Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

ユーロボルフで屈辱的大敗

フェイエノールトの北部への2回の旅は振り返って見てもほとんど何の楽しみもないものだった。木曜のイーグルス戦はまだロッテルダマースにとって励みになる部分もあったが、日曜のフローニンゲン戦ではロナルド・クーマンのチームは完膚無きまでに叩きのめされてしまった。FC フローニンゲンが6-0で勝利。病気のケルフィン・レールダムに代わって出場したダニ・フェルナンデスが後半半ばにレッドカードを受けて退場した。

 

AZ戦と特にアヤックス戦でのアウエーゲームの好パフォーマンスをもとに、今週のベーカー戦敗退がありながらもいいムードで北オランダに向かったフェイエノールトフローニンゲンが攻撃的に来ると予想し、先週のアヤックス戦のようにしっかりとした気構えでファイトして相手を苦しめたいと考えていた。

 

しかしフェイエノールトの戦闘プランはわずか20分もしないうちにフローニンゲンに3-0のリードを許し、あっという間に破綻する。これによりホームチームフェイエノールトが対戦した中で、史上最速での3得点の記録を達成した。

 

まず試合開始1分も経たない内にドゥーサン・タディッチが先制。ダニ・フェルナンデスを前にペナルティ・エリアに侵入すると、そこから左足でゴールを破った。さらにそこから15分もしない内にマイケル・キーフテンベルトが約30mの距離からフリーで再びエルヴィン・ムルデルを破り、2点のビハインドに。そしてペテル・アンデルソンがペナルティ・エリア際からワンタッチで決め、試合開始20分も経たない内にHTスコアに。

 

後半に入りフェイエノールトは前半よりもかなり良くなったが、ステファン・デ・フライが遠目からのシュートはファン・ローに弾かれ、後半開始10分のエル・アマーディの飛び込みもGKに防がれた。しかし追い上げのゴールを決めようとしていたまさにその時、チームは再び手痛い失点を喫してしまう。左サイドからのクロスに対して、ブルーノ・マルティンス・インディを振り切ったレアンドロ・バクーナが豪快にあわせて4-0。

 

これで良い結果をというフェイエノールトの希望は完全に潰え、終了20分前にダニ・フェルナンデスがバクーナに対するはたき行為でレッドカードを受けた時点でフェイエノールトはダメージを最小限に抑えるしかないと分かったはずだった。しかしロッテルダマースはそれに失敗。フローニンゲンに終盤さらに2得点を許してしまう。ロスタイム1分前にフィルジル・ファン・ダイクがロングシュート、ロスタイムにすくがヘディングで決めた。

 

FC Groningen – Feyenoord 6-0

Scoreverloop:

1’ 1-0 Tadic

16’ 2-0 Kieftenbeld

19’ 3-0 Andersson

58’ 4-0 Bacuna

89’ 5-0 Van Dijk

90’ 6-0 Suk

 

Scheidsrechter: Kuipers

 

Geel: Hiariej, Bacuna (FC Groningen), Vlaar, Bakkal (Feyenoord)

 

Rood: Dani Fernández (67’)

 

Opstellingen:

Feyenoord: Mulder; D. Fernández, De Vrij (71’ Mokotjo), Vlaar, Martins Indi; Clasie, Bakkal, El Ahmadi; Schaken, Fernandez (46’ Guidetti) en Cabral.

FC Groningen: Van Loo; Hiariej, Ivens, Van Dijk, Burnet; Kieftenbeld (73’ Holla), Andersson, Sparv; Bacuna, Teixeira (87’ Suk) en Tadic (80’ Johansson).

 

http://www.feyenoord.nl/pages/newsdetail.aspx?contentcode=20111030_verslag_fc_groningen

 

ロナルド・クーマン

「今日の試合ほど効率的に決まってしまった試合は覚えがない。フローニンゲンは6ゴール決めるのに枠内シュートは8,9本だったと思う。とてつもなく効率性が高く、フローニンゲンを賞讃すべき。我々にとっては非常に辛い結果だがね」

 

フローニンゲンに6ゴールするだけのチャンスを与えたのは自分たちの責任もある。

「相手に1m以上のスペースを与えるか、一人でも裏に抜けられたらこのレベルでは決定的瞬間になる。ベンチから見て我々のプレーはそれほど悪くは見えなかったと、私には言わざるを得ない。しかし3-0になってからの我々のプレーは負けゲームだった」

 

大敗の後は選手全員がどこが悪かったのか自分自身で考える事が大切。

「こういう試合の後はお互いに言い合っても余り意味がない。いまは選手たちが自分を見つめ直す時。今日の我々はコレクティヴな問題で敗れた。この敗戦を我々はコレクティヴに消化しなければならない」

 

ダニ・フェルナンデスとの衝突で頬に大きなこぶを作り、目まいのために残り20分で交代したステファン・デ・フライの正確な診断はまだ不明。

 

ロン・フラール

「僕らは多くの競り合いに負けすぎた。15分ちょっとで3-0にされたのは良くない。鏡を見つめ直さなければならない」

 

「僕らはやる事なす事何一つ良くなかったし、彼らが全てにおいて少しずつシャープだった。そうなるとみんな自分勝手にフットボールを始めて試合に勝てなくなる。信じられない」

 

 

不安的中というか、予想以上のフルボッコで大敗。いろいろ要因はありますが・・・。

試合の入りは決して悪くなかったです。先制点はタディッチを褒めましょう。2点目はバッカルがキーフテンベルトを離し、前のスペースをフラールが埋められず。でもシュートも見事。3点目はステファンがマークしてたものの競り合えず。でもこれもシュートが見事・・・。

正直最初のシュート4本で3失点したので、ほとんど事故や天災みたいな展開。長いシーズンこういう事もなくはない、で済めば良い話ですが、問題はここから「どうプレーすればいいのか」をチームが見失い、事前のプランが全て消えた事で完全に空回り状態に。プレスがかからず守備はかなり崩壊してたので、フローニンゲンがその気だったら1年前の悪夢が再現してた可能性もなきにしもあらずな雰囲気でした。

 

カウンター云々の展開ではなくなったのでHTに仕方なく病み上がりグイデッティにスピッツを交代。ミスが多いモノの多少ハーフチャンスは作ってましたが、崩す事はできず、エル・アマーディの飛び込んだシーンなど運も無く。

 

4-0にされ、ダニが妥当に退場になって、もう後は守るしかないという流れでしたが、なんせDFの駒不足。ステファン、フラール、ブルーノの3バックというのも疑問ですが、ステファンの負傷でDFラインに代わりにモコチョ投入はいくらなんでも無茶。前の人数をキープさせたいクーマンの気持ちも分かりますが、これが終盤の余計な2失点に繋がったのは明らかで、やっぱり何考えてるんだおまえはと言いたい。

 

デ・クラシケルからジェットコースターのような1週間でしたが、実際あれがたまたまでチーム状態はずっと悪いままだったような気がしてきた今日この頃。クラーシの調子が悪いとどうにもなりませんが、とりあえず一日でも早くまともにポジションプレーができるようになりたいですね。お願いしますJP・・・。

 

これでフィテッセ、020に抜かれて6位。来週は土曜にデ・カイプでNEC戦。ちょっと先を見るとここからNECフィテッセRKCと来て12月頭はデ・カイプで問題のPSV戦。なんとか立て直して良い流れをつかまないといけませんが、当然選手入れ替えするほど層はないので今の面子でなんとかするしかないですね・・・。