木曜日に行われたELグループステージ第3節、オランダ勢はPSVがアウエーで勝利をあげたものの、AZはホームでディナモ・キエフに敗戦、ユトレヒトは今節も優勢に試合を進めたもののチャンスを逃し、誤審でゴールを取り消されるなど運も無く3試合連続ドローとなった。
Debrecen - PSV 1-2 (1-1)
35' Mirsad Mijadinoski: 1 - 0 / 40' Orlando Engelaar: 1 - 1 / 66' Jonathan Reis: 1 - 2
序盤何度かチャンスを作ったPSVだが、今日も単純なミスが多く次第にデブレヒェンの反撃を喰らう。
CKから決定的シュートを喰らうもポスト直撃。ベルフが高めの位置でファールしてイエローカード。そのFKから放り込まれてヒュチンソンが中途半端に触ったボールを蹴り込まれてあっさり失点。
PSVはほとんどフットボールができないgdgdの時間帯にアフェライのパスからベルフとの連携でエンゲラールが抜け出して同点。
レンス→ライスで後半開始。右サイドがヒュチンソン一人になるが、ボールの前でプレーする選手を増やして完全に相手を押し込む。
ジュジャクのクロスにニアで飛び込んだライスが触ったか触らないか微妙なところでそのままゴールで逆転。
トイヴォネン→バッカルと入れて終盤はゆったり時間を使いながら逃げ切り。
groep I
1. PSV 7pts
2. Metalist Kharkiv 6pts
3. Sampdoria 4pts
4. Debreceni 0pt
フレッド・ルテン
「退屈な試合。特に前半はスペースがごく限られていた。失点の後はかなり苦労したが、それは私が前もって言っていた通り」
「ボールを動かすテンポはもっと上げられたはず、特に前半。後半はボールを持ってチャンスもスペースも作れた。スペースが限られていてほとんどボールに触れなかったサイドの選手たちにとっては退屈な試合だっただろう。誰かが走り出してもボールを持っている選手が時間をかけてしまっていた。ピッチに苦労していたのかもしれない」
「ライスの投入はこの試合への良い解決策だった。こういう集団でプレーする相手には彼を投入することは選択肢の一つになり得る」
「我々は3pts取れたことに非常に満足しているよ。それが目的だったからね」
バラーシュ・ジュジャク
「試合終了後にヨナタンが僕のところに来て、『バラーシュ、君のゴールだよ。僕はボールに触ってないんだ』と言ったんだ。これは秘密にしておこうw」
FC Utrecht - Steaua Bucharest 1-1 (0-0)
60' Édouard Duplan: 1 - 0 / 75' Aljé Schut: 1 - 1 - (Eigen goal)
積極的に仕掛けるユトレヒトだがスレアウアの堅い守備に手こずる。。
デュプランが手をかけられてエリア内で倒れるも主審がスルー。
コルネリッセが豪快にシュートもバー。ファン・ヴォルフスヴィンケルも角度無くチャンスを逃す。
後半完全に主導権をつかんだユトレヒト。
デュプランのクロスからファン・ヴォルフスヴィンケル。こぼれ球を拾ったムレンガから再びファン・ヴォルフスヴィンケルがネットを揺らすもまさかのオフサイドの誤審。
ムレンガの落としからこぼれ球を競り合って最後デュプランが綺麗なミドルで先制。
その後もメルテンス中心にチャンスを作り優勢に進めていたがFKからスフットがOGであっさり同点。
ナイホルト→フォルステルマンス
ロスタイムFKからムレンガがシュートもGKにセーブされてドロー
groep K
1. Liverpool 5pts
2. Napoli 3pts
3. FC Utrecht 3pts
4. Steaua Boekarest 2pts
トン・ドゥ・シャティニエル
「判定については何も言わない。お金がかかるだけだからね。それよりは歯ぎしりしていた方がマシ。でもとにっかう家に帰ってソファに座ってビールを空けたい。いつまでもここにいると病気になりそうだ」
「ファン・ヴォルフスヴィンケルのシーンは3,4回繰り返し見たが、紛れもないゴール。ゴールラインの審判は必要がある時には魔法の杖を振るわなければならない。お互いに協議の後に判定が決まったが、そういう方法で判定が決まることが結局問題をより複雑にするんだ」
リッキー・ファン・ヴォルフスヴィンケル
「オフサイドじゃなかったことは疑問の余地がない。主審が線審のアドバイスに頼ったのはとても変だと思う。彼は明らかにライン上にいなかった」
「誤審を別にしても僕らはステアウアに勝たなければならなかった。チャンスは十分にあったからね。最後の最後にもムレンガのチャンスがあった。とても残念」
アルイェ・スフット
「もう少しの運と正確さがあれば僕らはここまで6ptsか9pts取れている。これでグループ内で生き残る為に2週間後のルーマニアは勝ちに行かなければならなくなった」
「特に自分のOGのせい。馬鹿げたプレーに見えるだろう。誰かが『キーパー』と叫ぶのが聞こえたんだ。後で分かったけど、チームメイトの声で、GKのフォルム自信の声じゃなかった。でももうどうしようもない」
AZ - Dynamo Kyiv 1-2 (1-2)
16' Artem Milevski: 0 - 1 / 35' Erik Falkenburg: 1 - 1 / 39' Evgeniy Hacherydy: 1 - 2
中外中で簡単に失点。
AZもマルテンスが何度か良いクロスを入れるが中で合わせられず。
ホルマン、ファルケンブルフからヨナタスに決定的パスもシュートを止められる。
しかし直後にホルマンのパスからヨナタスのポストでファルケンブルフが飛び出して同点。
主導権を得ていたAZだがCKから再び簡単に失点。
後半完全に主導権を得て攻めるAZだがカウンターから2対3のチャンスを逃し、ヨナタスもゴール前フリーでのヘディングで枠を捉えられず、
セットプレーからファルケンブルフのシュートもゴールライン上でクリアされる。
シトルソンとのパス交換からウェルンブロームが狙うもわずかにゴール左。
シトルソン、グドムンソン、ファン・デル・フェルデンとカードを切るも、85分のヨナタスの決定機はDFの壁。
ロスタイムにはモイサンデルが2枚目で退場。
groep E
1. Bate Borisov 7pts
2. Dinamo Kiev 4pts
3. FC Sheriff Tiraspol 3pts
4. AZ 3pts
ヘルトヤン・フェルベーク
「不快なフットボールではなかったと思うが、見ての通り欧州のレベルで求められる『結果』は得られなかった」
「我々は試合の大部分をコントロールしていたが、チャンスが少なすぎた。我々がフットボールをできるのは分かっているが、まだ不安定だ」
「15分間で落ち着いたところで先制を許してしまった。そこから元に戻すのに時間がかかったが、その時点での我々のプレーは良かったし前へ向けてフットボールができていた。ただゴールに入れられなかっただけだ。ディナモがこの試合に勝つ為に何もかも上手くやったのは見ての通りだ」
エリック・ファルケンブルフ
「僕らは冬を越せると確信している。今日の僕らのプレーは悪くなかったと思う。前半もキエフよりも良かったけれど、カウンターチーム相手にフットボールをするのに苦労した。前もって分かってはいたんだけど、今夜実際相手にするとやはりね。キエフの得点はリスタートで1回、カウンターで1回。後半の僕らは前半とは違いフットボールをした。10個くらいチャンスを作れたけれど一つも決められなかった。運がなかった」