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Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

Sparta Praag相手に土壇場で追いついてドロー

木曜夜にデ・カイプでSparta Praagとのヨーロッパ・リーグ POに臨んだフェイエノールトは最後の数分で来週のGenerali Arena でのアウエーゲームに向けて十分良いポジションをつかむことができた。監督 ロナルド・クーマン率いるチームは前半30分で0-2のビハインドを負ってしまったが、後半は完全に試合に戻ってファイト。60分過ぎにミケル・ネロムが1点差に詰め寄るゴールを決めると、途中出場アナス・アシャバールが終盤最後の最後で2-2の同点ゴール。これで来週のPraagで最低勝ちさえすればヨーロッパ・リーグのグループステージへ進むことができる。

 

1日前の会見でチェコ人ジャーナリストからSparta Praagで最も注意する選手はとの質問に「11番だ」と答えていたクーマン。その背番号を背負うLéonard Kweukeは今シーズンのチェコ・リーグで決定的な働きをしているスピッツであり、クーマンの返答にチェコの記者たちも頷いていた。

 

木曜になってその理由が示されることになる。Sparta Praagのプレーはほとんど全てが高く、屈強なカメルーン人FWめがけてなるべく素早くボールを届けるというものであり、前半の半ばで最初の結果がビジターチームにもたらされた。中盤でのインターセプトから即座にKweukeがシュート。エルヴィン・ムルデルの体に当たったボールはそのままMF Kadlecの足元に届き、彼は触るだけで良かった。

 

このゴールが2チームの関係を壊すことに。序盤の混乱した時間帯以外は優勢だったフェイエノールトだが、それにも関わらず失点からわずか3分後に再びゴールを許してしまう。ビジターチームは非常に効率良く、ロングスローからボールがそのままKadlecの足元に落ちると、見事な反転でフリーでシュート。ムルデルにはまたしてもノーチャンスだった。

 

Josef Hušbauerのシュートがバーを叩いたのを除けば、これが前半のSparta Praagのチャンス全てと言って良く、フェイエノールトは相手チームに大きな得点チャンスはほとんど与えていなかった。ただクーマンのチームはピッチを支配していたものの、ビジターチームのプレッシャーに苦しんでなかなかコンビネーションプレーを見せられず、FWの位置までボールを運べていなかった。HTまでの危険なシーンはギオン・フェルナンデスの直前で防がれたシュートシーンとレクス・インマルスの火を噴くような一撃がGK Tomas Vaclíkによって寸前でセーブされたくらい。

 

HTを終えたフェイエノールトは自らの自信の無さを振り払い、Sparta Praagに対して前へとプレッシャーをかけ始めたが、ビジターチームの守りの壁を崩せず苦戦。レヒューンが真剣に心配し始めたちょうどその瞬間、何も無い所から価値ある反撃のゴールが生まれる。後半15分過ぎにDF ネロムがミドルシュートを試みると、低い弾道のシュートは見事にゴール隅に吸い込まれて1-2。

 

このゴールで消えかかっていたロッテルダム・サイドの希望は完全に息を吹き返した。望ましい結果を得るために少なくとも30分間はあり、サポーターは椅子から身を乗り出し続け、遂にはロスタイムに途中出場 アシャバールがデ・カイプの雰囲気を解放する同点ゴール。この若きスピッツにとっては、あらゆる点でここまでの短いキャリアの最高の瞬間になった。ゴールを背にしてインマルスからパスを受けると、見事なタッチでボールを後ろに流してGKの裏をかいた。この瞬間デ・カイプに喜びが爆発し、フェイエノールトは少なくとも引き分けで終わるに相応しい試合だった。

 

Feyenoord – Sparta Praag 2-2

Scoreverloop:

23’ 0-1 Kadlec

26’ 0-2 Kadlec

60’ 1-2 Nelom

90’ 2-2 Achahbar

 

Scheidsrechter: Rasmussen

 

Geel: Kweuke, Hušbauer, Matìjovský, Vaclík (Sparta Praag)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Mulder; Janmaat, Martins Indi, Mathijsen, Nelom; Leerdam (62’ Vormer), Immers, Clasie; Schaken, Fernandez (81’ Achahbar) en Cissé (62’ Elabdellaoui).

Sparta Praag: Vaclík; Vidlièka, Jarošík, Švejdík, Pamiæ; Matìjovský (83’ Holek), Hušbauer, Kadeøábek (69’ Prikryl); Skalák, Kadlec (86’ Pavelka) en Kweuke.

