ボンズコーチ ファン・マルワイクは10日から行われるオランイェのトレーニングメンバーからあえてファン・ニステルローイの名前を外し、11日に30人のセレクションを発表する際まで彼の名前を挙げることを避けた。
もちろん30人メンバーから最終的な23人へ漏れる可能性はあり、今回はあくまで、オランイェの前線を引っ張ってきたスピッツに対して「トレーニングメンバー」から30人枠へ外される、というケースが起きることがないように配慮してのことだろう。逆に言えば、彼の南アフリカ行きはそれだけギリギリのラインにあるということだ。
しかしファン・ニステルローイがクラブで出場できるチャンスがある試合は今週末の独ブンデスリーガ最終節、ヴェルダー・ブレーメン-HSV戦のみ。たとえ途中出場でゴールを上げてもベルタスを納得させられるとは限らず、スタメン出場した上でコンディションが完全にフィットした状態にあるところをしっかりと見せたいところだろう。
もう一人のスピッツ候補アーセナルのファン・ペルシは長期離脱から復帰後にしっかりと結果を出しており、今後も調子は上がっていくだろう。
ベルタスがあくまでスタメンで出られるコンディションを要求するか、後半からの途中出場でのジョーカーの役割としてでも連れて行くのか、結果はとりあえずではあるが1週間後に明らかになる。