Mijn Feyenoord

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快晴のハルヘンワールトで最後の藁をつかむ

日曜に行われたエールディヴィジ第30節、フェイエノールトはスタディオン・ハルヘンワールトでFCユトレヒトに4-0と大勝し欧州戦POへ向けて望みを繋いだ。HTまでにリロイ・フェルとケルフィン・レールダムのゴールで安心のリードを奪ったロッテルダマースは、後半もエキサイトするホームチーム相手にディエゴ・ビセスワールとジョルジニオ・ワィナルドゥムのゴールで比較的容易にリードを広げることができた。8位のユトレヒト相手に勝利したことでPO枠へは4pts差に。

前半の2得点はどちらもCKからのヘディングシュート。開始わずか7分、ビセスワールの蹴った右サイドからのCKをフェルがたたきつけて先制。金曜のトレーニングで軽く負傷していたMFだが、スタメン復帰を試合序盤で見事に結果に繋げた。

30分ほど過ぎた時間帯にリオの蹴った逆サイドのCKから2点目。フリーで走り込んだレールダムが素晴らしいヘディングを決めた。

2つのゴールの間もフェイエノールトは優勢にプレー。力無いプレーのユトレヒトは数回カウンターでエルヴィン・ムルデルの守るゴールに近づいたが、効率の良さを見せることはできなかった。15分過ぎにドリース・メルテンスがフランク・デムージュとの見事な連携でシュートチャンスも威力はなく、。30分過ぎのエドゥアルド・デュプランの2回のチャンスもいずれも枠を捉えなかった。

HTの0-2という結果は、チームの前半のピッチ上でのプレーを十分に反映していたと言っていい。フェイエノールトはPO枠への可能性を繋ぐためにはスタディオン・ハルヘンワールトで勝たなければならないことを理解して、前半は完全に圧倒していた。もう少しのラッキーがあればHTの点差はもっと開いていただろう。前半半ばにはレールダムのロングスローからリオのヘディングがバーを叩き、得点まであとわずかだった。

FCユトレヒトの監督 トン・ドゥ・シャティニエルはHTにエクストラ・スピッツのリッキー・ファン・ヴォルフスヴィンケルをピッチに投入。だがこの強烈な手法も短時間しか効果を為さなかった。ホームチームはHT直後こそいくらか前半より良いプレーを見せたが、15分が過ぎることにはユトレヒトにとって良い結果を出す望みはなくなった。

ディエゴ・ビセスワールの「らしい」ゴールによって、フェイエノールトはその差をさらに広げることになったからである。左サイドでボールを得たこのFWは中へ切り込んでカーブを掛けたシュートをファーコーナーに決めて見せた。

FCユトレヒトのせめて1ptというこの試合にかける望みはこの見事なゴールで太陽の光を浴びた雪のように溶けて消え去った。しかしフェイエノールトのゴールへの飢えはまだ満たされることはなく、後半半ばにフェルによって最高の形が描かれる。このMFはユトレヒトに落ち着いて組み立てる隙を許さず、敵陣半ばでボールを奪うとボールをゴール正面で待ち構えているワィナルドゥムへ。このMFはGK ミシェル・フォルムを鋭いシュートで破り、最終スコアとした。

FC Utrecht – Feyenoord 0-4

Scoreverloop:

7’ 0-1 Fer

32’ 0-2 Leerdam

58’ 0-3 Biseswar

65’ 0-4 Wijnaldum

Scheidsrechter: Nijhuis

Geel: Zullo, Duplan, Demouge, Nesu (FC Utrecht), De Cler, Vlaar (Feyenoord)

Opstellingen:

FC Utrecht: Vorm; Zullo, Schut (46’ Van Wolfswinkel), Wuytens, Nesu; Silberbauer, Strootman, Asare; Duplan, Demouge en Mertens (64’ Oar).

Feyenoord: Mulder; Leerdam, De Vrij, Vlaar, Martins Indi (74’ De Cler); Meeuwis (78’ Mokotjo), Wijnaldum, Fer; Biseswar (83’ Cabral), Castaignos en Ryo.