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120823_verslag_sparta_praag

 

ロナルド・クーマン

「私がHTに本当に怒ったのは初めてだ。前半は確信も自信も無い、非常にオドオドしたプレーだった。しかし後半は絶望的な状況からよく勝負に戻ってファイトした。2-2にできてラッキーだった。まだ何も決まってはいないし、1-2だと全く話が違うからね」

 

「アナスを入れたのは前線に満足できず、替えるしかなかったから。アナスが最後に報われて良かったよ。とても重要なゴールを決めてくれた。これでまだ我々は勝負を続けられる」

 

「あの終盤の時間帯がこのチームの力を示している。しかし我々が試合に戻れたのはファンタスティックな観客のおかげだ」

 

「Sparta Praagも試合前なら2-2の結果にはOKだっただろう。しかし0-2でHTを迎えれば、この結果でホームに戻るのは満足ではないはず」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120823_reactie_koeman_spapra

 

アナス・アシャバール

「右側からパスが来るのが見えて、一瞬でボールを軸足のインサイドで後ろに流そうと決めたんだ。チームもサポーターも解放感は大きかった。前半の僕らは良いプレーじゃなく、フットボールする勇気が無かった。でも0-2のビハインドでも僕らは良い結果を信じ続けた。このドローは僕らが後半でどんどん強くなっていった結果」

 

「ロイ・マカーイは僕にかっこ悪いゴールも決めるように望んでるけど、彼も今日のゴールには怒ってないだろう。このゴールは本当に嬉しい。chocoladebeenの右足でだからね!」

 

「ビハインドを負ってもサポーターは僕らを支え続けてくれた。ファンタスティックだよ。彼らなしではこの結果は出せなかっただろう」

 

「Praagでも今日の後半のように良い結果を信じて勇敢にプレーすれば、間違いなくチャンスはある。今日の結果は僕らに自信を与えてくれるよ」

 

ヨリス・マタイセン

「今日の僕らはモラル・ウィナーだと思う。前半はあまりにもロングボールを蹴りすぎ、あまりにも簡単にゴールを許してしまった。HTのロッカールームは静かだったし、あの瞬間僕らがまだ互角の勝負に持ち込めるとは誰も予期してなかっただろう。こうやってドローで終われたのは良い気分だし、このチームのキャラクターは賞讃に値するよ」

 

「観客のサポートは素晴らしかった。僕がこれまで経験したことがないものだ」

 

「1-2で負けるか2-2で引き分けるかは大きな違い。僕らはまだ次のラウンドへ向けての勝負に踏みとどまった」

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20120823_achahbar_reactie

 

ヨルディ・クラーシ

「個人的にも僕は何度も危ない失い方をしたし、僕は悪かった。全く良くなかったよ。後半こそが僕らが前半最初から予定していたプレー。そしてファンも支えてくれて、彼らがチームの背中を押してくれたのは誰の目にも分かっただろう。僕らは後半はずっと支配していたし、同点は正当な結果。ロスタイムに追いつけて良かった。アシャバールのゴールはいつもファンタスティックだ。彼はこれまでもずっと僕らにとって重要な存在だったよ」

 

 

どうなるかと思いましたが、ネロムのゴールで一気に勢いが付いて最後の最後になんとか追いつけました。ふ~、やれやれという感じです。前半も非常に良い攻撃をしている時間帯はありましたが、コロッと失点して、その後はガタガタに。スパルタ・プラハはどっかのディナモキエフと違い、非常にアグレッシブなプレーをするチームで、激しいプレスにかなり苦戦。フィジカル差を活かされた激しい当たりで審判がなかなか笛を吹いてくれず、精神的にも苛ついたところで失点して、その後は怒りと焦りで組織が消えてしまうという流れ。特にクラーシは見る影も無いほどボールロストを繰り返し、クーマンは良く替えなかったと思います・・・。

 

失点シーンは一つ目は浮き球ルーズボールの処理が雑すぎて相手に拾われ、裏に抜けられて最後はマタイセンが反応速度で競り負け。この失点は誰も彼も非常に酷いですね。2点目はロングスローから前にいた二人くらいが触れず、相手選手の足元に届いてしまい、マークしてたブルーノが華麗にかわされてズドン。前半チームの牽引役として素晴らしい活躍をしてたブルーノですが、このシーンはレベルの差を見せつけられた感が。まぁあそこに届く前に誰か触ってくれと。

 

後半も主導権は取りつつもなかなかチャンスを作れず、逆に危ないシーンもありましたが、何と言ってもネロムのゴールが大きかった。蹴った瞬間軸足を滑らせてるので、上手い事飛んだのはラッキーだったかもしれませんが、こういうところでトップチームでの初ゴールがでたのは大きい。そこから後は攻めに攻め、最後の最後でアナスの本領発揮のゴール。久々の登場でしたが、今日はかなりボールを収められていたので、ラマダンも終わってそろそろ出場時間を増やしていきたいところ。少なくともスハーケンには負けて欲しくない・・・。

 

とにかく絶望的な崖っぷちからよく追いついてくれました。アウエーも厳しいですが、本来のレベルのプレーが90分間できればチャンスはあるはず。