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フェノメナールなムードメーカー ジョン・グイデッティの中毒性

フェイエノールトが宿敵アヤックスを4-2で倒した日曜のデ・カイプほど熱く燃えられるフットボール会場はない。レヒューンは悲鳴を上げ、叫び、歓喜し、その見事な勝利によって呼吸が止まるのではないか、とさえ思われた。

 

この熱狂の大波を引き起こした大きな一人は間違いなくまだ10代の人物、ジョン・グイデッティだ。19歳のフェイエノールトスピッツは喉の炎症による発熱でデ・クラシケルを欠場するのではと思われていたが、日曜に熱く燃えたのは彼のシューズだった。彼は3回火花を放ち、3回ネットを揺らした。

 

ジョン・グイデッティはアヤックス戦で今シーズン14ゴール目に乗せ、トップスコアラーリストではまだバス・ドスト(17ゴール)、ルーク・デ・ヨング(15ゴール)が上にいるものの、他の数字ではこのスウェーデン人の優位性がハッキリと示されている。1ゴール当たりの出場時間ではドスト(97分に1ゴール)、デ・ヨング(113分)に対して、グイデッティは68分に1ゴールとはるか上の効率性を見せているのだ。

 

ジョン・グイデッティについてはこれまで多くの描写がされてきた。天才的、クレイジー、ゴールハンター、ブースター、などなど。日曜にはロナルド・クーマンがそれにまた一つ付け加えた。「グイデッティはフェノメーンだ。彼は100%フィットはしていなかったが、今日またこれだけ活躍するのを見せられたらね・・・。彼は賢く、チームに自信と落ち着きを与えてくれる」

 

グイデッティがフェノメーンであることは確信され始めている。彼はまだ顔に幼さを残す歳だが、そのパフォーマンスには大人びだ熟練さがある。グイデッティは新入りであり、さらにレンタル選手でもあるが、すでにロッテルダムのロッカールームでDJ役であり、雰囲気とムードを創り出す役目を負っている。

 

それはピッチ上でも変わらない。彼はその単純明快なプレースタイルで全てのボール、全ての相手を追いかけ、どんな角度からもゴールを捉えるシュートを放ち、尽きることのないエネルギーでチームメイトを引っ張っている。これを読むと、彼はスウェーデン人の典型である外向的なキャラクターを備えていると言っていい。そしてステレオタイプからは、クールでストイックであるべきだと言われる。グイデッティはまさに見る者全てに有毒であり、高熱を引き起こさせる存在でなのだ。

 

グイデッティはマンチェスター・シティから1シーズンレンタルされているだけで、おそらくそれ以上デ・カイプに留まることはないと見られているが、彼はすでにフェイエノールトファンにとって不滅のカルトヒーローの一人になった。遂に彼らは長年求めていた攻撃の中心となれるゴールゲッターに喝采を贈ることができるようになったのだから。そしてついにトップゲームを決める能力のあるスピッツを再び得られたのだから。

 

ロッテルダムに再びクラシケルの幸福をもたらした試合終了直後も、この若者は自らを賞讃することは無かった。「数日間寝込んでいたから、こうしてピッチに立てたのは監督たちやメディカル・スタッフのおかね。みんなに感謝しないといけない。僕が3得点できたのも、チームメイトが僕を良い状況に置かせてくれたお陰。じゃあもう行くよ、踊りたいからね」

 

http://www.vi.nl/Speler-van-de-week-1/215133/Het-gif-van-de-fenomenale-gangmaker-John-Guidetti.htm