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オランイェ、トルコ化したアレナで勝利

水曜日夜にアムステルダム・アレナで行われたトルコとの親善試合にオランイェはクラース・ヤン・フンテラールのゴールで1-0の勝利。南アフリカWKでフィナーレに到達した歴史的な「記憶に残る1年」を勝利で締めくくった。キャプテンのマルク・ファン・ボメルは膝の具合が思わしくなく、欠場を決めて試合前にドイツへ戻った。ペーター・ヴィスヘルホフとロイステン・ドレンテがデビュー。ファン・マルワイクのもとでデビューした選手は20人目。ファン・デル・ファールトが88キャップに到達し、セードルフを抜いて歴代単独4位に。フンテラールは5試合連続ゴールでヨハン・ニースケンスらのオランイェ記録に並んだ。

試合前にファン・マルワイクとヒディンクの両監督が握手し、公式に和解。決定的瞬間を捉えようとカメラマンが殺到。

スタンドの半数以上を占めるトルコ人サポーターが集まりトルコホームの雰囲気となったアムステルダム・アレナでオランイェはやや圧倒される立ち上がり。これまでオランイェを二度破っているヒディンクは例のごとく前線からプレスをかけてオランイェの組み立てを封じ、特にコントローラのマドゥロとファン・デル・ファールトは思うようにプレーできなかった。

トルコサポーターの投げ入れる発煙筒で度々試合が止まったが、トルコ選手はサポーターに自制を呼びかけ、ピッチ上では冷静にプレー。オランイェ相手に果敢にプレッシャーをかけたが、それほど危険な場面は創れず、サヒンの縦パスを受けたFW Burak Yilmazがファン・デル・ヴィール、マタイセンをかわし抜け出して決定的シュートをステケレンブルフが好セーブで防いだのが前半唯一のシュートだった。

低調なスタートだったオランイェもアフェライがサイドから中へ入ってボールを動かすなどややペースを上げようとするが、マドゥロとレンスが思うように周りとフィットできず。中央でボールを受けたアフェライの縦パスにレンスが抜け出したがクロスは中のフンテラールスナイデル共に合わず。

スナイデルのFKが壁に当たり、リバウンドを再びスナイデルが強烈なシュートもGK正面。この日のスナイデルは明らかに普段のレベルを下回り、見せ場はここだけ。

HT直前にはハイボールを競り合ったヨリス・マタイセンが足首を挫いて深刻な負傷を負い、病院へ運ばれた。

HTにオランイェはレンスに替えてファン・ペルシ、スナイデルに替えてテオ・ヤンセンマタイセンに替えてデビューとなるヴィスヘルホフを投入。ファン・デル・ファールトがスナイデルのトップ下のポジションに入るとペースアップ。前線委フレッシュな動きが生まれ、プレーに奥行きが出るようになった。

前へとボールを追いかけたマドゥロが相手DFからボールを奪うとそのパスを受けてフンテラールがフィニッシュ。1-0と先制した。

半落ち着いてゲームを支配していたオランイェだが、トルコも何度か決定機を作る。CKからのヘディングをステケレンブルフがセーブ。サヒンのクロスをステケレンブルフが弾き、トルコが決定的シュートもマタイセンの背中に当たり枠を外れた。

80分にはドレンテがデビュー。しかしその後スハールスとバベルも投入したオランイェは逆にちぐはぐになり、ほとんどチャンスは創れなかった。

Statistieken:

Nederland – Turkije 1-0 (0-0).

Scoreverloop: 52. Huntelaar 1-0.

Toeschouwers: 35.000

Scheidsrechter: Kassai (Hongarije).

Geel: Inan (Turkije).

Nederland: Maarten Stekelenburg; Gregory van der Wiel, John Heitinga, Joris Mathijsen (45. Peter Wisgerhof), Erik Pieters; Hedwiges Maduro (86. Stijn Schaars), Rafael van der Vaart (80. Royston Drenthe); Jeremain Lens (45. Robin van Persie), Wesley Sneijder (45. Theo Janssen), Ibrahim Afellay; Klaas Jan Huntelaar (86. Ryan Babel).

