ロナルド・クーマンはいつかFC バルセロナやの監督やオランイェのボンズコーチになりたいという大きな野望を決して隠すことはない。「自分がまだ若いと感じ、チャレンジし続ける気持ちがある限り、私はこの仕事を続けたい。挑戦したいことはまだまだあるからね」
オランイェについては「ボンズコーチはファンタスティックな仕事だと思う。でもベルト・ファン・マルワイクがボンズコーチとして素晴らしい仕事をしているし、現時点では非現実的。私もフェイエノールトで上手くいっているしね。お互いにとって幸せな状況だろう」
世界最高のクラブもつねに惹かれる存在だ。クーマンは選手としてもFC バルセロナでヨハン・クライフのもとプレーしており、Josep Guardiolaの後任になれば彼にとっては夢の実現となる。「Guardiolaは全てにおいてトップを行っているが、将来どうなるのかは誰にも分からないよ」
オランダ代表もバルサも現時点で可能性は無いが、クーマンはひそかにイタリアにも視線を向けている。いまだセリエAで監督をしたオランダ人はおらず、クーマンは将来その一人目になりたいと望んでいる。
そしてそれはイタリアのフットボールがよく教育されているからではないとクーマンは強調する。「インテルのようなクラブでほとんどフットボールになってないのを見るとムズムズすることがあるんだ。『彼らは本当にシステムのためにプレーしているんだろうか?』と思うんだ。オランダのどんな監督でもインテルより上手くやっているよ」
「オランダでは監督たちは組織にあわせて決めたシステムでやっている。イタリアは違うんだ。インテルが揃えているトップ選手たちがいれば、もっと遙かにその力を引き出せるはず。彼らのイタリアでのプレーを見ていると時々涙が出てくるよ。彼らがオランダ人監督を雇えば最高なのに、とね」