木曜夜に行われたELグループステージ第4節、オランダ勢はAZがアウエーでディナモ・キエフに完敗、PSVがホームでデブレチェン相手に完勝したものの、ここまで3分けだったユトレヒトがアウエーでステアウア・ブカレストに痛い敗戦を喫してしまった。
Dynamo Kyiv - AZ 2-0 (0-0)
47' Artem Milevski: 1 - 0 / 61' Artem Milevski: 2 - 0
試合前に降っていた雨は止んだが風が強いキエフ。
なかなか攻撃の形を作れず押されるAZだがミドルシュートにロメロが好セーブを連発。カウンター失敗から逆カウンターを喰らい、ロメロが弾いたシュートから至近距離で再びシュートも右手一本で弾き出すスーパーセーブ。
HT前に多少ポゼッションを取り返したAZだがヨナタスが完全に押さえ込まれ、ノーチャンス。
後半開始早々にあっさり失点すると60分にもヤリエンスがかわされるなどチーム全体がディナモ・キエフの動きについて行けずに2失点目。ロスタイムにファルケンブルフが決定機もバーの上。
Stand groep E
1. Bate Borisov 10pts
2. Dinamo Kiev 7pts
3. FC Sheriff Tiraspol 3pts
4. AZ 3pts
ヘルトヤン ・フェルベーク
「ディナモ・キエフが遙かに格上だった。我々は試合に入れず、それが相手への大きなメリットになった。ディナモが単純に良いチームだということ。2-0はバーゲンでも何でもない」
マールテン・マルテンス
「特に後半はチャンスを与えすぎた。説明できない。多分欧州での経験が少ない若手がチームに多いせいかもしれない」
PSV- Debrecen 3-0 (2-0)
22' Ibrahim Afellay: 1 - 0 / 44' Jonathan Reis: 2 - 0 / 88' Stijn Wuytens
優勢に進めたPSV。アフェライのミドルで先制。さらにHT前にはライスとトイヴォネンが良い連携を見せ、ライスとワンツーでのトイヴォネンライスのシュートはポストを叩いたが、トイヴォネンのパスを受けたライスが決めて2-0。
後半もジュジャクの強烈なポスト直撃など押し続けたPSV。終盤には途中出場のヴァイテンスが見事なアクションからシュートを決めてトドメ。
Stand groep I
1. PSV 10pts
2. Metalist Kharkiv 7pts
3. Sampdoria 5pts
4. Debreceni 0pt
フレッド・ルテン
「この試合60から70%の力でプレーすることができた。これは日曜のユトレヒト戦へのアドバンテージになる。前半は高いテンポで多くのチャンスを作った。二つの良いゴールはその報い。後半も何度か良い攻撃はあったがポストが常に立ちはだかった」
Steaua Bucharest - FC Utrecht 3-1 (1-1)
29' Florin Gardos: 1 - 0 / 33' Dries Mertens: 1 - 1 / 52' Bogdan Stancu: 2 - 1 / 53' Bogdan Stancu: 3 - 1
メルテンスを中心にチャンスを作っていたユトレヒトだがCKからフォルムが体ごとゴールラインを割って失点。しかしメルテンスがFKを叩き込んで同点。しかしその後メルテンスが立て続けにハードなタックルを受けて膠着状態に。
後半開始5分でゴール前のボールに飛び出したフォルムがかわされて失点するとさらにオフサイドラインぎりぎりから飛び出されてあっという間に3-1。ファン・ヴォルフスヴィンケル、デムージュ共にブカレストが人数をかけるゴール前で決定的な仕事ができず3分けから手痛い初黒星。
Stand groep K
1. Liverpool 8pts
2. Steaua Bucharest 5pts
3. Napoli 3pts
4. FC Utrecht 3pts
トン・ドゥ・シャティニエル
「HTに我々の方が優勢だと感じたのは確か。だが再開してすぐに余計な失点で2-1にされ、あっというまに3-1になった。試合がどうなるかは誰にもわからないね」
ミシェル・フォルム
「愚かなゴールを与えてしまった。前半の我々は良いフットボールをしていたが、そのレベルを保てなかったのが残念。国際舞台でのミスは即座に罰を受ける。それはこの試合でも見せつけられた」