためクラース・ヤン・フンテラールもオランイェでの通算ゴール数を1得点しか伸ばせなかった。ジェレマイン・レンスからのクロスをヘディングであわせてのゴール。彼にとってはオランイェの歴代トップスコアラー、現アシスタントであるパトリック・クライフェルトとの差を詰める理想的な夜だったが、結局40ゴールのクライフェルトに対して34ゴールで足踏み。
デビュー戦のルーベン・スハーケンにとっては後半早々に自らゴールを決めて歓喜の瞬間を創り出し、伝説的な夜になった。スハーケンはオランイェでのデビュー戦でゴールを決めた92番目の選手に。
オランイェは右サイドから多くの攻撃を仕掛け、スハーケンだけでなく、フェイエノールトで彼のチームメイトでもあるダリル・ヤンマートも再三攻撃参加。HT直前にはブルーノ・マルティンス・インディがネットを揺らしたが、正当なオフサイドで取り消された。
ボンズコーチ ルイ・ファン・ハールはスハーケンをフル出場させる一方でジェレマイン・レンスに替えてディルク・カイトに出場機会を与え、イブラヒム・アフェライもファン・デル・ファールトに替えて投入。終盤に3人目のウルビー・エマヌエルソンも入れてアンドラの守備を破ろうとしたが、最後の攻撃もスコアボードの数字を増やすことはなかった。
ルーマニアが金曜夜にトルコを破ったことで、月曜にルーマニアに出発するオランイェにはブカレストで熱い夜が待ち構えている。
Statistieken:
Nederland - Andorra 3-0 (2-0).
Scoreverloop: 7. Van der Vaart 1-0, 15. Huntelaar 2-0, 50. Schaken 3-0.
Scheidsrechter: Kulbakov (Belarus).
Gele kaart: Janmaat (Nederland), Teixeira (Andorra).
Opstelling Nederland: Stekelenburg, Janmaat, Heitinga, Vlaar, Martins Indi, N. de Jong, Schaken, Strootman (74. Emanuelson), Huntelaar, Van der Vaart (70. Afellay), Lens (70. Kuyt).
Niet gebruikte spelers: Van Rhijn, Douglas, Viergever, Narsingh, Van Persie, Vorm, Vermeer.
http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/13986/oranje-klopt-andorra-3-0
ルイ・ファン・ハール
「楽しい試合にできたはずだった。前半最初の20分間のフットボールをキープしていれば5-0か6-0になっただろう。我々はちょっとガッカリして家に帰るが、ジェレマイン・レンスは良い気分で帰れるはずだ。彼のプレーはとても良かった。スハーケンもデビュー戦でハッピーだろう。3試合で9pts?これは最初から計算していた」
「トルコとルーマニアの試合は引き分けを期待してた。ルーマニアとのアウエーゲームは難しい試合になるだろう。彼らは3連勝で波に乗っている。アンドラとは違うクオリティがあるのは明らか。もっと主導権を取ってくるチームだ」
「アンドラの監督は自分のチームに選手たちのクオリティを発揮させられるプレーをさせていた。私はそれには大きな敬意を払っている」
「ヨング・オランイェから左ウィンガーを寄ることはできる。ヨング・オランイェにいない選手を呼ぶ可能性もある。アルイェン・ロッベンにももう一度電話するつもりだが、彼が助けに来るかどうかは分からない。ルーマニア戦でいまの中から選ぶとしたらダブルマーク相手にプレーできるレンスだ。ロッベンが使えないならね」
ケヴィン・ストロートマン
「キャプテンを任されたのはもちろん驚いた。このユニフォールは大事に取っておく。一番最初にピッチに出るのはスペシャルな気分」
「ボンズコーチからは月曜に言われた。ポジティヴな話だったよ。メディアに対して言ったとよりももっとたくさん言ってもらったけど、それは僕らの中だけのこと」
「最初の30分間はハイテンポでやれたけど、その後落ちてしまった。HTにもボンズコーチから指摘されて、後半戻そうとしたけど雑だった。アンドラもフットボールをしようとしなかったしね。前に蹴り出すばかりで下がれるだけ後ろに下がっていた」
「僕らは3-0で勝った。もっと決めるべきだっただろうけど、3pts取れたんだ。ルーマニアもトルコで勝ったし、火曜は楽しい試合になるだろう」
ディルク・カイト
「スタートは良かったけど、20分が過ぎてボールテンポが落ちてしまい、自分たちで難しくしてしまった。僕らは7,8点は取るべきだっただろう」
「途中出場でなんとかしようとしたけど、ゴールを決められず残念。僕はエヒテ・スポッツだけど、前線の他のポジションでもプレーはできる。自分がファーストチョイスでないことはボンズコーチからはっきり説明して貰っている。僕にできるのはピッチで証明して彼の考えを変えることだけ。オランイェの呼ばれるのはいつだって光栄。第2キャプテンも大きな名誉だ」
ラファエル・ファン・デル・ファールト
「100キャップの表彰はとても光栄。美しいスハールも貰ったしね。代表での全試合が刻まれているんだ。それにゴールも決められたし。その分も刻まないとね、ハハ」
「表彰されてる時はスペシャルな気分で、本当に100キャップに届いたんだと実感したよ。時が過ぎるのは速い。まだたくさんキャップ数を伸ばしたい」
「先制点は良いゴールだった。気分も良かったよ。確かにアンドラ相手だけど、僕にとっては特別なんだ。僕のデビュー戦もアンドラだったからね」
「相手はとても守備的だったし、ある時点でこういう試合はちょっと尻すぼみになるものとみんな分かった。何度かあったチャンスも決められなかったしね」
「ルーマニアはトルコに勝ったし、火曜は厳しい試合になるだろう。この勝利で彼らは大きな自信を持って僕らに向かってくる。ブカレストでどうなるかは僕はいうつもりはないけど、とても重要な試合だ。とても楽しい、僕らにとって良いテストになる」
スハーケンがまたしてもなぜか左足でゴール。う~ん、不思議。フェイエノールトでの好調をキープして良いプレーをしていたんじゃないでしょうか。ナルシンよりは良い気が。ダリルも2戦目にしてデ・カイプ効果で普段のプレーでまずまずな感じですが、二人ともルーマニア戦はゆったりベンチから。ブルーノは代わりがいないので次もフル出場濃厚です。このポジションの層の無さは困ったもんですね、しかし。
チームとしてはストロートマンの代表でのベストゲームの一つに入るでしょう。コントローラーとしても右MFとしても非常にハイレベルでのプレー。というかデ・ヨングの必要性をほとんど感じなかったので、これならストロートマンをコントローラーにして前にアフェライを置くシステムを見たかったですが、まぁそこは次の試合を睨んでのことでしょう。CBがもうちょっと中盤に入ってこれるフィールヘーフェルを見たいとかもありましたが、やっぱりそこは以下同文。まぁあまりテンポを上げられずにゴールス稼ぎを狙ってたフンテラールにとっては残念な試合。
左サイドが適切なポジションかは別にしてもレンスが十分に調子良いので任せるでしょうね。ヨング・オランイェを見ても、その他を見渡しても特に代わりは見あたらないですし・・・。後は予定通り3人入れ替えでルーマニアとの天王山。