ベルト・ファン・マルワイク

「本当の真剣勝負だったと思う。それは相手のおかげだ。若い、新しい選手たちがひたむきなプレーを見せていくつもチャンスを作った。彼らはオランイェを苦しめた」

「我々は多くの選手を欠いていたし、最高の試合では無かった。だから我々がまだ勝てたのはとても良いこと。いつも簡単に勝てるわけではない。前半はそれほど良くなかったが、後半は特に中盤が良くなった。テオはこのレベルでやれることを見せてくれた」

「この試合はEKへの良い準備になる。どんな相手にも勝とう、決して負けないというメンタリティが無ければならない。我々はリズムを欠いた選手、フレッシュで無い選手が多くいた。その中で私はチームを保ち、勝ちたかった。その通りにできた」

オランイェはこの1年間の17試合で負けたのはWKフィナーレだけ。

「だがそれも延長に入ってからだ」

ロビン・ファン・ペルシ

「本当に楽しかった。ピッチに立てればポジションはどこでも気にしないよ」

「2ヶ月半怪我をしていたからもっとフィットしないと。プレーさせてくれたボンズコーチに感謝している。僕も嬉しいし、オランイェの監督も嬉しいし、アーセナルの監督も嬉しい。僕にとって一石三鳥のシチュエーションだよ」

「前半のトルコのプレーはとても良かったと思う。前半はかなりゲームをロックされたけど、後半はスペースが生まれた」

「WKの時のプレーについてはオランダの全員に意見があるだろうし、僕にもあるけど、落ち着いて考えたい。その時が来たら言うよ。思うようにいかないこともあったし、僕にとってはとても辛いトーナメントだった」

ペーター・ヴィスヘルホフ

「この2年間一生懸命だったけど、トゥエンテに来てからのステップは本当に嬉しい。緊張はしなかったよ。モルドバ戦とスウェーデン戦もベンチにいたから、それが良かったかな」

ロイステン・ドレンテ

「このデビューは僕にとってたくさんの意味がある。言葉にできないよ。小さな始まりだけど、大きな事に繋がるように願っている」

フース・ヒディンク

「トルコのファンはいつも非常に熱狂的。それは素晴らしい事だと思うが、彼らは自制すべきだし、花火をピッチに投げ込んではならない。花火は年末まで取っておくべき」

「早々あることではないが、私はこの敗戦に満足している。我々は世界2位のチームを相手にしたんだ。負けたのはマールテン・ステケレンブルフが3回の素晴らしいセーブをしたため。我々はこれまでドイツとアゼルバイジャンに良いプレーができていなかった。だからたくさんの若い選手にチャンスを与えたんだ。彼らはトルコに将来があることを見せてくれた。それは本当に嬉しい」

De debutanten onder Van Marwijk:

Dirk Marcellis, Michel Vorm, Edson Braafheid, Gregory van der Wiel, Glenn Loovens, Piet Velthuizen, Eljero Elia, Wout Brama, Otman Bakkal, Vurnon Anita, Sander Boschker, Jeffrey Bruma, Siem de Jong, Jeremain Lens,Ricky van Wolfswinkel, Erik Pieters, Leroy Fer, Roy Beerens, Peter Wisgerhof, Royston Drenthe.

トルコサポーターのことは置いといて、怪我人が多いためにあまり期待してなかったですが、フンテラールがきっちり仕事してくれて無事に勝利。あんまコメントすることないですねぇw いい1年でした。マタイセンは多分靱帯やっちゃったのでしばらくお休み。ヴィスヘルホフが問題なくやれるんじゃないかと思います。ドレンテはとりあえずデビュー。

最後にステケレンブルフを褒めておきましょう。素晴らしい守護神になりました。ほんと、さっさとオランダから出てってください。