CLの舞台に戻ったアヤックスだが90分間レアル・マドリーの嵐に晒され、ノーチャンスで2-0と敗れた。レアル・マドリーの度重なるシュートミスと、毎週エールディヴィジで見せているようなステケレンブルフのパフォーマンスがなければもっと点差はついていただろう。
Opstelling FC Suarez: Stekelenburg; Van der Wiel, Alderweireld, Ooijer, Anita; De Zeeuw, De Jong, Enoh, Sulejmani; El Hamdaoui en Emanuelson.
4-4-2かと思われたがエル・ハムダウイの1トップで、中盤シーム・デ・ヨングがやや高い位置に。左サイドはスレイマニかエマヌエルソンがいるものの、デ・ゼーウはほとんど右サイドに出ることはなく、レアル・マドリーはマルセロが自由に前線まで出てきてプレー。
ほとんどレアル・マドリーが一方的にシュート練習を続ける中、ボールを持ってもサイドに人がいないために組み立てができず、ボールを奪ってもほとんど前に人がおらずまともにカウンターもかけられない。それでも左サイドのスレイマニのスピードが微かな可能性を感じさせるもチャンスには至らず、エル・ハムダウイの左足シュートは角度が無く、エマヌエルソンのミドルも枠外と前半シュート2本。
ステケレンブルフの安定感と決定機をまったく活かせないレアル・マドリーに助けられるアヤックス。ステケレンブルフがエリア内でディマリアの足に手をかけて倒すも真後ろから見ていた主審はスルー。CKからアニタのOGでやっとレアル・マドリーが先制したが前半はこの1点のみ。
後半途中に出来の悪いデ・ゼーウを下げてタイニオを投入。
エジルの強烈なニアサイドからのシュートをステケレンブルフが弾くもそのこぼれ球を逆サイドに送るとイグアインがごっつぁんでようやく2点目。
エマヌエルソンのミドルがバー直撃。リバウンドをスレイマニが狙うもカシージャスが素早く立ち上がって右手で神セーブ。
マールテン・ステケレンブルフ
「難し試合になるのは分かっていた。驚かせたかったが何もできなかった。2-0ですんで喜んでいる」
「ボールを失うとレアルは非常に危険な相手。あれだけチャンスを与えたのだから、このスコアに不満は言えない」
マルティン・ヨル
「大人と子供の試合だった。マールテン・ステケレンブルフがセーブをしてくれて幸運にも2-0で済んだ」
「あらゆる点で我々が劣っていた。1-0になった時に何かできるかと思ったが、何もできなかった。クリスティアーノ・ロナウドが良いシュートを打っていれば3点は決めていただろう。退屈で難しい夜だった。ACミラン戦に向けてこの試合から学ばなければならないだろう」
デミー・デ・ゼーウ
「自分の無力さを感じた。相手が遙かに上だった。みんな相手をリスペクトしすぎて、大きなプレッシャーに晒されてしまった」
「レアルは素晴らしかったが、我々も本当に酷かった。我々はまだ欧州のトップレベルから大きく離れていると言われてもしょうがない。それが違うことを証明できるかどうかは我々次第」
ジョゼ・モウリーニョ
「いや、子供と子供の試合だった。幸運にもうちの子供たちにはシャビ・アロンソという父親がいて勝てた」
「7-0にできただろう。だがグループステージでゴール数はそんなに重要ではない」
「ステケレンブルフは最高のGKでないかもしれないが、彼は非常に優秀なGKだ」
レアル・マドリーのシュートが下手すぎ。