フェイエノールトのユース育成責任者 ステンリー･ブラルトは、国外からの関心も持たれていたがフェイエノールトを去る事は考えもせず、クラブと無期限契約を結んだ。
「フェイエノールトのディレクター陣から万全のサポートを貰っているからね。強い絆ができている。可能な限りの育成をしていきたい。お互い綿密なコンタクトを取れているし、トップチームとの共通理解も深まった。アカデミーの監督だったジャン･パウル･ファン･ハステルがトップチームへ上がったのはフェイエノールトにとってとても良いことだったよ」
フェイエノールトは今後さらに優秀なタレントを生み出していくことができるとブラルト。「それがモチベーションでもある。優秀な選手たちを輩出し、クラブに留めていくこと、我々は自分たちの手で再びタイトルを獲得するんだ」
クラブは外部からルート･フォルメル、ジョン･ホーセンス、ダリル･ヤンマートの3選手を獲得(注：ヤンマートはまだ合意していない)。「若いチームには経験も重要。私がプレーしていた時、フェイエノールトにはクライフ、ニールセン、フリットがいた。それは大きな違いったよ。クラブには違いを作れる選手だけを獲得して欲しい。最も素晴らしいのは我々の選手がブレイクし続ける事。ヨルディ･クラーシのようにね。彼のユース時代には多少疑問もあったが、いま彼がどれだけ良くなったかは見て明らか。こういうブレイクはユースチームでカンピューンスハップを獲ることより素晴らしい事だよ」
近年、イングランドのビッグクラブに何人ものスーパータレントを契約前に奪われ続けているフェイエノールト･アカデミー。ブラルトはそうしたクラブに対し、今後アカデミー内の知識と情報を与えないためにファルケノールトのドアを閉ざす考えだという。
「認証制にする。我々は国外で注目を浴びている立場。みんなが耳にし、読み、目にしている。しかしそうした国外のクラブは同時に我々のタレントたちを狙う存在でもあるんだ。我々は警戒しなければならないし、そのために自分他たちのホスピタリティに今後制限を設けていく」
