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ファン・ハール、ベルギー戦前日会見 「私は4-3-3でやりたい」

ボンズコーチ ルイ・ファン・ハールが就任初戦となるベルギーとの親善試合を前日に控えて行った会見は、先のEKについての選手討論の結果について、そしてベルギー戦のスタメンとオランダ代表の新キャプテンを発表するというやや奇妙なものとなった。

まずファン・ハールは月曜夜にノールトワイクのホテルでオランイェの選手たちが話し合いをもったことを明らかにした。「EKに参加した全ての選手たちが話し合いに加わった。選手たちが率直に意見を言い合ったのは私も驚かされたよ。時に激しいものとなったが、多くの議論が飛び交い、私はポジティヴな感想を抱いている」

Koning Boudewijnstadionの会見室に集まったジャーナリストたちを驚かせたのは、ファン・ハールがオランイェでやりたいシステムを、そこに名前を当てはめつつ明らかにしたことだ。

「私は4-3-3でやりたい。これまでよりもいくらか攻撃的にやると思ってもらって良い」とファン・ハール。さらに先のEK期間中に大きな議論の争点となったスピッツ・ポジションについての説明を求められ、新ボンズコーチはフンテラールを選ぶと名言。「フンテラールはオランイェで良いパフォーマンスを見せてきたが、ファン・ペルシはそれほどでもない」。また、ファン・ハールはファン・ペルシをサイドプレイヤーとしても見ていない。「私が求めるサイドプレイヤー像に彼はフィットしない」

ファン・ハールはスナイデル、カイト、ロッベン、ファン・ペルシといった中心選手たちと個人面談を行ったという。ファン・ペルシとの話の内容についてファン・ハール。「ロビンとはファンタスティックな話ができた。選手とあれだけの話ができることはほとんどない。社会面についても、フットボール・ヴィジョンについても有意義な話し合いだった。彼には、私の眼から見てもベストなプレーをしているが、まだ変えられるところも多いと伝えた。ロッベンとは彼のポジションについて話をした。私はバイエルンミュンヘンの監督の時に彼を最初に右サイドに置いが、今はもう一度左サイドに置きたいと伝えた。こうしたことは選手にしっかり説明しなければならないと私は思う」

ファン・ハールは「選手討論で最も発言が多かった」というスナイデルを新キャプテンに任命。「オランダの全てのフットボール選手にとっての手本」と彼が考えるカイトを第2キャプテンとした。「それも私から見てリーダーシップの重要な部分。彼は選手たちを正しい方向へ引っ張っていける」。さらに、ファン・ハールはこのフェネルバフチェの選手「7番」ではなく「9番」として見ている。「ちょうど彼は新しいクラブでもそのポジションでプレーしている」

対戦相手のベルギーについて、ファン・ハールはこの国が近年予選で失敗を繰り返していることに驚きを見せた。ベルギーは2002年以来EKでもWKでも予選を突破できていない。「ベルギーのタレントのレベルは非常に高い。この代表でプレーしているタレントたちは、明日デビューさせるオランダのタレントたちよりもずっと成熟している。私は数年前にベルギーのボンズコーチとして仕事ができる可能性もあったんだ。結局いままで実現していないが」

http://www.onsoranje.nl/nieuws/artikel/13364/ik-wil-4-3-3-gaan-spelen

ファン・ハールが公表したベルギー戦スタメンは以下の通り。

Opstelling Nederland:

Stekelenburg, Willems, Mathijsen, Heitinga, Van Rhijn, Sneijder, N de Jong, Van der Vaart, Robben, Huntelaar en Narsingh.

後半はマタイセンハイティンハに替えてデ・フライとフィールヘーフェルが、ヴィレムスに替えてマルティンス・インディが、ファン・デル・ファールトに替えてマヘルが出場する。

先日の就任会見で全然変わってないことを世間に知らしめたファン・ハール。まぁ目標に掲げたブラジルでのベスト4に向けて、果たして上手く行くかどうかは見てみないと分かりません。

とりあえずここ数年の議題だった2コントローラー問題は一旦決着。スピッツ問題も序列をハッキリさせ、あとはフンテラールが結果を出し続けることを願うばかり。

EKでの騒動の後始末がこれで全部スッキリ、というのはかなり強引な気がしますが、どうせKNVBも大した事はできないので、すぐに予選が始まる状況では仕方ないと諦めるしかないですね、毎度の事ながら。忘れた頃に「実はこうだった」発言が出てくるんでしょうが。

まずはデビュー組がどれだけインパクトを残せるか見てみましょう。