月曜夜にフロントに対して直ちに辞任する意向を伝えたマルティン・ヨル。アヤックスはわずか数十分でヨルの辞任をクラブサイトで発表した。
マルティン・ヨル
「この素晴らしいクラブに別れを告げるのは心が痛むが、昨年夏に始めた関係を終わらせる事にした。
昨シーズンが終わってから期待が非常に高かったのは分かっていた。その期待に我々は応えられていないし、それが私にとって非常に辛い。 クラブへの毎日毎日の大量の批判が組織と選手たちに不安を生むのを止められなかった」
「ACミラン戦直前なのは自覚している。これから数週間はアヤックスによって非常に重要。 選手たちがこの短期間で勝てるチームになることを願っている」
リック・ファン・デン・ボーフ
「マルティン・ヨルの辞任は残念に思っていると先ず言っておきたい。
我々はこの数週間話し合いをしてきた。ピッチ上では昨シーズンより不調が続いている。 この流れをどうやって変えるかが難しい問題だった。マルティンもこの状況に非常に苦しんでいたと思う。
アヤックスに対しては誰もが意見を持っている。彼がしていたのはそもそも外側からのプレッシャーがとてつもなく大きい仕事なんだ。 そのプレッシャーがさらに大きくなった。 私からはマルティンには何も言ってない。彼がどう言うかに委ねた」
「今日の出来事が昨シーズンの素晴らしい成果を見えなくするものではない。今年の夏には短期間でチームをCLに出場できるレベルに上げてくれた。それは我々にとって非常に重要だった。彼が多くの選手を成長させたことはデータが示している。多くの試合で我々はスペクタクルな内容で勝利し、多くのゴールを決めて失点はほとんどなかった」
アヤックスは昨シーズン後半の素晴らしいフットボールから一転、今シーズンは内容の悪い試合が続き、半分の第17節を終えて9勝5分け3敗でPSVとトゥエンテに5pts差を付けられてフローニンゲンにも1pt抜かれる4位。新加入のエル・ハムダウイはいまだチームのスタイルにフィットできず、スアレスもWKの疲れを引きずって11月のPSVとのトッパーでは噛みつきの凶行に及んだ。
ヨルはウィンガー不足に悩んでおり、先週末のNEC戦後もクラブの財政難で冬の補強が難しいことを愚痴っていた。
一部報道ではすでに数週間前からクライフのグループがヨルの後任に現在オランイェでボンズコーチ ベルト・ファン・マルワイクのアシスタントとアヤックスA1の監督を務めるフランク・デ・ブールの名前を有力候補として挙げていたが、アヤックスの現フロント陣もウィンターストップまでこの元キャプテンが指揮を引き継いでくれることを望み、そのまま水曜のCL戦で指揮を執るようだ。
ファン・デ・ボーフ
「フランクがベストの解決策だ。彼は非常に優秀なトレーナーであり、トップチームで指揮を執る準備もできている。 明日も彼はアヤックスと共にミランに立ち、我々は水曜日に欧州での冬越えを賭けて戦う」
この10年間のアヤックスの監督リスト:
01-07-2000: Co Adriaanse (weg 29-11-2001)
03-12-2001: Ronald Koeman (weg 25-02-2005)
26-02-2005: Ruud Krol/Tonny Bruins Slot (interim)
14-03-2005: Danny Blind (weg 30-06-2006)
01-07-2006: Henk ten Cate (weg 08-10-2007)
09-10-2007: Adrie Koster (interim)
01-07-2008: Marco van Basten (weg 06-05-2009)
06-05-2009: John van 't Schip (interim)
01-06-2009: Martin Jol (weg 06-12-2010)
06-12-2010: Frank de Boer (interim)