マリオ・ベーン

「我々のプレーは見事だったFCユトレヒトは特にハルヘンワールトではタフな相手で知られるチームだが、今日は我々が完全に勝利に相応しかった」

「私は前向きに人生を生きている。周りの人たちは私がハッピーエンドを迎えられると楽観的に考えているときっと笑っているだろうが、私はまだ信じ続けている。我々は8位になれるという自信は今も変わっていない。我々はクラブのため、サポーターのため、そして自分たち自身のために最高の形でシーズンを締めくくらなければならないんだ」

「我々が良いフットボールができることはみんな分かっているが、今日は決めるべき時にトリガーを引けた。組織的にも我々のプレーはとても良かった。前半ですでに0-2で勝っていたが、HTに後半は110%の力を出さなければならないと言った。我々は後半も試合をコントロールしていたし、ユトレヒトがゴールするチャンスはほとんど無かった」

「残り4試合。他のチーム次第ではあるが、8位にもっと近づけるはず。最後の4試合で我々はまだ今シーズン何かをやれるということを見せなければならない。可能性がある限り私は我々がPOに進めると信じ続ける。私はまだ諦めていないし、私の選手たちは、彼らもまだ奇蹟を信じていることを見せてくれた」

リロイ・フェル

「上手く行ったね。チームとしても、僕自身もだ。こういう重要な試合で先制点を決められて最高の気分。翼を与えてくれるよ」

「まだどんな可能性もある。最後の4試合に僕らは全てをかけなければならない。今シーズンまだ何か結果を出したいのなら、今日は勝たなければならないのはみんな分かっていた」

先制ゴール後はベンチでクラブドクター カスパー・ファン・アイクと抱き合う。

「今日プレーできたのは彼が試合直前に僕のつま先に注射してくれたおかげだからね。彼がこのつま先でゴールできるよと言ってくれたんだ。そうはならなかったけど、僕がジャンプしてヘディングできたのも彼のおかげ」

「クラブとは5月頭に話し合う予定。来シーズンもロッテルダムで続けるか、他でになるかはその時になってハッキリするだろう」

ケルフィン・レールダム

ユース時代にユトレヒトのアマチュアクラブ Elinkwijkでプレー。

「今もこのスタディオンから10分くらいのところに住んでるんだ。自分の街相手に得点できて嬉しいよ」

「僕らは先を計算すべきじゃない。1試合1試合を戦って行き、他のチームを気にしすぎてはいけないんだ」

PSVとの試合は僕らにとって非常に重要な試合になると思う。僕らにとっての試金石となる試合だ。どんな形であれ彼ら相手に正しい方向から」

相性が良いのか、タイミングというか巡り合わせが良いのか、ユトレヒトには今回も負ける気がせず今シーズン初の対2戦2勝は完勝を通り越して楽勝でした。先制後は80分間「うはは、負ける気がしねぇw」と余裕の観戦。まぁペナルティ・エリア内で若干微妙なプレーはありましたが、今日は良い方のナイハイスさんで、無難に全部スルー。ユトレヒトの選手とサポーターだけがエキサイトしまくる美味しい展開。前半から中断して良い流れが切れたら嫌だな~と思いましたが、HTで落ち着いてタイミングも良かったですね。

なんと言ってもフェルが久々にフェルデした。長期離脱から復帰後ここまでパッとしなかったですが、トレーニングでの怪我で欠場の怖れもあった試合でまさかのマン・オブ・ザ・マッチ。残り4試合この調子でスタメンフル出場でお願いします。毎回注射打って貰いますか。そして再び右バックに回されたレールダムも素晴らしい出来でした。メルテンス相手に果敢に前に出てフットボールしていくメンタリティは惚れますね。ジルとかもういいから。

後半途中でちょっと痛んで交代したブルーノ君もやっとトップチームに馴染んできたようで、今日はなかなか良かったんじゃないでしょうか。駆け上がってのクロスもあったし、守備で危ない場面も(多分)ほとんど無く。交代で入ったデ・クレアは速攻イエロー貰ってましたが。

ムルデル、ステファン、フラールあたりはいつも通り安心の出来。ビセスワールは久しぶりに「あれ」が入りました。というかもうちょっとシュート打てば良いのに、と思わなくもないですが、昨シーズン見境無く打ちまくってるのを見て苛ついてた記憶もあるので微妙な所。

次節は日曜日に再び連勝をかけてデ・カイプでヴィレムII戦。今節はヘラクレス相手に85分間一人多い状態で惨敗した降格まっしぐらの悲劇のチームです。笑える。デ・カイプ2連戦でなんといってもこの次がPSV戦ですから~~~。まずヴィレムII相手に勢いを付けたいな~~~なんて。正直POは良いからPSV相手に「それなりの結果」を出さないとこのままシーズン終われないですよ。