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KNVBが「英断」!エステバンへのレッドカードを取り消す

オランダ国内に留まらず、世界中に大きな反響を与えたアヤックスフーリガンエステバン襲撃とその後の試合中止の顛末。翌日木曜日、事態収拾に向けて動き出したKNVB。まずは規律委員会でエステバンのレッドカードについて関係者証言とTV映像を元に審議していたが、同日中にこれを取り消すと発表した。

「規律委員会は主審バス・ナイハイスがレッドカードを出したことについてはルール適応上正しかったとしながらも、今回GKがおかれた状況の特殊性を考慮、彼が興奮状態で手を出してしまったと判断した。

GKは近づいてきた侵入者が見えておらず、不意の攻撃を受けている。こうした状況での反応に、規律委員会は処分をすべきではないと考える。それゆえエステバンの行為に処分を与えることはしない」

規律委員会はこれから両クラブへの聞き取り調査を進め、今月27日にKNVBへの報告書をまとめる予定で、KNVBはそれを受けて28日に中止された試合の取り扱いを決定する。

http://www.knvb.nl/nieuws/18881/aanklager-seponeert-rode-kaart-esteban

AZのアーネスト・スチュワルトTDは「正しい判断」と歓迎のコメント。

「あるゆるシナリオを考えていたが、最高の決定。我々はKNVBの処遇にとても満足している」

「あのカードはまったくの不当と信じていたので、どうやって抗議しようかと思っていたが、幸運にも規律委員会で争う事態にならなくて済んだ」

エステバンにはなるべく早くこの良いニュースを伝えたい」

http://www.telegraaf.nl/telesport/voetbal/az/11174934/AZdit_is_gerechtigheid__.html?sn=voetbal

020が圧倒的に優遇されるのが常識のオランダではこれは快挙と言うべき英断。これで020だけが無観客試合などの処分を受けるルートに進む可能性が出てきましたが、まだまだ気が抜けません。