Mijn Feyenoord

Feyenoordを中心にNederlands voetbalを追いかける

クライフとの戦いに敗れたアヤックスの理事会が総辞職

代表戦の裏でオランダメディアを騒がせていたアヤックスのクライフ騒動。テクニカル・アドバイザーに就任したクライフから「アシスタント・コーチのデニー・ブリントら8人のテクニカル・スタッフ解雇とデ・ブール、ヴィム・ヨンク、デニス・ベルフカンプの3人を柱とするテクニカル面の再編成」を求められたアヤックスだが、GMファン・デン・ボーフを筆頭にこのような強引なやり方は到底受け入れられないと拒否。緊張感が高まった水曜にアヤックスは急遽理事会を開き、理事会メンバーと監査委員会メンバー全員の辞職を発表した。今後GMの職に留まったファン・デン・ボーフのもとでメンバーを再編する予定。

 

23年間アヤックスの会長を務めていたウリ・コロネルだが、自身も含む理事会メンバーの辞職を発表した後の記者会見で非常に感情的な面を露わにした。

「我々はアヤックスよりも重要な存在ではない。自分たちの席を明け渡すことにした。クソッという気分だ。この数ヶ月で私の人生は滅茶苦茶だ」「クライフに敗北?ヨハン・クライフは唯一無比の存在。彼はここではほとんど神のようなものだ」

 

今後の見通しとしては理事会の入れ替えにより、実際に運営に携わるディレクター陣にプレッシャーが高まることは目に見えている。ファン・デン・ボーフがクライフの要求を受け入れなければ、さらに混迷した「勝者なき戦争」に突入するだろうが、たとえ世論の圧倒的支持を得るクライフの要求が受け入れられてもあまりに過激な改革の先に成功の保証はない。

 

 

いまだにオランダのフットボール界に強大な影響力を持つクライフがアヤックスに引き起こした騒動は予想通りコロネルのぼろ負けに。あんな人をアドバイザーにして口出しさせれば、こうなることは目に見えていたはずですが。