日曜日のエールディヴィジ第8節、ドゥーティンヘムでデ・フラーフスハップと対戦したフェイエノールトは1-1の同点に終わり連敗を3で止めたが1ヶ月ぶりの勝利はならなかった。フェイエノールトのゴールはルイジ・ブラインスのPK。
スタメンは予定通りスハーケンが右サイドに戻り、カスタイニョス、ワィナルドゥムと共に3トップ。ディエゴ・ビセスワールはセレクション外に。マリオ・ベーンは「私はいま意欲のある選手を必要としている。トレーニングでもだ。これは全て彼のトレーニングに対する熱心さの無さによる」とコメント。
今日も序盤から試合をコントロールできないフェイエノールト。デ・フラーフスハップに度々ゴールに迫られるとリロイ・フェルがゴールライン際でロゼに倒されたがブラームハールがまさかのスルー。ロゼはボールを奪うとゴール前のバルガス送り、フェイエノールトは先制点を奪われる。
ジョルジニオ・ワィナルドゥムとカモヘロ・モコチョを中心に攻めるフェイエノールト。なかなか決定的を創れなかったがユングシュレーガーをかわしたモコチョが華麗なステップでサーイスのファールを誘いPK。ブラインスがしっかり決めて同点。これで勢いを取り戻したフェイエノールトは久しぶりにフットボールらしいフットボールを見せ始める。さらにフェルが持ち上がってのミドルで狙ったがわずかに枠の右。ワィナルドゥムのクロスにルーベン・スハーケンが頭で狙ったがワーテルマンがセーブ。
デ・フラーフスハップもヘルシがラインの裏に飛び出したがダイレクトシュートはバー直撃。
お互い交代無しで迎えた後半だが、勢いをつけたのはホームのデ・フラーフスハップ。フェイエノールトはピンチが多くなる。
ワィナルドゥムとの競り合いからバルガスが角度のないところからのシュートもロブ・ファン・ダイクがセーブ。さらにCKからロゼがバックヘッドでバー直撃。
フェイエノールトも盛り返しスハーケンのクロスにルク・カスタイニョスがあわせたがワーテルマンの正面。度々良い動きを見せていたカスタイニョスは右サイドでボールを受けてから中に切り込みシュートまで行ったがワーテルマンに止められる。
モコチョが奪ってのカウンターで5対2になるも左サイドをドリブルで駆け上がったスハーケンがクロスではなく自らシュートを選び、これもワーテルマンにセーブされる。
残り20分にカスタイニョスを下げてスモロフ。さらにスハーケンを下げてカブラルを投入しワィナルドゥムを右サイドへ。
しかしここらから完全にデ・フラーフスハップに押し込まれる展開になり、ロゼのシュートから連続ピンチもファン・ダイクのセーブととステファン・デ・フライがライン上でクリアし命拾い。
さらにデ・フラーフスハップはバルガスのクロスに飛び込もうとしたロゼがフェイエノールトの選手に足がかかって倒れPKをアピールしたが、これはブラームハールがスルー。プポンのシュートも角度が無くファン・ダイクがしっかりとセーブ。
終盤ほとんどチャンスを創れなかったフェイエノールトだが、ワィナルドゥムのパスからスモロフがシュート。しかし力なくワーテルマンに拾われた。
De Graafschap – Feyenoord 1-1
Scoreverloop:
20’ 1-0 Bargas
31’ 1-1 Bruins (strafschop)
Scheidsrechter: Braamhaar
Geel: Nalbantoglu, Hersi (De Graafschap)
Opstellingen:
De Graafschap: Waterman; Nalbantoglu, Saeijs, Buijs, Fränkel; Meijer, Jungschläger; Hersi (69’ De Ridder), Rose (90’ Kujala), Bargas; Poepon.
Feyenoord: Van Dijk; Leerdam, De Vrij, Bahia, De Cler; Mokotjo, Brins, Fer;, Schaken (73’ Cabral), Castaignos (69’ Smolov) en Wijnaldum.
マリオ・ベーン
「試合終了までに私から見て100%のチャンスがあったが決められなかった。それにデ・フラーフスハップのセットプレーが危険なのは十分分かっていたのに、簡単にFKを与えていた。この試合から学ばなければならない」
「HTにはサイドから違いを作っていかなければならないと強調した。それでチャンスは作れていたのだから、後は決めなければならない」
「フェイエノールトの監督の口からこんなことを言うのは変に思われるかもしれないが、私は1pt取れて喜んでいるよ。それは間違いなく本当。フットボールはもっと良くしなければならないが、今日はファイトしようとするチームが見れたのが嬉しい。それが我々の試合前の約束だったからね」
「先制を許した後に、みんな我々が得点できるか疑いながら見ていただろうが、実際我々は立ち直りを見せて試合は4-4になってもおかしくないくらいのクレイジーなゲームだった。それはこの試合のまだプラスポイント。我々はかなりの数のチャンスを作ったんだ」
「来週はフットボールを良くするために有効に使わなければならない。次はトゥエンテ戦だ」
ルイジ・ブラインス
「僕らは勝たなければならなかった。1ptでは前進したとは言えない。チャンスは作っているけれど決められないから難しい話になる。今日だけの事じゃない」
「トゥエンテ、PSV相手でも僕らは勝つつもりで行く。特にホームではいつも勝つつもりでやらないと。とにかく得点を決めることだ。それさえできれば話は分かりやすくなる」
ティム・デ・クレル
「我々はここ数年トゥエンテ相手に悪くはない戦いをしている。トゥエンテ相手に良い結果を出せれば大きな自信になるだろう。それがターニングポイントになるかもしれない」
「まだレヒターライチェだけれど、唯一ポジティブなのはデ・フラーフスハップが我々より上でないこと。それを確かめなければならない事が悲しいけれどね」
ロブ・ファン・ダイク
「先週NEC戦から戻った時は頭を下げていたが、若い選手たちは立ち直りを見せてくれた。それは賞賛に値する。ここで負けていれば深い沼にはまるところだった」
「プレッシャーもフットボールの一部。若い選手でもそれとつきあうことを学ばないと。我々には5位から10位以内でシーズンを終えるクオリティが十分あると私は言い続けているんだ」
前半最後の15分ほどはなかなか良いフットボールをしていたので、あの時間帯に一気に勝ち越しておきたかったですね~。というかそもそもファールを取らなかったブラームハールのせいで・・・。
中盤ではフェルとモコチョが積極的に前に前に出て、ワィナルドゥムとスハーケンもサイドに開くだけでなくカスタイニョスと絡もうとしていたのが今日は印象的でした。特にモコチョのダイナミックさは買いですね。ワィナルドゥムも良いプレーをしていたし、カスタイニョスも確実にチャンスの場面でフィニッシュに絡んでいるので、それを決めたい・・・。
守備面ではフラールのいない今はちょっと目をつむりたい感もあるものの、レールダムがヘルシを全く抑えられなかったことでかなり苦しみました。中盤から上がってくるロゼらにマークが付いていないのはなんとかならないのかと。
3ptは挙げられなかったものの、とりあえずの連敗ストップでほっと一息。代表戦で2週間飽くのでヨングやO/19で活躍して自信付けて戻って来てくれると良いのですが。次節からトゥエンテ、PSVと連戦です。せめてデ・カイプでのトゥエンテ戦で勝ち点が欲しい・・・。